農林水産省賞典 小倉記念(GⅢ)/小倉/ハンデ/2000m(右・芝)
![小倉記念・回顧録](https://www.keibariron.com/zwp/wp-content/uploads/2015/08/018c963abb4abf53ed7366d0de9516c2.jpg)
第51回小倉記念は、アズマシャトルが制し、人馬ともに重賞初制覇となった。
競馬理論の競馬予想では、次走以降で重賞好走馬が続出の鳴尾記念の内容を評価し、6番人気のアズマシャトルを本命に予想した。
レースでは、アズマシャトルは、中団よりやや後方を追走し、3コーナー過ぎから徐々に進出した。
そして、アズマシャトルは、4コーナーで一旦置かれたが、直線に向くと1頭だけ違う脚で差し切り、第51回小倉記念を制覇した。
アズマシャトルの第51回小倉記念の勝利という結果は、混戦の2着争いを尻目に1馬身以上の差をつけており、力の違いを見せつけた。
よって、今後の重賞戦線においても、アズマシャトルに第51回小倉記念組で最も高い評価を与えて当然である。
一方、第51回小倉記念では、唯一の3歳馬ベルーフが2着に入った。
競馬理論の競馬予想では、今年の3歳世代のレベルの高さを考慮し、ベルーフにも高い評価を与えていた。
レースでは、ベルーフは、アズマシャトルの内目を追走し、3コーナー過ぎからアズマシャトルと並びながら上位に進出し、一旦はアズマシャトルを置き去りにしたものの、直線で一気に差されてしまい、2着止まりであった。
ベルーフの第51回小倉記念の2着という結果は、アズマシャトルにこそ力負けであったものの、3歳世代のレベルの高さを改めて示した。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想においては、ベルーフは一線級相手では苦しいが、メンバー次第では注意が必要と判断すべきである。
一方、第51回小倉記念では、3番人気のウインプリメーラが3着に粘り込んだ。
ウインプリメーラは、好位のインを追走し、直線で早めに先頭に立ったが、ゴール寸前で差し込まれてしまい、3着に敗れてしまった。
ウインプリメーラの第51回小倉記念の3着という結果は、ロスのない競馬によるものでもあるが、差しが届きやすいハイペースの展開を早め先頭で粘り込んでのものであり、レース内容としてもそれなりの評価に値する。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想においては、先行力を生かせる展開や馬場になるようであれば、ウインプリメーラに高い評価を与えるべきである。
以上のように、第51回小倉記念は、アズマシャトルの強さだけが目立つ一戦となった。
競馬理論のファンの方は、アズマシャトルの今後の走りに大いに期待して頂きたい。
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