小倉記念(G3)/小倉競馬場/芝2000m/右/条件:サラブレッド系3歳以上/賞金:4000万円

今週は、フルゲート18頭に対して13頭の出走登録馬にとどまった小倉記念(2018年)の予想について解説する。
小倉記念は、サマー2000シリーズの第3戦である。
小倉記念では、重賞連勝中のメールドグラースが人気を集めそうだが、ハンデ戦の重賞ということもあり混戦が予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、小倉記念の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
鳴尾記念組
1着のメールドグラースが出走登録している。
メールドグラース
鳴尾記念の勝利という結果は、開幕週の前残りの馬場を差し切る着差以上に強い内容であった。 また、メールドグラースは、次走以降に好走馬が続出しているレベルの高い新潟記念をも制している。
よって、小倉記念の予想では、 人気であってもメールドグラースに高い評価を与えて当然である。
目黒記念組
2着のアイスバブルが出走を予定している。
アイスバブル
目黒記念の2着という結果は、イン有利の馬場で外を回って追い込んでのものであり、レース内容としての価値も高い。
よって、小倉記念の予想では、アイスバブルにも高い評価を与えるべきである。
宝塚記念組
6着のノーブルマーズが出走登録している。
ノーブルマーズ
宝塚記念の6着という結果は、一線級相手でメンバーが強すぎた割にはそれなりに走っている。
なお、ノーブルマーズは、いつも強いメンバーと対戦しており、夏場のG3ならば実績的にも上である。
よって、小倉記念の予想では、ノーブルマーズにも押さえ程度の評価は与えるべきである。
七夕賞組
5着のアウトライアーズ(野中)・6着のタニノフランケル(福永祐一)・ 7着のクリノヤマトノオー(和田竜二)・12着のカフェブリック(蛯名正義)・ 16着のストロングタイタン(戸崎圭太) の合計5頭が出走登録している。
アウトライアーズ
七夕賞の5着という結果は、ハイペースの前崩れの展開に恵まれたものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。
よって、小倉記念の予想では、アウトライアーズに高い評価は不要である。
タニノフランケル
七夕賞の6着という結果は、激しい先行争いに巻き込まれた割にはよく頑張っている。
よって、小倉記念の予想では、楽に先行できるようであれば、タニノフランケルの粘り込みにも注意を払うべきである。
クリノヤマトノオー
七夕賞の7着という結果は、馬場の悪い内目に入ったこともあるが伸びきれなかった。
よって、小倉記念の予想では、クリノヤマトノオーが好走するためには好位のインを追走するなど展開の助けが必要と判断すべきである。
カフェブリック・ストロングタイタン
七夕賞のレース内容は見どころがなかった。 よって、小倉記念の予想では、カフェブリック及びストロングタイタンに高い評価は不要である。
垂水ステークス組
1着のアイスストームが出走を予定している。
アイスストーム
垂水ステークスの勝利という結果は、ハイペースの前崩れの展開に恵まれたことは確かだが、2着に1馬身以上の差をつけたことは立派である。
よって、小倉記念の予想では、上がり馬で能力的に底を見せていないアイスストームにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
巴賞組
3着のカデナが出走登録している。
カデナ
巴賞の3着という結果は、前崩れの展開に恵まれたものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。 よって、小倉記念の予想では、カデナに高い評価は不要である。
米子ステークス組
3着のシャイニービームが出走を予定している。
シャイニービーム
米子ステークスの3着という結果は、スローペースの前残りの展開に恵まれたものである。
よって、小倉記念の予想では、シャイニービームが好走するためには再度スローで先行するなど展開の助けが必要と判断すべきである。
以上、小倉記念に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、 小倉記念(2019年)の最終的な予想を決断する。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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