【 金鯱賞2021予想】 会員様の質問にマスターが答えます！

基本的には、内外有利不利はないのですが、若干内側有利かなという印象です。意外とペースが落ち着くことが多くて、前残りとか先行有利になることが多いです。今回も少頭数で先行馬もそんなに多くないので、どちらかと言うと前残りに注意したほうがいいと思います。

今年は変則開催で、1月に中京をやることがなかないので、過去の傾向とかで馬券を買っている人にとっては難しかったのかなという感じはしました。僕の場合は関係なく、いつも通り普通に能力比較や馬場読み、展開で予想しているので、いつもと変わらずに予想していた、というだけです。1月の京都はいつも先行有利の前残りの競馬になることが多くて、それで穴になることが多いです。前回の中京も割と先行馬が有利だったので、あんまり傾向は変わらないのかなと思ったんですが、例年の1月の中京と傾向が違うから、自分の馬券スタイルが崩れてします人にとっては難しい開催だったのかなと思います。

デアリングタクトは、三冠馬であれだけ強い競馬をした割には、もうちょっと走るかなと思っていたんですが、結果アーモンドアイに離されてしまいました。今年の4歳世代が牡馬牝馬ともレベルがちょっと低いこともありますが、コントレイルに迫っていますし、そういう意味では強かったかなと。展開的には馬混みの中から一旦外に出しましたが、閉じ込められて段々内に切り込んで行っての3着で、もう少しスムーズな競馬だったら、コントレイルと際どかったかなという感じがします。一方、グローリーウェイズは外枠から内に入るのに確かに脚は使っていましたが、実はこの日の東京の最終日は、他のレースを見ていただくと分かるのですが、外を回った馬が壊滅している日でした。みんな内が荒れていて開けて走っていたのですが、実は内を走った馬が上位に来ていたのです。なので、グローリーウェイズは内に潜り込んで、直線上手くロスなく乗ったのは、逆に展開に恵まれていたということです。しかもキセキが大逃げをうってくれたおかげで、離れた2番手で単騎逃げみたいな状態でした。気分よく走れたという意味でも、やっぱりデアリングタクトのほうが内容的には圧倒的に上だったと思っています。

キセキはスタート次第になると思うので、ちょっとどうなるか分からないです。確かに、中山の開幕週は、一時期の凄く上手いM.デムーロ騎手だった感じはありました。ただ、キセキの出遅れ癖と、M.デムーロ騎手もスタートがあまり上手くない騎手なので、逃げた方がチャンスはあると思いますが、M.デムーロ騎手だから後方からの競馬になるんじゃないかなとも思っています。出遅れても多少無理しても逃げてほしいなとは思います。

アメリカジョッキーCは確かに馬場が悪すぎたので、度外視していいかなという感じはします。ただ、同じ4歳世代のバビットが中山記念で大惨敗していたり、他の4歳馬も古馬相手には通用していない状況を見ると、やはり4歳世代は弱いと言わざるを得ないところがあります。セントライト記念は外不利な馬場で、サトノフラッグは捲っての2着で強かったのですが、やはりメンバー弱かったのではないかと思います。巻き返す可能性もありますが、4歳馬のレベルを考えると、人気だったら少し疑った方がいいと思います。

白富士ステークスはオープン特別だけあって、サンレイポケットが出遅れてあそこまで追い込めるくらいなので、やはりレベルが低かったのは確かだと思います。3頭の比較で言うと、59キロと言えどもギベオンは、スローのインを走っての敗戦なので、ギベオンではないなという感じがします。ポタジェは、僅差で勝ちましたが、道中かなり厳しい位置で揉まれながら走って、直線もかなり狭いところを割ってきたので、能力的にも底を見せていないポタジェが先にくる可能性が若干高いかなと思っています。サンレイポケットに関しては追い込み一手なので、スローで少頭数になった時にどこまで追い込めるのか馬場次第かなと思います。白富士ステークス組はそもそもレベルが低い、という前提で、その中だと多少ポタジェかなと思います。

この質問の通り、ブラヴァスはかなり外を回っていたので、力を付けているな、という感じはします。レイパパレがどれくらい強いかって言うのは、これからの競馬次第ですが、相手上位がヒンドゥタイムズとレイパパレと考えると、ブラヴァスもそれなりに注目したほうがいいのかなと思います。ただ、ジャパンカップ組のレベルが高いので、あの2頭にどこまで迫れるかっていうのはやはり試金石の1戦だと思いますが、非常に力を付けて来ているのは確かだと思います。