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2023/03/07 2023/03/10

【 金鯱賞2023予想】 大阪杯への優先出走権を獲得するのはどの馬か?

出走日:2023年03月12日(日)
金鯱賞(GⅡ)/中京/別定/1000m(左・芝)

 

今週は、フルゲート18頭に対して13頭の出走登録馬にとどまった金鯱賞(2022年)の予想について解説する。

 

金鯱賞は、大阪杯を目指す馬が出走する注目の一戦だが、今年は少しメンバーが小粒なこともあり、波乱もありうる。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、金鯱賞の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

中日新聞杯組

4着のプログノーシス(川田将雅)が出走登録している。

 

プログノーシス

中日新聞杯の4着という結果は、スローペース且つイン有利な馬場で脚を余して届かなかっただけであり、0秒1差の着差を考えると負けて強しの内容であった。

 

なお、プログノーシスは、カシオペアステークスでも、上がり33秒1の脚を使ったが、逃げたアドマイヤビルゴを捕らえきれなかった。

 

また、プログノーシスは、レベルの高い毎日杯でシャフリヤール・グレートマジシャンに続く3着と重量級の能力を元から示していた。

 

よって、金鯱賞の予想においては、能力的には最上位のプログノーシスにかなり高い評価を与えるべきだが、追い込み一手の脚質を考えると取りこぼしもあり得ると判断すべきである。

 

愛知杯組

3着のマリアエレーナ(松山弘平)が出走を予定している。

 

マリアエレーナ

愛知杯の3着という結果は、好位のイン追走からジリジリとしか伸びなかったが、牝馬でトップハンデの56.5キロを考慮すると、悪くはない。

 

またマリアエレーナは、天皇賞こそスタート後に内に押し込められた上にメンバーが強すぎたため、7着に敗れてしまったが、小倉記念を5馬身差で圧勝した実績がある。

 

よって、金鯱賞の予想においては、器用な先行力で開幕週の馬場を生かせるようであれば、マリアエレーナが好走する可能性は高いと判断すべきである。

 

白富士ステークス組

3着のヤマニンサルバム(浜中俊)が出走登録している。

 

ヤマニンサルバム

白富士ステークスの3着という結果は、直線で前が詰まりながらもドーブネに迫っており、スムーズならば2着に上がっていたはずである。

 

また、ヤマニンサルバムは、13戦中12回馬券圏内に走っており、崩れない。

 

よって、金鯱賞の予想においては、急激なメンバー強化ではあるが、ヤマニンサルバムにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

関門橋ステークス組

1着のディープモンスター(団野)が出走を予定している。

 

ディープモンスター

関門橋ステークスの勝利という結果は、外枠からうまく内に潜り込めたことはあるが、2着に1馬身半の差をつけており、力の違いを見せつけた。

 

なお、ディープモンスターは、菊花賞5着などG1でも好走歴がある実力馬である。

 

よって、金鯱賞の予想においては、ディープモンスターにも高い評価を与えるべきである。

 

有馬記念組

12着のポタジェ(磐田望)が出走登録している。

 

ポタジェ

有馬記念の12着という結果は、勝ち馬から2秒以上離されており、力負けであった。

 

ただし、ポタジェは、イン有利の馬場でロスのない競馬に恵まれたとはいえども、去年の大阪杯馬であり、実績的には上である。

 

よって、金鯱賞の予想においては、内枠を引いてロスのない競馬ができそうな場合には、ポタジェの巻き返しにも注意を払うべきである。

 

中山金杯組

3着のフェーングロッテン(松若風馬)・4着のアラタ(横山典弘)が出走を予定している。

 

フェーングロッテン

中山金杯の3着という結果は、スローペースの単騎逃げの展開に恵まれながらも、上位2頭に差し込まれてしまった。

 

なお、フェーングロッテンは、ラジオNIKKEI賞を制しているが、イン有利の馬場で好位のインを追走する展開に恵まれたものである。

 

よって、金鯱賞の予想においては、フェーングロッテンが好走するためにはイン有利の馬場で楽に先行するなど展開の助けが必要と判断すべきである。

 

アラタ

中山金杯の4着という結果は、終始外を回らさられながらも直線で外からいい脚を使って、勝ち馬と同タイムまで迫っており、レース内容としては悪くない。

 

なお、アラタは、重賞でこそ勝ちきれていないが、掲示板内を繰り返しており、能力的には大きな差がない。

 

よって、金鯱賞の予想においては、アラタが勝ち切るためには展開などの助けが必要だが、それなりの高い評価は与えるべきである。

 

日経新春杯組

6着のハヤヤッコ(幸英明)が出走登録している。

 

ハヤヤッコ

日経新春杯の6着という結果は、好位から流れ込んだだけだが、58.5キロのハンデを考慮すると、それなりには走った。

 

なお、ハヤヤッコは、道悪の函館記念を制しているように、力のいる馬場が得意である。

 

よって、金鯱賞の予想においては、道悪になるようであれば、ハヤヤッコの評価を上げるべきである。

 

以上、金鯱賞に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、ハンデ、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、金鯱賞(2023年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

2022

1

3

ジャックドール

4

1

藤岡祐

2

10

レイパパレ

5

2

川田将

3

6

アカイイト

5

5

幸英明

2021

1

5

ギベオン

6

10

西村淳

2

1

デアリングタクト

4

1

松山弘

3

10

ポタジェ

4

6

北村友

2020

1

6

サートゥルナーリア

4

1

ルメ

2

8

サトノソルタス

5

8

藤岡康

3

4

ダイワキャグニー

6

6

内田博

2019

1

1

ダノンプレミアム

4

2

川田将

2

11

リスグラシュー

5

5

シュ

3

8

エアウィンザー

5

1

武豊

2018

1

9

スワーヴリチャード

4

1

デム

2

4

サトノノブレス

8

8

幸英明

3

5

サトノダイヤモンド

5

2

ルメ

2017

1

6

ヤマカツエース

5

1

池添謙

2

15

ロードヴァンドール

4

7

太宰啓

3

8

スズカデヴィアス

6

13

藤岡佑

2016

1

13

ヤマカツエース

4

4

池添謙

2

3

パドルウィール

5

9

松山弘

3

5

シュンドルボン

5

6

丸田恭

2015

1

10

ミトラ

7

5

柴山雄

2

1

ディサイファ

6

1

四位洋

3

2

サトノノブレス

5

4

和田竜

2014

1

4

ラストインパクト

4

1

川田将

2

12

サトノノブレス

4

4

池添謙

3

5

エアソミュール

5

2

武豊

2013

1

11

カレンミロティック

5

3

池添謙

2

13

ラブリーデイ

3

6

蛯名正

3

4

ウインバリアシオン

5

8

藤岡康

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

プログノーシス

5

中日新聞杯(G3)4

フェーングロッテン

4

中山金杯(G3)3 

マリアエレーナ

5

愛知杯(G3)3

アラタ 

6

中山金杯(G3)4 

ヤマニンサルバム

4

白富士S(L)3

ハヤヤッコ

7

日経新春杯(G2)6

ディープモンスター

5

関門橋S(OP)1

グランオフィシエ

5

迎春S(3勝クラス)1

ポタジェ 

6

有馬記念(G1)12

ワンダフルタウン

5

中山金杯(G3)16 

 

マスターと椎名友希が『金鯱賞』の質問に答えます

Q1:中京芝2,000mの特徴

金鯱賞はシンガリ人気のギベオンが勝って大波乱となった2021年が印象的ですが、この時は道悪で特殊な条件だったと思います。中京芝2,000mはペースが落ち着きやすいと言われているみたいですが、ハイペースにはなりにくいコースなのでしょうか?

Q2:プログノーシスの評価

中日新聞杯(G3)で1番人気4着のプログノーシスですが、出遅れて後方からの競馬で追い込みましたが届きませんでした。出遅れ癖があるので軸にするのは怖いなと思います。マスターは出遅れ癖がある馬でも軸にしたりしますか?また、ハヤヤッコは内をロスなく乗って12番人気5着、プログノーシスとは同タイムです。今回も内枠を引いたら抑えたほうがいい1頭でしょうか?

Q3:マリアエレーナの評価

愛知杯(G3)から2番人気3着のマリアエレーナが出走予定です。2枠2番で内を追走していましたがアートハウスに負けました。トップハンデかつ重馬場が響いたのか、力負けか、マスターはどう思いましたか?また、このレースで勝ったアートハウスの評価はマスターの中で上がったか、変わらないかも教えてほしいです。

Q4:ヤマニンサルバムの評価

白富士S(L)で3番人気3着のヤマニンサルバムについて。内枠で内の好位を追走していたと思いますが、直線は少しスムーズでなかったように見えました。ドーブネが逃げて2着、サリエラが差し切り勝ちをおさめたレースですが、マスターの評価を教えてください。

Q5:ディープモンスターの評価

関門橋S(OP)勝ち馬のディープモンスターについての評価を教えてください。レッドベルオーブが離し逃げをして、ディープモンスターは馬群から直線内を突いて快勝でした。今回のメンバーではどうでしょうか?また、レッドベルオーブは近走大逃げをうって自滅パターンが多いですが、いよいよ距離短縮するみたいです(次走は1200m予定)。距離短縮なら買いの1頭でしょうか?

Q6:中山金杯組の評価

中山金杯(G3)から、2番人気3着のフェーングロッテン、5番人気4着のアラタ、11番人気16着ワンダフルタウンが出走予定です。フェーングロッテンは逃げて粘り、アラタは中団の外目から伸び、ワンダフルタウンは後方からの競馬でした。勝ち馬のラーグルフはこの後中山記念で2着と好走しましたが、マスターのツイッターでは内で有力馬がごちゃついたから恵まれた、と言っていたと思います(自分は外枠だし厳しいと思ってました)。ラーグルフが好走したからといって中山金杯組の評価をあげないほうがいいのでしょうか?

Q7:ポタジェの評価

有馬記念(G1)で12番人気12着のポタジェについて。大阪杯を勝ってからは夏にダメージがあったとか(騎手のコメントより)で、成績が良くありません。大阪杯のように好位で走れていないような気もします。一昨年の金鯱賞は3着、昨年は4着でした。今回巻き返しの可能性はあるでしょうか?

Q8:パンサラッサの偉業

パンサラッサがサウジCで6番人気ながら勝ちました!椎名さんおめでとうございます。しかもバスラットレオンもスプリント戦で4番人気で勝って、矢作調教師って凄いなと改めて思いました。椎名さんはパンサラッサの今後はダートがいいですか、芝がいいですか?

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次回当選: 5/11 (土)AM11:00
この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

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