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2020/10/20

【 菊花賞2020予想】 過去データに関する質問にマスターが答えます!

出走日:2020年10月25日(日)
菊花賞(GⅠ)/東京/馬齢/3000m(右・芝)

京都芝3,000mの特徴からみる菊花賞 2020

 

会員様

京都芝3,000mの特徴について教えてください。

 

マスター

京都の芝3,000mはかなり特殊なコースで、菊花賞と、1月の初めに行われる万葉ステークスの2つしかありません。長距離なのでやはりスタミナが要求されますが、今の長距離競馬は中々ペースが上がらず、スローペースになりやすいです。ただ、今年の場合は開幕週から京都競馬は差しも届いているので、傾向が変わる可能性があります。

 

枠順別成績からみる菊花賞 2020

 

会員様

以下、枠順別成績です。菊花賞の過去20年のデータを見ると1枠の成績がいいのですが、京都芝3,000mの過去5年のデータを見ると1枠は馬券内にきていません。こうした場合、最近の傾向を重視した方がいいのでしょうか?

菊花賞の枠順別成績(過去20年) 京都芝3,000mの枠順別成績(過去5年)
枠順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 4-2-3-30 10.3% 15.4% 23.1% 0-0-0-15/15 0.0% 0.0% 0.0%
2枠 4-3-2-31 10.0% 17.5% 22.5% 3-2-2-9/16 18.8% 31.3% 43.8%
3枠 2-2-2-34 5.0% 10.0% 15.0% 1-1-1-13/16 6.3% 12.5% 18.8%
4枠 2-1-1-36 5.0% 7.5% 10.0% 0-0-2-14/16 0.0% 0.0% 12.5%
5枠 1-2-3-34 2.5% 7.5% 15.0% 0-1-0-16/17 0.0% 5.9% 5.9%
6枠 1-4-2-33 2.5% 12.5% 17.5% 3-4-0-11/18 16.7% 38.9% 38.9%
7枠 4-5-5-44 6.9% 15.5% 24.1% 2-2-4-15/23 8.7% 17.4% 34.8%
8枠 2-1-2-53 3.4% 5.2% 8.6% 1-0-1-23/25 4.0% 4.0% 8.0%

 

マスター

菊花賞に限らないのですが、競馬というのは大体内枠が有利な傾向が強いです。中山のダート1,200mのように、芝を走る距離が長いから外枠が有利、など特殊な条件以外はインコースが有利になりやすいです。菊花賞は長距離で、コーナーも6回ありますので、外を回れば回るほど距離損があるので、内枠が有利になりやすいというのが、この菊花賞過去20年のデータなのかなと思います。一方、京都芝3,000mの枠順別成績過去5年では内枠が来ていないという話ですが、万葉ステークスは非常に頭数が少ないレースなんですね。いつも8頭とか、それくらい少ないので、枠順があまり関係がなくなる、ということもあります。京都芝3,000mの枠順別成績過去5年だと、菊花賞と万葉ステークス合わせて10分レースだけのデータなので、たまたま1枠が来なかっただけ、ということだと思います。

 

脚質別成績からみる菊花賞 2020

 

会員様

以下、脚質別成績です。菊花賞の過去20年のデータを見ても、京都芝3,000mの過去3年のデータを見ても、追い込み馬は勝てていません。後ろから行く馬は厳しいでしょうか?また逃げ先行馬の成績も極端です。どちらを重視すればいいでしょうか?

菊花賞の脚質別成績(過去20年) 京都芝3,000mの脚質別成績(過去5年)
枠順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0-1-2-23 0.0% 3.8% 11.5% 2-0-0-5 28.6% 28.6% 28.6%
先行 11-6-9-50 14.5% 22.4% 34.2% 1-3-4-15 4.3% 13.0% 34.8%
差し 9-11-8-130 5.7% 12.7% 17.7% 3-2-2-22 10.3% 6.9% 24.1%
追込 0-2-1-92 0.0% 2.1% 3.2% 0-1-0-23 0.0% 4.3% 4.2%

 

マスター

基本的に競馬は、追い込みが有利になることは少なく、追い込み馬が活躍したレースは実はあまりないのですが、やはり菊花賞の場合は長距離戦で、今の近代競馬では殆どのレースがスローになりやすく、スローになると後ろから行く馬は中々届かなくて逃げ先行馬が残る可能性が高いのかなと思います。菊花賞では逃げ馬があまり勝っていないというのは、今年なんかもコントレイルがいるように、圧倒的に能力が抜けた馬がいると、力が足りない馬が逃げたくらいでは勝てない、というのがこの菊花賞の成績なのかなと思います。一方、京都芝3,000mの脚質別成績だと逃げ馬が活躍しているということですが、先ほどもお話した万葉ステークスというのは、1月の極端に前が止まらない京都で少頭数かつ3,000mで超スローになるので、逃げ馬が活躍しているのだと思います。私自身はこうした過去データをあまり見ませんが、出走メンバーや馬場や頭数などで、好走する脚質は変わってくるということをまずは頭に入れてほしいと思います。

 

ステップレース組別成績(過去10年) 2020

 

会員様

神戸新聞杯組は【8-6-4-46】に対しセントライト記念組は【1-3-1-47】1~3着馬でも【1-2-1-20】です。条件級勝ち組は【0-0-5-48】と3着には健闘しています。2着までは神戸新聞杯組を重視した方がいいのでしょうか?また、コントレイルを除いて、今年もセントライト記念より神戸新聞杯の方がレースのレベルが高かったと思いますか?

 

マスター

秋華賞の時に、関東馬と関西馬だと関西馬がよく来る、という話と同じで、菊花賞のステップレースとして、関西の有力馬、ダービー馬皐月賞馬がステップレースに選びやすいのが神戸新聞杯なんですね。関西のレベルの高い、実績のある馬が神戸新聞杯を使うということもあって、神戸新聞杯組の方が本番に直結しやすいというだけだと思います。セントライト記念組は、関東馬の有力馬が使うことが多いので、今の競馬の西高東低という状況から、どちらかというと神戸新聞杯組が有利になっていると。条件級に関しては、今の競馬は競馬の仕上がりが早くなってきていることもあって、夏の上がり馬が急に台頭して菊花賞に上位に来るということが中々なくて、1、2着にはちょっと厳しいけどスタミナがある馬が3着には来ることがある、というのが条件級が3着に5回来ている、という成績なのかと。当然ね、今年の場合は神戸新聞杯勝馬のコントレイルが断然人気になるわけですが、コントレイルが別格で強くて、他のレベルはどうかな?というところもあるので、今年はもしかすると条件級から好走する馬が出てくる可能性はあると思います。コントレイル以外に関しては正直、どんぐりの背比べといったところですね。

 

神戸新聞杯着外組VS前走で好走した馬からみる菊花賞 2020

 

会員様

過去10年で、神戸新聞杯4着以下の成績は【0.0.2.37】です。逆に、菊花賞1~2着馬の20頭の前走着順は【6-8-5-1】です。神戸新聞杯組の4着以下の馬の 巻き返しは難しく、単純に前走で好走した馬を重視した方がいいのでしょうか?

 

マスター

これは当たり前の話で、菊花賞っていうG1の大舞台があって、神戸新聞杯のステップレースで通用していない馬が好走することが殆どないってことは当然です。セントライト記念組や別路線から強い馬が集まって更にメンバーが上がるのに、神戸新聞杯で通用していない馬が菊花賞で激変するということは考えにくいので、実力馬は当然前哨戦でもいい走りをしている、ということを表しただけのデータだと思います。

 

今年のペースはどうなる?菊花賞 2020

 

会員様

今年の菊花賞の出走メンバーでは、バビットとアンティシペイトが逃げたいと思いますが、競り合ってハイペースになることはありそうですか?

 

マスター

競馬なのでやってみないと分かりませんが、アンティシペイトに関しては絶対に逃げたいっていうタイプではありません。なので、アンティシペイトがすんなり控えて、バビットはすごい早い、テンが早いスピードがある逃げ馬でもないので、バビットのスローの単騎逃げになる可能性が高いのかなと思っています。ただ、枠順で、アンティシペイトが内側をひいてが内でバビットが外だった場合、バビットがかわして先頭にたつまでに競ったりすると、少しペースが上がる可能性はありますが、今の枠順発表前の感覚だと、そんなに競らない可能性のほうが高いのではないかと思ってます。

 

コントレイルはどのくらい強い?菊花賞 2020

 

会員様

コントレイルはディープインパクト産駒の最高傑作と言われています。古馬とはまだ対戦していませんが、来年には現役最強馬になる可能性は高いでしょうか?

 

マスター

今までのレース内容を見ると、ちょっと次元が違う勝ちっぷりなので、現3歳世代の中では力が抜けていることは確かです。ただ、毎日王冠でサリオスが楽勝したものの、サリオス以外の馬が古馬の重賞で殆ど活躍していないという問題があって、もしかするとコントレイルは3歳世代のレベルが低い中の王様かもしれず、古馬と対戦した時にどこまで通用するかっていうのは、やってみないと分からないところがあると思います。今のところ、古馬相手でも通用するだろうという感覚はあるのですが、今までやってきた強い競馬が出来るかという意味では、ちょっとまだ分からないというところです。

 

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

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