菊花賞(GⅠ)/東京/馬齢/3000m(右・芝)
第73回菊花賞の結果では、断然人気のゴールドシップ(内田博幸)が人気に応えて勝利し、皐月賞に続く2冠目を獲得した。
競馬理論は、日本ダービーで掲示板を確保した中で唯一の出走馬となったゴールドシップを、これまでの対戦メンバー比較から、能力断然のため人気あっても逆らえないと判断し、本命に予想した。
第73回菊花賞の結果のレースでは、ゴールドシップは、最内枠ながらも行き脚がつかず最後方からの競馬となった。
そしてゴールドシップは、2週目の向こう正面から大外を回って徐々にポジションを上げると、4コーナー過ぎでは早くも先頭に立ち、スカイディグニティが外から迫ってくると、もう一伸び見せて第73回菊花賞の結果を制覇した。
第73回菊花賞の結果、ゴールドシップは、外から迫ってきたスカイディグニティを突き放したことからもわかるように、着差以上に余裕のある内容であった。
よって今後のG1戦線の競馬においても、第73回菊花賞の結果のメンバーの中ではゴールドシップに最上位の評価を与えるべきである。
となると、第73回菊花賞の結果の問題はゴールドシップが古馬の一線級相手でも通用するか否かということになるが、外を回って差のない競馬をした日本ダービーの内容から、3歳世代ではトップクラスの実力であること、そして今年の3歳馬のレベルの高さも考慮すると、ゴールドシップが古馬相手のG1戦線でも好走する可能性は高いと、競馬理論では判断している。
一方、第73回菊花賞の結果の2着には、5番人気のスカイディグニティ(メンディバザル)が入った。
競馬理論の予想は、セントライト記念組では最も長距離適性の高いスカイディグニティに外枠ながらも2着候補の評価を与えていた。
第73回菊花賞の結果のレースでは、スカイディグニティは後方からレースを進め、2週目の向こう正面からゴールドシップが外をまくっていくと、馬群をさばきながら徐々に上位に進出した。
そしてスカイディグニティは、直線で先に先頭に立ったゴールドシップの外に持ち出されると、一旦は差し切る勢いの脚を披露したが、内からゴールドシップに差し返されてしまい、2着止まりの結果となった。
スカイディグニティの第73回菊花賞の結果は、ゴールドシップにこそ力負けであったが、長距離適性の高さは示された。
よって今後の長距離重賞戦線の競馬予想においては、スタミナ勝負になりそうなレースであれば、スカイディグニティに高い評価を与えるべきである。
ただしスカイディグニティは、ゴールドシップに力負けであったことからもわかるように、G1級相手で通用するためには更なる成長が必要とも競馬理論では判断している。
一方、第73回菊花賞の結果の3~7着には、道中で12番手より後ろにいたユウキソルジャー(秋山真一郎)、ベールドインパクト(四位洋文)、ラニカイツヨシ(佐藤哲三)、ロードアクレイム(福永祐一)及びダノンジェラード(三浦皇成)が追い込んだ。
ユウキソルジャー、ベールドインパクト、ラニカイツヨシ、ロードアクレイム及びダノンジェラードの第73回菊花賞結果は、ゴールドシップが4コーナーで早めに先頭に立つことによって先行馬を潰す展開に恵まれたものであり、レース内容としては着順程の高い評価は不要である。
よって今後の重賞戦線の予想においては、ユウキソルジャー、ベールドインパクト、ラニカイツヨシ、ロードアクレイム及びダノンジェラードに第73回菊花賞の結果の着順ほどの高い評価は不要である。
ただし、今年の3歳馬はかなりレベルが高いので、ユウキソルジャー、ベールドインパクト、ラニカイツヨシ、ロードアクレイム及びダノンジェラードは、古馬相手でもそれなりの走りをする可能性があることも考慮して予想すべきと、競馬理論では判断している。
以上のように、第73回菊花賞の結果は、ゴールドシップの強さだけが目立つ一戦であった。
競馬理論のファンの方は、ゴールドシップの今後のG1戦線の走りにも大いに期待して頂きたい。
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