産経賞セントウルステークス(GⅡ)/中京/別定/1200m(右・芝)
サマースプリントシリーズの最終戦となった第20回セントウルステークスは、シーイズトウショウ(池添謙一)の快勝で幕を閉じる結果となった。
この結果、シーイズトウショウは、サマースプリントシリーズの初代チャンピオンとなった。競馬理論は、シーイズトウショウの能力の高さを評価しながらも、中京の開幕週の外枠ということもあり、第20回セントウルステークスでは対抗評価にとどめた。開幕週の中京競馬場は、インが断然有利だからである。
しかし、直前の大雨によって、結果として第20回セントウルステークスは外枠が不利でなくなった。そのため、シーイズトウショウは、第20回セントウルステークスにおいて、先行集団の外を追走し、難なく抜け出して勝利を収めるという結果を残すことが出来た。第20回セントウルステークスにおいてシーイズトウショウが2着馬のテイクオーバーターにつけた差は、3馬身と決定的なものであった。
よって、次走のスプリンターズステークスでは、シーイズトウショウが、セントウルステークス組に逆転を許す可能性は極めて低い。
つまり、シーイズトウショウは、スプリンターズステークスの有力候補の一頭であると判断している。第20回セントウルステークスでは、2着には、オーストラリアから参戦したテイクオーバーター(フォード)が粘り込む結果となった。
第20回セントウルステークスにおいて、テイクオーバーターは、逃げたウインレジェント(川田)の直後の2番手からレースを進め、2着に粘り込んだ。第20回セントウルステークスにおいて、テイクオーバーターは、開幕週の中京競馬場のお手本ともいえるレース運びを見せたにも関わらず、シーイズトウショウに3馬身差で敗れる結果となった。
このことから、テイクオーバーターは、次走のスプリンターズステークスでシーイズトウショウと逆転する可能性は極めて低い。
但し、テイクオーバーターは、初の日本の競馬と59キロということを考慮すれば、前進を見込めるのでスプリンターズステークスでも多少は注意を払うべきと競馬理論では判断している。第20回セントウルステークスにおいて、競馬理論の本命馬のマルカキセキ(熊沢)は5着に敗れる結果となった。
マルカキセキは、内枠でスタート後に行き場を失ったこともあり、結果として最後方からの競馬となってしまった。しかしマルカキセキは、直線で猛追し5着に追い上げる結果を見せた。
競馬にタラレバは禁物であるが、熊沢騎手がもう少し上手に乗っていれば、マルカキセキが好勝負していた可能性が高い。
マルカキセキは今回のセントウルステークスで復調気配を見せたので、次走のスプリンターズステークスでも穴候補になり得ると競馬理論では判断している。
第20回セントウルステークスは、シーイズトウショウの独壇場のレースという結果となった。
競馬理論は、シーイズトウショウを、スプリンターズステークスでも重視して予想する予定である。更に、マルカキセキが、穴候補として浮上したことも競馬理論のファンの方は頭に入れておいて欲しい。
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