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2021/09/07 2021/09/10

【 セントウルステークス2021予想】 レシステンシアがG1戦線へ向けて始動

出走日:2021年09月12日(日)
産経賞セントウルステークス(GⅡ)/中京/別定/1200m(右・芝)

今週は、フルゲート18頭に対して18頭ぴったりの出走登録馬があったセントウルステークス(2021年)の予想について解説する。

 

セントウルステークスは、サマースプリントシリーズの最終戦であるとともに、1着馬にスプリンターズステークスの優先出走権が与えられることもあり注目を集める。

 

また、今年は、例年の阪神競馬場ではなく、中京競馬場で行われ、傾向が変わる可能性もあり、混戦模様である。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、セントウルステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

ヴィクトリアマイル組

6着のレシステンシア(ルメール)が出走登録している。

 

レシステンシア

ヴィクトリアマイルの6着という結果は、グランアレグリアには力負けであったが、2着馬とは0秒2差であり、着順ほど内容は悪くない。

 

また、レシステンシアは、初のスプリント戦の高松宮記念で2着に好走しており、スプリント適性の高さを示した。

 

よって、セントウルステークスの予想においては、スピード上位のレシステンシアに本命級のかなり高い評価を与えて当然である。

 

なお、レシステンシアにとって唯一の不安は、控える競馬をして馬群に入ったときに能力を発揮できるかどうかだけである。

 

北九州記念

4着のシゲルピンクルビー(和田竜二)・5着のレッドアンシェル(武豊)・7着のジャンダルム(浜中俊)・10着のボンボヤージ(川須栄彦)・15着のコンパウンダー(菱田裕二)の合計5頭が出走を予定している。

 

シゲルピンクルビー

北九州記念の4着という結果は、先行した3頭がそのまま上位を独占する展開で好位追走から2着争いに加わったが、ジリジリとしか伸びなかったことも事実である。

 

なお、シゲルピンクルビーは、フィリーズレビューにおいて、ヨカヨカを破っているが、内で脚をためるロスのない競馬に恵まれたものであり。レース内容としてはヨカヨカが上であった。

 

よって、セントウルステークスの予想においては、シゲルピンクルビーに展開の助けがあったときの押さえ候補程度の評価を与えれば十分である。

 

レッドアンシェル

北九州記念の5着という結果は、シゲルピンクルビーと並ぶような位置で伸び負けたが、58キロのハンデを考えると悪くはない。

 

なお、レッドアンシェルは、重賞2勝の実績馬であり、能力的には大きな差がない。

 

よって、セントウルステークスの予想においては、内で脚をためるなど展開の助けがあれば、レッドアンシェルがシゲルピンクルビーを逆転可能と判断すべきである。

 

ジャンダルム

北九州記念の7着という結果は、出遅れて前残りの展開で脚を余しただけであり、度外視可能である。

 

なお、ジャンダルムは、春雷ステークスを楽勝しているように、スプリント戦線では能力的に底を見せていない。

 

よって、セントウルステークスの予想においては、ジャンダルムの巻き返しにも注目すべきである。

 

ボンボヤージ・コンパウンダー

北九州記念のレース内容は見所がなかった。

 

よって、セントウルステークスの予想においては、ボンボヤージ及びコンパウンダーに高い評価は不要である。

 

函館スプリントステークス組

2着のカレンモエ(松山弘平)が出走登録している。

 

カレンモエ

函館スプリントステークスの2着という結果は、コース取りの差の分だけビアンフェに届かなかったが負けて強しの内容であった。

 

なお、カレンモエは、オーシャンステークスにおいて、ビアンフェに1馬身1/4差で先着している。

 

よって、セントウルステークスの予想においては、重賞でも勝ちきれないが崩れないカレンモエにも高い評価を与えるべきである。

 

安土城ステークス組

1着のクリノガウディー(岩田康誠)が出走を予定している。

 

クリノガウディー

安土城ステークスの勝利という結果は、シヴァージを破ってのレコード勝ちであり、強い内容であった。

 

また、クリノガウディーは、高松宮記念において降着になったものの1位で入線しており、スプリント戦線ではトップクラスの能力を秘める。

 

よって、セントウルステークスの予想においては、クリノガウディーにも本命級のかなり高い評価を与えるべきである。

 

CBC賞組

2着のピクシーナイト(福永祐一)が出走登録している。

 

ピクシーナイト

CBC賞の2着という結果は、外枠ながらも内に潜り込ませた福永祐一の好騎乗に恵まれたことも確かだが、スプリント適性の高さも示した。

 

よって、セントウルステークスの予想においては、ピクシーナイトにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

安田記念組

14着のラウダシオン(ミルコ・デムーロ)が出走を予定している。

 

ラウダシオン

安田記念の14着という結果は、メンバーが強すぎたことも確かだが、負けすぎでもある。

 

なお、ラウダシオンは、NHKマイルカップ及び京王杯スプリングカップを制しており、実績的には一番であるが、いずれもスローで先行する展開に恵まれたものであった。

 

よって、セントウルステークスの予想においては、実績断然のラウダシオンに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

以上、セントウルステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、セントウルステークス(2021年)の最終的な予想を決断する。

 

教えてマスターQ&A セントウルS編

2021年セントウルSに関する以下の質問に予想屋マスターが 【教えてマスターQ&A・セントウルS・2021】で答えています。こちらの記事とあわせてご覧ください。

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

ハンデ

2020

1

16

ダノンスマッシュ

5

1

三浦皇

57

2

3

メイショウグロッケ

6

12

浜中俊

54

3

7

ミスターメロディ

5

2

北村友

57

2019

1

7

タワーオブロンドン

4

1

ルメ

57

2

6

ファンタジスト

3

7

和田竜

54

3

4

イベリス

3

3

浜中俊

52

2018

1

14

ファインニードル

5

1

川田将

58

2

2

ラブカンプー

3

2

デム

52

3

13

グレイトチャーター

6

7

幸英明

56

2017

1

7

ファインニードル

4

1

デム

56

2

6

ラインミーティア

7

6

西田雄

56

3

13

ダンスディレクター

7

4

浜中俊

56

2016

1

1

ビッグアーサー

5

1

福永祐

58

2

10

ネロ

5

2

内田博

56

3

11

ラヴァーズポイント

6

9

川須栄

54

2015

1

6

アクティブミノル

3

10

藤岡康

54

2

16

ウリウリ

5

1

岩田康

54

3

8

バーバラ

6

5

武豊

54

2014

1

1

リトルゲルダ

5

4

丸田恭

54

2

15

ハクサンムーン

5

1

戸崎圭

57

3

3

エピセアローム

5

2

浜中俊

54

2013

1

13

ハクサンムーン

4

2

酒井学

56

2

9

ロードカナロア

5

1

岩田康

58

3

4

ドリームバレンチノ

6

3

松山弘

56

2012

1

4

エピセアローム

3

6

武豊

52

2

9

ロードカナロア

4

1

岩田康

56

3

16

アンシェルブルー

5

12

和田竜

54

2011

1

9

エーシンヴァーゴウ

4

2

田辺裕

55

2

13

ラッキーナイン

4

5

プレ

59

3

14

ダッシャーゴーゴー

4

1

川田将

58

出走予定馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

レシステンシア 

4

ヴィクトリアマイル(G1)6

ピクシーナイト

3

CBC(G3)2

ヨカヨカ

3

北九州記念(G3)1

ラウダシオン

4

安田記念(G1)14

ギベオン

6

安田記念(G1)9

シゲルピンクルビー

3

北九州記念(G3)4

カレンモエ

5

函館スプリントS(G3)2

レッドアンシェル

7

北九州記念(G3)5

ビアンフェ

4

函館スプリントS(G3)1

シャインガーネット

4

スプリングC(G2)6

クリノガウディー

5

安土城S(L)1

ラヴィングアンサー

7

オーシャンS8

ジャンダルム

6

北九州記念(G3)7

ヴェントヴォーチェ

4

TVh(3勝クラス)1

トゥラヴェスーラ

6

スプリングC(G2)2

メイショウチタン

4

CBC(G3)15

 

 

Q1:中京芝1,200mの特徴

<p中京芝1,200mの特徴を教えてください。またここ5年連続で1番人気が1着になっていますが、今年は阪神ではなく中京での開催です。注意するべきポイントがあれば教えてください。

Q2:レシステンシアの評価

ヴィクトリアマイル(G1)で2番人気6着のレシステンシアですが、マスターもこのレースのレシステンシアは危ないと言っていました。また短距離になりますが、ここのメンバーに入ると本命候補の1頭とみていいでしょうか?

Q3:CBC賞組の評価

CBC賞(G3)組から2番人気2着のピクシーナイト、1番人気5着のヨカヨカが出走します。ピクシーナイトは外枠から先行しようとして掛かり気味になり、控えて最後は内をついての2着だったので、強いと思いました。北九州記念(G3)はヨカヨカが1着でしたが、この日は外枠が有利な日で、展開もよかった気がします。マスターはどちらを上位評価しますか?

Q4:北九州記念(G3)惨敗組の評価

北九州記念(G3)組から6番人気4着のシゲルピンクルビー、9番人気5着のレッドアンシェル、1番人気7着のジャンダルムが出走予定です。スローペースで前に行った馬が有利なレースでしたが、今回は逃げ先行馬が多いような気がします。この中で巻き返せそうな馬はいますか?

Q5:函館スプリント組の評価

函館スプリント(G3)組から5番人気1着のビアンフェ、1番人気2着のカレンモエが出走予定です。ハイペースでしたが逃げたビアンフェが勝ち、カレンモエは前目で外を回って2着でした。この2頭は前々走のオーシャンS(G3)でも対戦し、この時はカレンモエが1着、ビアンフェが2着でした。マスターはどちらの馬を上位にとりますか?

Q6:京王杯スプリングC組の評価

京王杯スプリングC(G2)組から1着のラウダシオン、2着のトゥラヴェスーラ、6着のシャインガーネットが出走予定です。スローペースでしたが、ラウダシオンは2番手から抜け出し、トゥラヴェスーラとシャインガーネットは後方から追い込みました。トゥラヴェスーラは高松宮記念でも4着と好走しました。ラウダシオンは今回楽に先行出来ないとなると厳しくなりそうですが、マスターはどの馬を上位にとりますか?

Q7:ヴェントヴォーチェの評価

TVh杯で勝利しオープン入りしたヴェントヴォーチェですが、前々走のテレビユー福島賞は約11ケ月ぶりの競馬で、ハイペースの中先行し粘って3着でした。まだこれから伸びしろはありそうですか?また今回のメンバーではどうでしょうか?

 

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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