産経賞セントウルステークス(GⅡ)/中京/別定/1200m(右・芝)
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第29回セントウルステークスステークスでは、10番人気の3歳馬アクティブミノル(藤岡康太)が逃げ切り、波乱を演出した。
競馬理論の競馬予想では、逃げ馬の中では一番内枠を引いた上に、逃げるとしぶといアクティブミノルにも、それなりの高い評価を与えていた。
レースでは、アクティブミノルはスタートを決めて先手を取った。
そしてアクティブミノルは、直線でもシブトク粘り、第29回セントウルステークスを制覇した。
アクティブミノルの第29回セントウルステークスの勝利という結果は、開幕週の馬場でテンの3ハロン34秒0というスローペースを楽に逃げる展開に恵まれたものである。
よってスプリンターズステークスの競馬予想においては、アクティブミノルが逃げ切るためには、再度楽に逃げる展開に恵まれる必要があると判断すべきである。
一方、第29回セントウルステークスで1番人気に推されたウリウリ(岩田康誠)は2着止まりであった。
ウリウリはスタートで出遅れてしまったが、それが功を奏し、内に潜りこむことができた。
そしてウリウリは、直線に向くと馬群を割って追い込んだが、ハナ差だけ届かず2着に敗れてしまった。
ウリウリの第29回セントウルステークスの2着という結果は、上がり32秒台の脚を使ってのものであり、負けて強しの内容であった。
よってスプリンターズステークスの競馬予想においては、スプリント戦で底を見せていないウリウリに高い評価を与えて当然である。
特にウリウリは、道中でラチ沿いを走ると能力を発揮するので、内枠を引いた場合には更に評価を上げるべきである。
第29回セントウルステークスでは5番人気のバーバラ(武豊)が3着に入った。
バーバラは好位のインを追走し、直線でも内からシブトク脚を使ったが、3着止まりであった。
バーバラの第29回セントウルステークスの3着という結果は、開幕週の馬場でコースロスのない展開に恵まれたものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。
よってスプリンターズステークスの競馬予想においては、バーバラに第29回セントウルステークス3着馬ほどの高い評価は不要である。
さて、第29回セントウルステークスで3番人気に推されたストレイトガール(戸崎圭太)は4着に敗れてしまった。
ストレイトガールは、中団の外目を追走し、直線もジリジリと伸びたが、同タイムの4着止まりだった。
ストレイトガールの第29回セントウルステークスの4着という結果は、終始外を回らされてのものであり、レース内容としては一番と見ることもできる。
よってスプリンターズステークスの競馬予想においては、ストレイトガールの巻き返しに注意を払うべきである。
以上のように、第29回セントウルステークスはアクティブミノルの逃げ切りで幕を閉じた。
ただし、第29回セントウルステークスは、開幕週の馬場と重賞にしては遅いペースが結果に大きな影響を与えたものである。
よってスプリンターズステークスにおいては、第29回セントウルステークスで人気ながらも敗れたウリウリ及びストレイトガールに高い評価を与えるべきである。
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