朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)/阪神/馬齢/1600m(右・芝)
第62回朝日杯フューチュリティステークスは、 グランプリボス(デムーロ)が優勝して、 2歳チャンピオンとなった。
第62回朝日杯フューチュリティステークスの競馬理論の結果は、同じ1600mの デイリー杯2歳ステークスの敗戦及び サクラバクシンオー産駒という血統面から、 グランプリボスを軽視してしまった。
レース結果では、グランプリボスは、 中団の馬込みの中で待機したが、 4コーナーで前が開かなかった。
しかしながら、グランプリボスは、 デムーロ騎手に強引に外に持ち出されると、 抜群の切れ味を披露して、 第62回朝日杯フューチュリティステークスを制した。
グランプリボスの第62回朝日杯フューチュリティステークスの勝利は、アドマイヤサガス(小牧太)やリフトザウイングス(ルメール)に不利を与える後味の悪いものであったが、グランプリボス自身も窮屈な競馬を強いられてのものであり、強い内容であった。
よって、来年の3歳世代の短距離戦線では、 グランプリボスに高い評価を与えるべきである。
ただし、グランプリボスは、 サクラバクシンオー産駒なので、 クラシックで好走となると距離に疑問が残る と第62回朝日杯フューチュリティステークスの競馬理論の結果では判断している。
一方、第62回朝日杯フューチュリティステークスの2着には、 リアルインパクト(ベリー)、 3着にはリベルタス(福永祐一)が入った。
第62回朝日杯フューチュリティステークスの競馬理論の結果は、内枠を引いた点を加味して、 京王杯2歳ステークス組では、 グランプリボスよりもリアルインパクトに 高い評価を与えていた。
また、好位のインを走れそうなリベルタスには、 本命級の高い評価を与えていた。
レース結果では、リアルインパクトは中団のインで、 リベルタスは、インの3番手で待機し、 直線でも内ラチ沿いを突いて一旦は先頭に立ったが、 グランプリボスに差されてしまった。
リアルインパクト及びリベルタスの第62回朝日杯フューチュリティステークスの好走は、内枠でコースロスのない競馬をさせたベリー騎手及び福永祐一騎手の好騎乗によるものであって、レース結果内容としては着順ほどの価値はない。
よって、来年のクラシック戦線、 朝日杯フューチュリティステークスの好走だけで、 リアルインパクト及びリベルタスを過信すべきでない と第62回朝日杯フューチュリティステークスの競馬理論の結果では判断している。
一方、単勝1.8倍と断然人気の サダムパテック(スミヨン)は、 人気を裏切って4着に敗れてしまった。
レース結果では、サダムパテックは、 スタートで出遅れたこともあり、 後方からのレース結果となってしまった。
その上、サダムパテックは、 折り合いを欠きながら外目を徐々に進出したが、 直線で伸びを欠いてしまい、4着に敗れてしまった。
サダムパテックの第62回朝日杯フューチュリティステークスの4着は、スタートでの出遅れ、折り合いを欠く不利、小回りの中山競馬場で終始外を回らされる展開など様々な不利を受けてのものであり、度外視できる。
よって、来年のクラシック戦線、 気性さえ成長すれば、 サダムパテックの巻き返しがあってもおかしくない と第62回朝日杯フューチュリティステークスの競馬理論の結果では判断している。
一方、第62回朝日杯フューチュリティステークスの5着は、 リフトザウイングス(ルメール)であった。
リフトザウイングスは、後方からレース結果を進め、 3~4コーナーで徐々に上位に進出したが、 直線の入り口でアドマイヤサガスの 不利の煽りを受けてしまい、外に弾かれてしまった。
しかしながら、リフトザウイングスは、 ルメール騎手にそこから立て直されると、 大外から鋭い脚を使って、5着に追い込んだ。
リフトザウイングスの第62回朝日杯フューチュリティステークスの5着は、直線で大きな不利をうけたにもかかわらず0秒2の着差まで追い込んだ事を考慮すると、非常に強い内容であった。
よって、来年のクラシック戦線においても、 リフトザウイングスには要注目 と第62回朝日杯フューチュリティステークスの競馬理論の結果では判断している。
以上のように、第62回朝日杯フューチュリティステークスは、 グランプリボスが審議の対象となる後味の悪い結果となった。
そのため、第62回朝日杯フューチュリティステークスの結果は、 来年のクラシック戦線には直結しない可能性が高い。
第62回朝日杯フューチュリティステークスの競馬理論の結果のファンの方は、 混戦の牡馬クラシック戦線の予想をお楽しみに。
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