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2021/12/14 2021/12/17

【 朝日杯FS2021予想】 セリフォスが無傷の4連勝でG1制覇なるか?

出走日:2021年12月19日(日)
朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)/阪神/馬齢/1600m(右・芝)

 

今週は、フルゲート18頭に対して19頭の出走登録馬があった朝日杯フューチュリティステークス(朝日杯FS2021年)の予想について解説する。

 

朝日杯フューチュリティステークスは、ホープフルステークスがG1に格上げになったことで、クラシックへの登竜門ではなくなったが、2歳のマイル王決定戦である。

 

3連勝で重賞2勝馬セリフォスが人気を集めそうだが、初対戦の馬が多く混戦模様である。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、朝日杯フューチュリティステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

デイリー杯2歳ステークス組

1着のセリフォス(クリスチャンデムーロ)・4着のプルパレイ(ミルコ・デムーロ)が出走登録している。

 

セリフォス

デイリー杯2歳ステークスの勝利という結果は、スローペースを直線で外から差し切る着差以上に強い内容であった。

 

また、セリフォスは、新潟2歳ステークスでは、直線で内から差し切る競馬をしており、どんな競馬でも能力を発揮するタイプである。

 

よって、朝日杯フューチュリティステークスの予想においては、さらなるメンバー強化であっても、セリフォスに高い評価を与えて当然である。

 

プルパレイ

デイリー杯2歳ステークスの4着という結果は、スローペースで逃げる展開ながらも差し込まれており、力負けであった。

 

よって、朝日杯フューチュリティステークスの予想においては、プルパレイに高い評価は不要である。

 

札幌2歳ステークス組

1着のジオグリフ(ルメール)・7着のエーティーマクフィ(松田大作)の合計2頭が出走を予定している。

 

ジオグリフ

札幌2歳ステークスの勝利という結果は、重賞にしてはかなり弱いメンバーに恵まれたことは確かだが、出遅れて早目に捲くって更には4馬身差をつけており、力の違いを見せつけた。

 

なお、ジオグリフは、デビュー戦ではスタートを決めて好位から抜け出す競馬をしており、追い込み一辺倒というわけではなさそうである。

 

また、そのデビュー戦で2着だったアサヒは、G3の東京スポーツ杯2歳ステークスで2着に好走しており、レースのレベルも高い。

 

よって、朝日杯フューチュリティステークスの予想においては、能力的に底を見せていないジオグリフにも高い評価を与えるべきである。

 

エーティーマクフィ

札幌2歳ステークスのレース内容は見どころがなかった。

 

よって、朝日杯フューチュリティステークスの予想においては、エーティーマクフィに高い評価は不要である。

 

萩ステークス組

1着のダノンスコーピオン(松山弘平)が出走登録している。

 

ダノンスコーピオン

萩ステークスの勝利という結果は、少し行きたがっていたものの、外から上がっていったキラーアビリティを一旦行かせて差し切る味のあるレース内容であった。

 

なお、ダノンスコーピオンは、デビュー戦もクビ差と辛勝だったが、超スローペースを差し切っている上に、2着のルージュラテールもすでに2勝馬である。

 

よって、朝日杯フューチュリティステークスの予想においては、ダノンスコーピオンにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

アイビーステークス組

1着のドウデュース(武豊)が出走を予定している。

 

ドウデュース

アイビーステークスの勝利という結果は、グランシエロの追い上げを退けたことは立派だが、スローペースを先行して押し切る展開に恵まれたものである。

 

また、アイビーステークス2着のグランシエロは、東京スポーツ杯2歳ステークスにおいて、イン有利の馬場で外を回らされたにせよ、7着に敗れており、アイビーステークスのレースのレベルにも疑問が残る。

 

よって、朝日杯フューチュリティステークスの予想においては、ドウデュースに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

ききょうステークス組

1着のドーブネ(吉田隼人)が出走登録している。

 

ドーブネ

ききょうステークスの勝利という結果は、出負け気味のスタートながらも先手を取って押し切ったことは立派だが、弱いメンバー構成とイン有利の馬場に恵まれた感は強い。

 

また、1400m戦でも先手を取るまで行きたがっていたところをみると、距離延長もマイナスに働きそうである。

 

よって、朝日杯フューチュリティステークスの予想においては、ウマ娘で有名なサイバーエージェントの藤田晋社長所有馬ということもあり、実力以上に人気になりそうなドーブネにも押さえ程度の評価を与えれば十分で、過信すべきではない。

 

秋明菊賞組

1着のオタルエバー(幸英明)が出走を予定している。

 

オタルエバー

秋明菊賞の勝利という結果は、先行した3頭がそのまま上位に残る流れを逃げ切ったものであり、レース内容としての勝ちは微妙である。

 

また、オタルエバーは、新潟2歳ステークスにおいても、1000m通過60秒2のスローペースで逃げながらもセリフォスに楽に差されてしまった。

 

よって、朝日杯フューチュリティステークスの予想においては、先行馬が揃っていることを考慮すると、オタルエバーに高い評価は不要である。

 

京王杯2歳ステークス組

2着のトウシンマカオ(戸崎圭太)・8着のヴィアドロローサ(鮫島駿)・9着のベルウッドブラボー(丸山元気)の合計3頭が出走登録している。

 

トウシンマカオ

京王杯2歳ステークスの2着という結果は、スローペースで前を捕えられなかっただけだが、この馬自身もスローペースを先行する展開に恵まれた。

 

よって、朝日杯フューチュリティステークスの予想においては、トウシンマカオに高い評価は不要である。

 

ヴィアドロローサ・ベルウッドブラボー

京王杯2歳ステークスの敗戦は、見どころがなかった。

 

よって、朝日杯フューチュリティステークスの予想においては、ヴィアドロローサ及びベルウッドブラボーに高い評価は不要である。

 

以上、朝日杯フューチュリティステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、朝日杯フューチュリティステークス(2021年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

人気

騎手

2020

1

2

グレナディアガーズ

7

川田将

2

7

ステラヴェローチェ

2

横山典

3

8

レッドベルオーブ

1

福永祐

2019

1

6

サリオス

1

ムー

2

8

タイセイビジョン

2

武豊

3

9

グランレイ

14

池添謙

2018

1

6

アドマイヤマーズ

2

デム

2

1

クリノガウディー

9

藤岡佑

3

2

グランアレグリア

1

ルメ

2017

1

1

ダノンプレミアム

1

川田将

2

10

ステルヴィオ

3

デム

3

3

タワーオブロンドン

2

ルメ

2016

1

17

サトノアレス

6

四位洋

2

10

モンドキャンノ

7

バル

3

4

ボンセルヴィーソ

12

松山弘

2015

1

15

リオンディーズ

2

デム

2

11

エアスピネル

1

武豊

3

13

シャドウアプローチ

11

中谷雄

2014

1

2

ダノンプラチナ

1

蛯名正

2

6

アルマワイオリ

14

勝浦正

3

14

クラリティスカイ

3

岩田康

2013

1

6

アジアエクスプレス

4

ムー

2

11

ショウナンアチーヴ

6

後藤浩

3

14

ウインフルブルーム

5

和田竜

2012

1

14

ロゴタイプ

7

デム

2

5

コディーノ

1

横山典

3

3

ゴットフリート

3

スミ

2011

1

3

アルフレード

1

ウィ

2

4

マイネルロブスト

4

蛯名正

3

15

レオアクティブ

8

横山典

出走登録馬

馬名

前走

馬名

前走

セリフォス

デイリー杯2S(G2)1

新潟2S(G3)1

アルナシーム

東京スポーツ杯2(G2)

6

ジオグリフ

札幌2S(G3)1

カジュフェイス  

もみじSOP1

ダノンスコーピオン

S(L)1

デュガ

21勝クラス 1

小倉2S(G3) 4

ドウデュース

アイビーS(L)1

トウシンマカオ

京王杯2S(G3) 2

ドーブネ

ききょうS(OP)1

セッカチケーン

カトレアSOP10

オタルエバー

秋明菊賞(1勝クラス)1

エーティーマクフィ

札幌2S(G3)7

プルパレイ

デイリー杯2S(G2)4

ヴィアドロローサ

京王杯2S(G3) 8

 

>

 

Q1:セリフォスの評価

新馬戦、新潟2歳S、デイリー杯2歳Sで3連勝中のセリフォスですが、新潟2歳Sでは出遅れから後方内目を追走で最後も内を伸びて勝ち、デイリー杯2歳Sは大外を回って勝ちました。ただ、デイリー杯2歳Sは7頭立ての少頭数だったので、同じ阪神でも多頭数になると少し不安もあります。不器用で力任せで押し切るタイプだと思いましたがマスターの評価を教えてください。

Q2:ジオグリフの評価

札幌2歳Sの勝馬のジオグリフについて。最後方から徐々にまくっていき、最後はルメール騎手が後ろを見る程余裕のある勝ち方でしたが、2着以下のアスクワイルドモアなどを見ると、少しレースのレベルが低かった気もします。ただ、新馬戦でジオグリフに負けて2着だったアサヒは、東京スポーツ杯2歳Sで2着なので、高い評価をしてもいいのでしょうか?

Q3:ダノンスコーピオンの評価

萩S(L)の勝ち馬ダノンスコーピオンが出走予定です。少頭数のレースで3番手につけましたが、外からまくってきた1番人気のキラーアビリティを先に行かせ、控えた後に外に出し、ゴール前でキラーアビリティを差し切りました。キラーアビリティは前々走で、赤松賞2着のパーソナルハイに7馬身の差をつけて勝った馬です。マスターは赤松賞組を評価していましたが、ダノンスコーピオンも高く評価しますか?

Q4:ドウデュースの評価

アイビーS勝ち馬のドウデュースが出走予定です。スローペースで前の外目を追走して押し切りました。アイビーSは実力馬が出走しているイメージがありますが、今年のレベルはどうでしょうか?また新馬戦では、大外枠から終始外目追走で、2着馬とは僅差でしたが、3着以下とは三馬身差をつけて勝っています。マスターはドウデュースの新馬戦の内容を高く評価しアイビーSでも本命にしていましたが、今回のメンバーではどうでしょうか?

Q5:藤田氏所有のドーブネ、デュガについて

ウマ娘を世に送り出した藤田氏の所有馬2頭(ドーブネ、デュガ)が出走登録しています。2連勝中のドーブネは、5億円する素質馬で、新馬戦は外枠で出遅れから外を回って勝ち、2戦目のききょうSでは1枠1番で、スタートは悪かったですが先行勢に加わりハナに立って逃げ切りました。デュガはデビューがオープン戦で、雨の不良馬場で後方から伸びて3着、2戦目の小倉2歳S(G3)では2、3番手でハイペースで粘って4着でした。ダートを1回使った後は逃げて2連勝ですが、短距離しか走ったことがありません。この2頭は今回好走する可能性はありますか?

Q6:先行争いについて

今回逃げるのは、オタルエバー、カジュフェイス、トゥードジボン、デュガ、プルパレイ、ドーブネ辺りでしょうか?今まで逃げていた馬が楽に逃げれないと好走出来ない、とマスターはよく言っていますが、今回は逃げ先行馬にとっては厳しいでしょうか?

Q7:椎名さんの推し馬

先週椎名さんは、今年のPOGで牝馬が勝ちあがってないと言っていましたが、牡馬はどうですか?また椎名さんが期待している2歳馬、来年楽しみにしている2歳馬がいたら教えてください。

 

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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