朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)/阪神/馬齢/1600m(右・芝)
第66回朝日杯フューチュリティステークスは、1番人気のダノンプラチナ(蛯名正義)が勝利を収めたレースだったが、2着に14番人気のアルマワイオリが入ったため、波乱の決着となった。
競馬理論の競馬予想では、着差以上に強いベゴニア賞のレース内容から、ダノンプラチナに人気でも逆らうべきでないと判断した結果、本命に予想した。
レース中、ダノンプラチナは後方の馬群の中を追走して、勝負どころで早めに外目に持ち出され、徐々に位置取りをあげていった。
そして、ダノンプラチナは、直線に向くと一頭だけ次元の違う脚で突き抜けて、第66回朝日杯フューチュリティステークスを制覇した。
第66回朝日杯フューチュリティステークスでのダノンプラチナの勝利は、外を回って差し切った上にゴール前で抑える余裕があったことから、着差以上に強いレース内容であった。
このことから、2015年のクラシック戦線の競馬予想においては、ダノンプラチナが主役級になる可能性は高いとみている。
一方で、14番人気のアルマワイオリ(勝浦正樹)が2着に追い込み波乱を演出したレースでもあった。
アルマワイオリは、中団よりやや後方のインで脚をため、直線でも内を突いてしぶとく伸びて、2着に浮上した。
第66回朝日杯フューチュリティステークスでのアルマワイオリの2着という結果については、
コースロスのない競馬をさせた勝浦騎手の好騎乗と道悪適性の差に恵まれたことから、レース内容としては着順ほどの価値はないとみている。
つまり、2015年のクラシック戦線の競馬予想においては、アルマワイオリに第66回朝日杯フューチュリティステークス2着馬ほどの高い評価は不要であろう。
そして、第66回朝日杯フューチュリティステークスで3番人気に推されたクラリティスカイが3着に入ったレースでもあった。
クラリティスカイは、中団の外目で折り合いをつけ、直線に向くと鋭い脚で一旦は先頭に立ったものの、内と外の両方から差されてしまった結果、3着止まりであった。
第66回朝日杯フューチュリティステークスでのクラリティスカイの3着という結果については、コーナーワークで外を回らされた上に自ら勝ちに行く横綱競馬をしたため、レース内容としては悪くないといえる。
よって、2015年のクラシック戦線の競馬予想においても、今後の成長次第でクラリティシティにも注意が必要であろう。
以上のように、第66回朝日杯フューチュリティステークスは、ダノンプラチナの強さだけが目立つ一戦となったレースだった。
競馬理論のファンの方は、ダノンプラチナの2015年クラシック戦線の走りに大いに期待して頂きたい。
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