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2012/12/20 2016/08/19

【 朝日杯FS2012予想】 断然人気のコディーノが初黒星を喫する

出走日:2012年12月23日(日)
朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)/阪神/馬齢/1600m(右・芝)

朝日杯フューチュリティステークスは、7番人気のロゴタイプ(デムーロ)が、断然の1番人気に推されたコディーノ(横山典弘)との叩き合いを制して、勝利を収めた。
競馬理論の競馬予想では、イン有利の馬場においてマイペースで逃げた札幌2歳ステークスのレース内容から、ロゴタイプがコディーノを逆転するのは難しいと判断していた。
レースでは、ロゴタイプは好スタートを切ると、外から先行したマイネルエテルネル(柴田大知)を行かせることによって、前に壁を作って折り合いをつけた。
ロゴタイプは、3コーナーで外からコディーノが折り合いを欠きながら並びかけてきても、やんわりと先頭に並びかけた。
そしてロゴタイプは、直線に向くと、早めに先頭に押し出される形となったが、外から迫るコディーノに最後まで抜かせずに、朝日杯フューチュリティステークスを制覇した。

ロゴタイプの朝日杯フューチュリティステークスの勝利という結果は、出入りの激しい、先行馬にとっては厳しい競馬を必死に我慢しつつ、早めに先頭に立って押し切ったものであり、レース内容としても強い競馬であった。


よって2013年のクラシック戦線の競馬予想においても、ロゴタイプにはそれなりの高い評価を与えるべきである。
特にロゴタイプは、NHKマイルカップを目標とするマイル戦線であれば、現2歳世代でトップクラスと判断すべきであろう。

一方、朝日杯フューチュリティステークスで単勝1.3倍と断然の一番人気に推されたコディーノは、2着に敗れてしまった。
競馬理論の競馬予想では、能力的に底を見せていない上に、いつも好位のインを追走できる器用な先行力を持つコディーノが内枠を引いたことで、今回もロスのない競馬が可能と判断し、コディーノを本命に予想した。
レースでは、コディーノは先行集団の直後のインから競馬を進めたが、横山典弘騎手が内で包まれて脚を余すことを嫌ったのか、3コーナーで早めに外に持ち出されると、ハミを取って行きたがってしまい、一気に先頭に並びかけてしまった。
しかしながらコディーノは、横山騎手に抑えこまれるとなんとか冷静さを取り戻し、直線では外からロゴタイプに並びかけるところまでいったが、最後まで交わすことができず、2着に敗れてしまった。

コディーノの朝日杯フューチュリティステークスの2着という結果は、3コーナーで一気に先頭に立つほどに折り合いを欠いてしまってのものであり、力負けではない。


よって2013年のクラシック戦線の競馬予想においては、コディーノの巻き返しには注意すべきである。
ただしコディーノは、これまでの3連勝のいずれもが好位のインで追走する展開に恵まれていたと見ることもできる上に、朝日杯フューチュリティステークスで能力的に底を見せてしまった感もあるので、過剰に人気になるようであれば押さえ程度の評価にとどめるのも一つの手と、競馬理論では判断している。

朝日杯フューチュリティステークスで3番人気に推されたゴットフリート(スミヨン)が3着に追い込んだ。
レースでは、ゴットフリートはコディーノの直後となる中団のインから競馬を進めた。
そしてゴットフリートは、直線で外目に持ち出されるとジリジリと伸びたが上位2頭からは離されてしまい、3着止まりであった。

ゴットフリートの朝日杯フューチュリティステークスの3着という結果は、ロスのない競馬をさせたスミヨン騎手の最高の騎乗ながらも、2着のコディーノには2馬身半もの差をつけられており、現時点では力負けといった内容であった。


よって2013年のクラシック戦線の競馬予想においては、ゴットフリートがロゴタイプ及びコディーノを逆転するためには、相当の成長と展開などの助けが必要と判断すべきである。

以上のように朝日杯フューチュリティステークスは、ロゴタイプの勝利で幕を閉じたが、折り合いを欠いて敗れてしまったコディーノにも互角又はそれ以上の評価が必要である。
よって競馬理論のファンの方は、ロゴタイプ及びコディーノの2013年のクラシック戦線の走りに大いに期待していただきたい。
ただし朝日杯フューチュリティステークスは、後になってみればクラシック戦線で中心となる一線級不在の弱いメンバー構成だったという可能性もあるので、ほかの路線との比較には細心の注意を払って予想すべきと、競馬理論の競馬予想では判断している。

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この記事を書いた人
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