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第57回産経大阪杯では、単勝1.2倍と断然人気に推されたオルフェーヴル(池添謙一)が力の違いを見せつけて快勝した。
競馬理論の競馬予想では、2012年ジャパンカップの負けて強しのレース内容から、現役最強馬であることに疑いの余地がないオルフェーヴルに、人気でも逆らうべきではないと判断し、本命に予想した。
レースでは、オルフェーヴルは、後方3~4番手からレースを進め、3コーナー過ぎから徐々に外目を回って進出した。
そしてオルフェーヴルは直線で先に抜け出したエイシンフラッシュを捕えて先頭に立つと、大外から追い込んできたショウナンマイティを退けて、第57回産経大阪杯を制覇した。
オルフェーヴルの第57回産経大阪杯の勝利という結果は、スローペースの影響で着差こそ僅かであったが、大外を回って自ら勝ちに行く横綱競馬によるものであり、着差以上に強いレース内容であった。
よって2013年の古馬G1戦線の競馬予想においては、現役最強馬のオルフェーヴルに、人気ではあっても本命級の高い評価を与えるべきである。
一方、第57回産経大阪杯では、2番人気のショウナンマイティ(浜中俊)が2着に追い込んだ。
競馬理論の競馬予想では、2012年の大阪杯及び宝塚記念の強いレース内容から、ショウナンマイティに2着候補筆頭の高い評価を与えていた。
レースでは、ショウナンマイティは後方2番手からレースを進め、直線までじっくりと脚を溜めた。
そしてショウナンマイティは、直線に向くと大外から追い込んだが、オルフェーヴルには半馬身だけ届かず、2着止まりであった。
ショウナンマイティの第57回産経大阪杯の2着という結果は、オルフェーヴルにこそ力負けであったが、スローペースでレースナンバーワンの32秒9の脚を使っており、G1級の能力を証明した。
よって2013年のG1戦線の競馬予想においては、ショウナンマイティが悲願のG1制覇を果たしてもおかしくないと判断すべきである。
特にショウナンマイティは、強烈な末脚を持つので、追い込みが有利な展開や外が伸びる馬場においては、本命級の高い評価を与えるべきである。
第57回産経大阪杯の3着には、5番人気のエイシンフラッシュ(デムーロ)が入った。
競馬理論の競馬予想では、超スローペースを制した日本ダービーのレース内容から、スローの瞬発力勝負が最も得意なエイシンフラッシュに、先行馬不在のメンバー構成を考慮して、それなりの高い評価を与えていた。
レースでは、エイシンフラッシュは中団で折り合いに専念し、3コーナー過ぎから馬群の中を割りつつ徐々にポジションをアップした。
そしてエイシンフラッシュは、直線で切れ味を生かし、一旦は先頭に立ったものの、オルフェーヴル及びショウナンマイティに差されてしまい、3着に敗れてしまった。
エイシンフラッシュの第57回産経大阪杯の3着という結果は、スローの瞬発力勝負で持ち味を最大限に生かしたにもかかわらず上位2頭に差されてしまっており、オルフェーヴル及びショウナンマイティには力負けであった。
よって2013年のG1戦線の競馬予想においては、エイシンフラッシュがオルフェーヴル及びショウナンマイティを逆転する可能性は、低いと判断すべきである。
ただし、オルフェーヴル及びショウナンマイティが強すぎただけとみることもできるので、2013年のG1戦線においても、メンバー次第では、エイシンフラッシュにも高い評価を与えるべきである。
以上のように、第57回産経大阪杯は、オルフェーヴルの強さだけが目立つ一戦となった。
また第57回産経大阪杯は、かなりレベルの高い一戦であり、オルフェーヴルだけでなく、ショウナンマイティ及びエイシンフラッシュも力を示した。
競馬理論のファンの方は、第57回産経大阪杯の上位3頭のオルフェーヴル、ショウナンマイティ及びエイシンフラッシュの2013年のG1戦線の走りに大いに期待して頂きたい。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。