東京新聞杯(GⅢ)/東京/別定/1600m(左・芝)
東京新聞杯の結果は、1000m通過59.8秒の超スローペースで流れた。これは、戦前から想像できたことである。
逃げ候補は、グレイトジャーニー(蛯名正義)及びメテオバースト(内田博)の2頭しかいないからである。この2頭にしても、逃げ馬ではなく、仕方なく押し出されての先行馬である。私は、ハットトリック(武豊)の強さは認めていた。しかし、超スローの展開になるのがわかっている今回、ハットトリックは、単勝1倍台の人気になるほどの馬であるのだろうか?
ハットトリックは、東京新聞杯前走の金杯でも、勝ちっぷりは抜群であった。しかし、東京新聞杯の金杯を冷静に考えてみると、ハットトリックは、54キロの軽ハンデで2着のアルビレオ(勝浦)とクビ差であった。
よって、私は、ハットトリックの強さを認めながらも、競馬の期待値を考え、東京新聞杯では軽視することにした。
ハットトリックは、結果として楽勝したが、私の競馬理論は間違っていない。実力以上の人気馬は、馬券で儲けるために軽視するのが私の競馬理論である。つまり、この東京新聞杯の結果は、私にとっては外れても仕方のないレースの一つである。
キネティックス(池添謙一)は、東京新聞杯の結果、ハットトリックには負けたが、この馬もスローな展開で外から差してきており、充実っぷりをアピールした。キネティックスは、このレース内容なら、東京新聞杯後のレースでも注目の一頭である。3着はグレイトジャーニーであった。グレイトジャーニーは、超スローなペースで逃げた。そして、グレイトジャーニーは、展開に恵まれて東京新聞杯の結果3着に粘った。
しかし、グレイトジャーニーは、ハットトリック及びキネティックスに並ぶまもなく、かわされた。グレイトジャーニーは、展開に恵まれても東京新聞杯の結果3着であり、東京新聞杯後も上位2頭を逆転することはない。
結果として東京新聞杯の結果は、ハットトリックの強さが目立った。
しかし、ハットトリックは東京新聞杯後も過剰人気になることが予想される。
よって、私の競馬理論では、ハットトリックを東京新聞杯後も軽視する。これが、馬券で儲けるための競馬理論だからである。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。