七夕賞(GⅢ)/福島/別定/2000m(右・芝)
![](https://www.keibariron.com/zwp/wp-content/uploads/2017/07/453aa681f1970867dc22352a3cc21193.jpg)
七夕賞(2017年)は、休み明けながらも1番人気に推されたゼーヴィント(戸崎圭太)の勝利で幕を閉じた。
競馬理論の競馬予想では、重賞で2着続きながらもいずれも負けて強しの内容であった点を評価し、ゼーヴィントに人気であっても逆らうべきでないと判断し、本命に予想した。
レースでは、ゼーヴィントは、中団を進み、4コーナーではポジションを上げて前を射程圏内に捕えた。
そして、ゼーヴィントは、直線に向くと逃げ粘るマイネルフロスト(柴田大知)との差を一完歩ごとに詰め、ゴール前で差し切り、七夕賞(2017年)を制覇した。
ゼーヴィントの七夕賞(2017年)の勝利という結果は、休み明けながらも力でねじ伏せる着差以上に強い内容で、力の違いを見せつけた。
よって、秋のG1戦線においても、堅実に力をつけているゼーヴィントが好走してもおかしくないと判断すべきである。
一方、七夕賞(2017年)では、5番人気のマイネルフロストが2着に粘り込んだ。
マイネルフロストは、逃げ争いをした2頭から大きく離れた3番手集団を進んだ。
そして、マイネルフロストは、3コーナー過ぎで早くも先頭に並び、4コーナーでは後続を一旦離して逃げ切りを狙ったが、ゴール前でゼーヴィントに差されてしまい、2着止まりであった。
マイネルフロストの七夕賞(2017年)の2着という結果は、自ら勝ちに行く競馬によるものであり、気分良く先行さえできればシブトイことを改めて示した。
よって、今後の重賞戦線においても、マイネルフロストが好走するためには気分良く先行する展開になるかどうかにかかっていると判断すべきである。
一方、七夕賞(2017年)では、7番人気のソールインパクト(大野拓弥)が3着に入った。
ソールインパクトは、ゼーヴィントをマークするように中団の外目を追走した。
そして、ソールインパクトは、3コーナー過ぎからゼーヴィントを追いかけるように位置取りを上げ、直線でもジリジリと伸びたが、3着までが精一杯であった。
ソールインパクトの七夕賞(2017年)の3着という結果は、1000万下からの勝ち上がり直後であったことを考慮すると立派であり、相手なりに走ることを改めて示した。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想においても、ハンデや展開に恵まれるようであれば、ソールインパクトにも注意が必要である。
以上のように、七夕賞(2017年)賞は、ゼーヴィントの強さだけが目立つ一戦となった。
競馬理論のファンの方は、ゼーヴィントの今後の走りに大いに期待して頂きたい。
![](https://www.keibariron.com/zwp/wp-content/uploads/2023/03/111-300x300.jpg)
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。