七夕賞(GⅢ)/福島/別定/2000m(右・芝)
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第52回七夕賞は、3番人気のアルバートドック(戸崎圭太)の勝利で幕を閉じ、二つ目の重賞をゲットした。
競馬理論の競馬予想では、小倉大賞典制覇の実績と着順以上に強い近走の内容から、アルバートドックにも高い評価を与えていたが、スタートに難があるので、福島コースでは本命にできなかった。
レースでは、アルバートドックは、スタートを決めると、中団の馬群の中で脚をためた。
そして、アルバートドックは、3コーナー過ぎから徐々にポジションを上げると、直線ではあっという間に抜け出し、第52回七夕賞を制覇した。
アルバートドックの第52回七夕賞の勝利という結果は、ハイペースを早め追走で自ら勝ちに行く強い内容であった。
よって、第52回七夕賞以降の重要戦線の競馬予想においても、アルバートドックに高い評価を与えて当然だが、出遅れ癖があることも頭に入れておくべきである。
一方、第52回七夕賞では5番人気の8歳馬ダコール(小牧太)が2着に入った。
ダコールは、中団よりやや後方の内で脚をため、アルバートドックをマークするようにポジションを上げて、マッチレースに持ち込んだが、半馬身だけ届かず、2着止まりであった。
ダコールの第52回七夕賞の2着という結果は、道中ロスのない競馬に恵まれたものではあるが、8歳馬ながらも衰えなく堅実にいい脚を使うことを改めて示した。
よって、第52回七夕賞以降の重賞戦線の競馬予想においても、ダコールにそれなりの高い評価を与えるべきであり、特に差しが届くような馬場や展開になるようであれば更に評価を上げるべきである。
一方、第52回七夕賞では11番人気のオリオンジャパン(内田博幸)が3着に追い込んだ。
オリオンジャパンは、集団から離れた後方2番手を追走し、3~4コーナーでは馬場の内目からスルスルと押し上げ、直線でも上がりナンバーワンの脚を使って、3着を確保した。
オリオンジャパンの第52回七夕賞の3着という結果は、芝で2戦目というキャリアを考えれば立派だが、ハイペースとコースロスのない競馬にかなり恵まれたことも確かである。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想においては、オリオンジャパンに第52回七夕賞3着馬ほどの高い評価は不要である。
以上のように、第52回七夕賞は、アルバートドックの勝利で幕を閉じた。
競馬理論のファンの方は、今後のサマー2000シリーズにおいてもアルバートドックの走りに期待して頂きたい。
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