【 宝塚記念2020予想】 過去データに関する質問にマスターが答えます

内回りなので、基本的に内枠と先行馬が有利な傾向が強いです。ただ、宝塚記念は梅雨時期なので、外差しが届く馬場になると、2016年のマリアライトのように外を回った馬が勝つこともあります。あまりレース数が多いコースではないのですが、雨の影響で馬場状態が変わりやすい時期なので、土曜や日曜前半の馬場を確認しておく必要があります。

今年はオリンピックと京都競馬場の改修の影響で、かなり夏競馬の番組が変わっています。宝塚記念は、例年はコース替わり3週目でしたが、今年は1週目になるので、例年以上に内枠が有利になる可能性が高いです。先ほどのコース説明では、内枠と先行馬が有利とお伝えしましたが、例年以上に今年はこの傾向が強くなる可能性が高いと思います。

阪神2,200mは内回りですので、基本的に前に行く馬が有利です。今年はコース替わり1週目なので、例年以上に逃げ・先行馬が有利になると思います。

この表を見ると確かに8枠が勝っていますが、たまたまのような気もします。回収率を見ると、内側が特に不利というわけでもありません。ただ、今年の宝塚記念はコース替わり1週目になることを考えると、外枠よりは内枠に注意した方がいいと思います。

基本的に私は調教を重視しません。その理由は、調教した日の時計がどれくらい出ているか分からないし、コースを整備した後なのか整備する前なのかで1,2秒差変わってもおかしくないですし、乗っているのはジョッキーなのか調教助手なのか、調教助手の場合、その人の体重が何キロなのかも分からないからです。ただこのサートゥルナーリアの時計はかなり早くで、7日間前にこの時計を出して、直前では軽めに仕上げてくることを考えると、サートゥルナーリアの体調は万全ということは分かると思います。

大阪杯の日は特にインコース有利な馬場状態で、ラッキーライラックはインの3番手の絶好位を追走、クロノジェネシスは外を回っていたため、ラッキーライラックよりクロノジェネシスの方が強かったという見方が出来るレース内容でした。よって宝塚記念では、クロノジェネシスがラッキーライラックより内側の枠を引くなど枠順次第ではあるものの、クロノジェネシスがラッキーライラックを逆転する可能性は高いと思います。

ブラストワンピースは2018年の有馬記念など、勝ったレースが重馬場だったことが多く、重馬場が得意と言われることもあるのですが、実は新潟記念など、高速決着でも勝っています。なので重馬場じゃないと走らないタイプではないと思います。今年の宝塚記念はコース替わりの週なので、良馬場でも内側の枠を引いたらチャンスも大きいでしょう。また、重馬場だったら重視する、良馬場だったら軽視すると単純に決めてはダメだと思います。