宝塚記念(G1)/阪神競馬場/芝2200m/右/条件:サラブレッド系3歳以上/賞金:1億5000万円

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<動画テキスト版>
こんにちは、予想屋マスターです。
今週は宝塚記念についてお話をしたいと思います。
宝塚記念ですが、頭数が12頭と寂しくなってしまったものの、メンバー的にはかなり良いメンバーが揃っています。
馬券的にはどうかなって感じもするんですが、見ごたえのあるレースになるのかな、と思っております。
【2019の宝塚記念】各ステップレースの分析
天皇賞(秋)
それでは過去のレースを順番に振り返っていきますが、一つ目が去年の天皇賞(秋)ですね。 このメンバーからは勝ったレイデオロ、3着のキセキ、4着のアルアインが出走します。
去年の天皇賞(秋)は、キセキが楽に逃げを打って3着に粘るんですが、そこを差してきたのがレイデオロでした。 レイデオロなんですが、インが極端な有利な馬場の中で早めに外に出して差し切るといった、着差以上に強い内容でした。
なので、この天皇賞(秋)を見る限り、キセキとレイデオロは勝負好きするのかな、という感じがするんですが、今回、レイデオロが海外遠征帰りということで、どこまで体調が仕上がってるかということが、一つポイントになるのかなと思っています。
その後キセキが楽に逃げ、しぶとく粘り3着。 アルアインは2番手追走で4着なので、そういう意味で言うと、この天皇賞(秋)を見る限り、基本的にはレイデオロが頭一つ抜けていて、キセキは今回1枠1番を引いたこともああるので、楽に逃げて展開の利を生かしてどこまでか、というところですね。
やはりアルアインは、この2頭からちょっと落ちるかな、という評価でいいのかなと思います。
ジャパンカップ
次はジャパンカップですね。 これもですね、かなり極端にインが有利な馬場で行われたレースです。
アーモンドアイが楽勝したんですが、これも同じようにキセキが逃げて2着に残るところを、インの3番手の絶好位にいたアーモンドアイが差した、という競馬です。
それからもう一頭、スワーヴリチャードが3着にいるんですが、スワーヴリチャードは7枠11番からのスタートでした。 デムーロ騎手が上手く乗って、直後のインコースに入れて、直線も内目から延びてきての3着でした。
実はこれは展開にかなり恵まれているので、そういう意味では、スワーヴリチャードが3馬身半の差を着けられたというのは、やはりキセキには力負けだったのかな、という感じがします。
なので、先程の天皇賞(秋)からの能力評価を引き継いで言うと、やはりキセキよりスワーヴリチャードが少し落ちる、というところです。
ですから、レイデオロが一番力が上で、次にキセキ、その後がスワーヴリチャードかな、という感じがしています。
金鯱賞
次は金鯱賞です。
このメンバーからは、2着のリスグラシューが出走してきます。 このレースは、スローの前残りの競馬でした。
それもあってダノンプレミアムがインの3番手から楽に抜け出したのですが、それをリスグラシューは中団から外を回っての2着なので、実はこれ、内容的には1馬身1/4差を着けられているのですが、そんなに能力差はないのかな、という感じがしています。
なのでリスグラシューは、牡馬相手でもこの金鯱賞、まあメンバー強いですね。 ダノンプレミアム、3着エアウィンザー、4着ペルシアンナイト、5着アルアインと。
それを考えるとですね、やはりリスグラシューにも高い評価を与える必要がるのかな、と思っております。
大阪杯
次は大阪杯です。 このレースからは、2着のキセキ、4着のマカヒキが出走してきます。
キセキはこの時は逃げないで、内のエポカドーロを行かせ、2番手を追走してゴール前で粘っていたんですが、内からアルアインに差され2着でした。
勝ったアルアインは、インの3番手の絶好位でした。 あとですね、3着、4着も内を通った馬が独占しているように、これはかなりインコースが有利な競馬でした。 なので、そういう意味で考えると、やはりアルアインは一番展開に恵まれていました。
キセキはですね、この時スローとはいえ、逃げない2番手だったので、今回は基本的にキセキがこのメンバーでは最先着、という評価でいいのかなと思います。
あとは、マカヒキも内を通っての4着なので、今回は厳しいかな、と。
スティッフェリオもですね、外目とはいえ、楽に先行しての7着ということを考えると、この大阪杯組では、やはりキセキが一枚上で、その下にアルアイン。
マカヒキやスティッフェリオに関しては、今回はかなり厳しいかな、と思います。
天皇賞(春)
最後は天皇賞(春)ですね。 このメンバーからは、エタリオウが出走してきます。 ま、クリンチャーもいますけど、エタリオウを中心に見ていこうと思います。
エタリオウは、スローだった競馬でどん尻を走りすぎてしまって、早めに動いていたんですが、やはりその分、末脚を失っての4着、といった内容でした。
なので、力負けとは言い切れないのですが、ちょっと離され過ぎかな、という感もあるので、そういう意味では差しが届いて、追い込みが有利な展開になった時にだけちょっと、といった感じかなと思っております。
有力馬の分析
展開をお見せしながら解説をいたしますと、1枠1番を引いたキセキがどう見ても単騎逃げ濃厚なので、この枠順であれば逃げを打つかな、と思います。 もしかしたら、他が競ってきそうもないので離し逃げになるのかな、と思っております。
それで2、3番手をアルアインあたりが追走する、といった展開かなと思っております。
キセキ
内から見ていきますが、1番のキセキ。
天皇賞(秋)を見ると、基本的にはレイデオロに力負けなんですが、ただ今回これだけ単騎逃げで楽な展開が想定されるので、そういう意味では、展開面で逆転があってもおかしくないのかな、と。
まあ、最近ずっと勝ててはいないんですが、常に崩れなく先行して粘っているというのは、高い評価に値するのかな、と思っております。
他が海外遠征帰りであることを考えると、1枠1番を引いたキセキというのは、人気になっているとはいえ、かなり高い評価を与えるべきだと思っています。
レイデオロ
2番レイデオロ。 この馬は、アーモンドアイを除けば現役で一番強いぐらいの馬なので、ドバイはいつも馬場が合わないので走らないのですが、日本国内のレースであれば、当然高い評価を与える必要があるかなと思います。
内容的には天皇賞(秋)を見ると、やはりキセキならばレイデオロ、のような感じがするんですが、もしかしたら、今回は展開面で逆転されてもおかしくないかな、という評価です。
エタリオウ
エタリオウ。 この馬、力はあるんですよね。
菊花賞の内容も強いんですが、ただ追い込み一手でこれだけ先行馬がいないメンバーなので、そこをどう見るか、というところがポイントかなと思います。 なので、差しが届く展開になる時はチャンスがあるかな、と思います。
アルアイン
4番アルアイン。 前回ですね、スローのインの3番手の絶好位、かつ、外が全く伸びない馬場、というところで恵まれたので、大阪杯勝ちほど高い評価は不要だと思うんですが、ただですね、キセキが離して逃げると、ポツンと離れた2番手に追走する可能性がありそうなので、この離れた2番手になった時には、チャンスがあってもおかしくないかな、と思っています。
ただ、前回の内容を見ると、キセキの方がちょっと上かな、という感じもしないでもありません。
タツゴウゲキ
スティッフェリオ
5番、6番は厳しいですね。
マカヒキ
7番もそうですね、前回1枠で好走しただけですね。
ショウナンバッハ
8番ショウナンバッハも、エプソムカップ組なので、ちょっと苦しいでしょう。
クリンチャー
9番のクリンチャーも厳しいですね。
ノーブルマーズ
10番ノーブルマーズはそうですね、去年3着馬ですが、去年の大阪杯はかなりインコースが有利で、内を突いただけなので、これも厳しいでしょう。
スワーヴリチャード
この枠順なので、基本的にはやはり内のキセキ、レイデオロにはかなわないと思うんですが、ただやはり外目が若干有利になった時には、押さえ程度の評価は必要かな、と思います。
リスグラシュー
金鯱賞の内容を見ると、牡馬相手でも通用しそうなので、これも外の差しが届く展開になるようであれば、高い評価を与えた方がいいかな、というように思っております。
12頭、このように能力評価をしています。 かなり本命馬は強そうなので、馬券的に魅力はなさそうなんですが、どの馬を本命にするか。
あと、外の差しが届くかどうかというのはですね、ちょっと土日雨も想定されているので、阪神の芝を見ながら、最終決断をしたいな、と思っております。
宝塚記念の無料会員の解説は以上です。 また来週楽しみにしていてください。
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