関屋記念(GⅢ)/新潟/別定/1600m(左・芝)
関屋記念(2018年)は、1番人気のプリモシーン(北村宏司)でも単勝4.1倍の混戦模様であったが、プリモシーンが勝利を収め、比較的上位人気馬同士での決着となった。
競馬理論の競馬予想では、51キロの斤量が有利なプリモシーンに高い評価を与えていたものの、先行馬不在のメンバー構成を考慮して、エイシンティンクルを本命にしてしまった。
プリモシーン
レースでは、プリモシーンは、中団の外目でピッタリと折り合った。
そして、プリモシーンは、直線で追い出されるとあっという間に先頭に立って、更に外から迫ってきたワントゥワンの追い込みを凌ぎ切り、関屋記念(2018年)を制覇した。
プリモシーンの関屋記念(2018年)の勝利という結果は、51キロの軽量に恵まれたとは言えども、初の古馬相手であったことを考慮すると立派である。
よって、今後のマイル戦線においても、相手次第にはなるが、プリモシーンにそれなりの高い評価を与えて当然である。
ワントゥワン
一方、関屋記念(2018年)では、5番人気のワントゥワン(ミルコデムーロ)が2着に追い込んだ。
ワントゥワンは、道中、最後方をポツンと一頭で追走した。
そして、ワントゥワンは、直線で大外に持ち出されると、一頭だけ次元の違う32秒8の脚を使って追い込んだが、クビ差だけ届かずの2着止まりであった。
ワントゥワンの関屋記念(2018年)の2着という結果は、切れ味が生かせる新潟の馬場とギリギリまで追い出しを我慢させたデムーロ騎手の好騎乗によるものである。
よって、今後のマイル重賞戦線においても、外の差しが届く展開になるようであれば、ワントゥワンの追い込みに注意を払うべきである。
エイシンティンクル
一方、関屋記念(2018年)では3番人気のエイシンティンクル(和田竜二)が3着に逃げ粘った。
エイシンティンクルは、好スタートを切ると、馬なりのまま先手を取った。
そして、エイシンティンクルは、一旦は後続を振り切ったが、ゴール前で2頭に差されてしまい、3着止まりであった。
エイシンティンクルの関屋記念(2018年)の3着という結果は、想定よりも速いペースになった割によく頑張っていた。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想においては、先行力が生かせる展開や馬場になるようであれば、エイシンティンクルの粘り込みに注意を払うべきである。
以上のように、関屋記念(2018年)は、プリモシーンの差し切りで幕を閉じた。
プリモシーンは、3歳牝馬であることを考えると、今後が楽しみである。
競馬理論のファンの方は、プリモシーンの今後の走りに大いに期待していただきたい。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。