2019/02/22
出走日:2019年02月24日(日)
中山記念(GⅡ)/中山/別定/1800m(右・芝)
中山記念(GⅡ)/中山/別定/1800m(右・芝)
中山記念の解説
こんにちは、予想屋マスターです。 今週は、第93回中山記念についてお話をしたいと思います。 中山記念、ちょっと頭数が11等と寂しいんですが、多くのG1馬が揃って、春のG1戦線を占う意味では注目される一戦なのかな、というふうに思っております。
桜花賞
それでは過去のレースを順番に振り返っていきますが、一つ目は去年の桜花賞ですね。
このメンバーからは、ラッキーライラックが出走してきます。
ラッキーライラックなんですが、1枠1番だったこともあって、好スタートを決めてインの3番手の絶好位を追走しました。
で、抜け出してですね、勝ったかなと思ったところを最後、アーモンドアイに差されて差されてしまったんですが、ひとつ見方としては、好位のインなので流れに乗る展開に恵まれたという見方と、ただですね、アーモンドアイが強過ぎたという見方もできるので、そういう意味では、アーモンドアイがこの後ジャパンカップあたりも楽勝していることを考えると、これは負けても仕方のない相手だったのかな、という感じがしております。
なので、秋はですね秋華賞。ぶっつけ本番で能力を発揮できなかったんですが、このメンバー。今回は牡馬相手とはいえどもですね、多少注意は必要なのかな、というふうに思っております。
皐月賞
次、去年の皐月賞ですね。
これはエポカドーロが勝ったレースです。
あと4着のステルヴィオが出走してくる、と。
で、どちらかというとですね、かなりペースは速かったものの、実は前残りの競馬でした。
ちょっと見ていただくと、3着にですね、3等で大逃げを打った馬が残っておりまして、ジェネラーレウーノですね。
あと、ワン・ツーが、離れた2頭のワン・ツーだったんですね。
でエポカドーロはですね、もう単騎逃げと同じ状態ですね。
前3頭が10馬身以上離して逃げてくれたので、離れた4番手、つまりスローの単騎逃げと同じ状態になったので恵まれた、と。
2着のサンリヴァルも、離れた2番手ということで、楽に2番手を追走する。
ある意味行ったきりの競馬のような形で、ワン・ツーだった、という見方ができます。
なので確かに着差は2馬身開いたんですが、エポカドーロ、ここまで能力差があったというわけではなく、展開に恵まれた、という評価でいいのかなと思います。
ただ、今回も開幕週の馬場なので、当然エポカドーロには注意が必要かな、と思います。
で、この時ですね、4着に敗れてしまったステルヴィオですが、後方でですね、どちらかというと脚を余した感があるので、そういう意味ではですね、展開次第でエポカドーロとステルヴィオは同じ能力、という評価でいいのかなと思います。
府中牝馬ステークス
次、府中牝馬ステークスですね。
このメンバーからは、ディアドラが出走してきます。
ディアドラなんですが、後方にいてですね、直線で差し切っての1着、と。
で、破った相手がリスグラシューですね。
もうちょっと言うと、5着がクロコスミアということで、破った相手にですね、この後のエイザベスのワン・ツーがいることを考えると、やはりですね、この時56kgですね。
かなり高い評価を与えて当然なのかな、というふうに思っております。
マイルチャンピオンシップ
次、マイルチャンピオンシップですね。
このメンバーからは、ステルヴィオが出走します。
ステルヴィオはですね、ビュイッ騎手が気合をつけてインの3番手ぐらいを取りに行って、そのまま押し切るといった内容です。
まあ、途中から上がっていった馬がいて、多少ペースは流れたんですが、2着も内を突いたペルシアンナイト、3着にアルアインということを考えると、好位の内目を通った馬が、展開的に恵まれたという評価でいいのかな、と思います。
で、もともとですね、この馬に関しては、先ほどの皐月賞もそうですが、後ろから行く競馬が多かったんですがが、ビュイッ騎手がスタートから気合をつけてですね、行為のインを取りに行きました。
今回どっちの競馬なるかちょっと何とも言えないですが、ま、丸山ジョッキーなので、いつものように後ろからの競馬になる可能性もあるのかな、というふうに思っております。
ジャパンカップ
次、ジャパンカップですね。
このメンバーからスワーヴリチャードが出走します。
スワーヴリチャードですが、デムーロ騎手が巧く、この日ですね、実は東京の芝は内しか全く伸びないところを、この絶好位のインコース入れての3着なんですが、ま、勝った馬と2着にちぎられてしまっているので、それをどう見るか、というところですね。
で、シュヴァルグランにゴール前で迫られたことも、シュヴァルグランが外を回っていたことを考えると、ちょっと一時のスワーヴリチャードの強さがないのかな、という評価もできるんですが、ただやはり、この中長距離の王道路線は、マイル1800mクラスよりはかなりレベルが高いので、王道路線を使っているスワーヴリチャードもですね、一時の強さはないにせよ、やはり今回も高い評価を与える必要があるのかな、と思っています。
中山金杯
最後、中山金杯ですね。
このメンバーからはウインブライト、と。
で、ウインブライト、中山コースは得意なんですが、どちらがというとスローな前残りの展開を、先に動いていった2着マイルチャンピオンシップ馬のステイフーリッシュをゴール前、58kgの斤量をものともせず差し切った、といった内容です。
なので、この金杯の内容的にはですね、能力的にはかなり上。
ただし、今回はG1馬がいっぱいいる中で、急激なメンバー強化と。
そこをどう見るか、ということだと思います。
ま、去年の勝ち馬ですしね、当然今年も1枠1番なので、チャンスはあるのかな、というふうに思っております。
展開をお見せしながら解説をしますと、まずマルターズアポジーのですね、前走、ま、連投で使ってくるんですが、この馬の大逃げで始まるのかな、と思っています。
で、離れた二番手にウインブライト、エポカドーロが続いて、まあ、あどちらかというと開幕週の馬場で縦長の競馬になるのかな、と思っています。
ウインブライト
ちょっと見ていきますが、ウインブライト。
そうですね、離れた2番手を追走しそうなので、1枠1番という絶好枠。
開幕週なので、やはり今年も注意が必要なのかなと思います。
マルターズアポジー
マルターズアポジー。
ちょっと止まり過ぎなのでね、今年も厳しいでしょう。
一応、逃げを打つのはこの馬かなかな、という感じがするんですが、よっぽど後ろが前を無視しない限りは、ちょっと厳しいのかなといった感じがします。
ラッキーライラック
ラッキーライラック。
これも好位のインの絶好位に入れそうですね。
ウインブライトの直後のインコースに入りそうなので、まあ、あとはですね、アーモンドアイを除いた四歳牝馬世代がどの程度通用するのか、というところになるのかな、と思います。
4番は厳しい。
ディアドラ
ディアドラ。
開幕週なので、後ろから行く馬はどうかなという感じはあるものの、やはりここ最近、海外遠征以外はかなり強い内容で勝っているので、当然高い評価は必要かなと思います。
トルークマクト
トルークマクトは厳しい。
ステルヴィオ
ステルヴィオ。古馬を破ってのマイルチャンピオンシップ勝ちなので、当然高い評価は必要かなと思います。
で、2走前の毎日王冠にしても、アエロリットが逃げ切った流れを唯一外から追い込んだということを考えると、差す競馬でも能力を発揮できるということなので、まあ、馬場次第ではあるものの、高い評価は必要かなと思います。
ハッピーグリン
ハッピーグリン。
そうですね、ジャパンカップを考えると、まあちょっとメンバーが強すぎるという意味でも悪くはないんですが、これが来るならスワーヴリチャードが来るかな、といった感じがしています。
なので、よっぽど展開に恵まれない限りは厳しい、ということですね。
エポカドーロ
エポカドーロ。
菊花賞、神戸新聞杯ですね。
自分の競馬ができずに能力を発揮できなかったので、そういう意味では今回、マルターズアポジーが大逃げを打つと離れた二番手、三番手を追走できそうなので、そういう意味ではですね、得意の中山コースで巻き返す可能性は高いのかな、と思います。
スワーヴリチャード
スワーヴリチャード。
まあ、先程お話したように、天皇賞は全く能力を発揮できなかったにせよ、去年の安田記念、ジャパンカップを見ると、一時期ほどの強さはないのかなという感じはするんですが、ただですね、もうやってるメンバーが段違いなので、大阪杯も勝っている馬なので、スタートさえ出れば好走必至かな、というふうに思います。
11番はちょっと厳しい、といった評価表ですね。
一応11頭、このように分析しております。
あとはですね、ちょっと今週から開幕する中山がどのような馬場状態なのかにによって、本命候補をどれにしようかな、というふうに思っております。
中山記念の無料解説以上です。
この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。