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【中山記念】
作成日: 2023/02/21 更新日: 2023/02/28

記事と併せて動画もご覧ください

中山コース1800mの特徴

中山記念。1936年秋に中山競馬場のハンデキャップの芝3200mの重賞競走、中山記念として創設され、秋と春の年2回施行された。秋の競走は出走条件が4歳(現3歳)以上、春の競走は5歳(現4歳)以上と決められていた。

1938年の秋の競走から施行距離を芝3400mに変更、しかし1944年から1946年の3年間は太平洋戦争(戦時中)の影響により開催中止となった。

1947年のみ出走条件が5歳(現4歳)限定、しかし翌年から5歳(現4歳)以上に変更、また施行距離は1951年まで春の競走は芝2600mで施行され、秋の競走は出走条件が4歳(現3歳)以上に変更、1950年まで芝3200mに変更され、1948年のみ芝3400mで施行された。また1951年は春の競走が芝2500mに変更、秋の第26回競走を最後に年2回施行制は廃止された。

年1回制になった1952年から1955年は施行距離を芝2400mに変更、1956年のみ中山競馬場の改築に伴い中山改築記念の副称が付けられた。1957年からは芝1800mに変更、現在も変わらずこの距離で施行されている。

1958年からは出走条件が目まぐるしく変わり、同年は5歳(現4歳)以上、1959年から1960年は4歳(現3歳)以上、1961年から1962年は5歳(現4歳)以上、1963年は4歳(現3歳)以上、1964年から1966年は5歳(現4歳)以上、1967年は4歳(現3歳)以上、1968年に5歳(現4歳)以上でおさまった。

1972年からは負担重量が別定に変更、1984年からはグレード制施行によりGIIに格付け、かつ混合競走に指定され外国産馬が出走可能になり、1996年からは地方所属の騎手が騎乗可能となり、2005年から国際競走に指定された。

伝統と格式を誇る重賞競走で、本競走から天皇賞(春)や安田記念、更には宝塚記念を目標とする有力馬が始動する場合があり、春の古馬GI戦線を占う重要な役目を担っている。また本競走からメイダン競馬場で施行されるドバイミーティングや4月下旬に香港の沙田競馬場で施行されるクイーンエリザベス2世カップへ遠征する競走馬陣営も増えてきており、2011年にはヴィクトワールピサがこのレースを制し、続くドバイワールドカップで日本調教馬初の優勝を成し遂げた。

出走資格は、サラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の競走馬及び外国調教馬(8頭まで)。

負担重量は4歳は55kg(開催日が3月2日以降の場合は56kg[1])、5歳以上は56kg、牝馬は2kg減を基本とし、

施行日当日から1年前の開催週以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増
施行日当日から1年前の開催週以降の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
施行日当日から1年前の開催週より過去のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増

以上の条件で斤量が課せられる。ただし2歳時の成績を除く。なお2007年までは賞金別定で行われていたが2008年からは有力馬の出走を促すためグレード別定重量に変更となっている。

^ 1,600m超2,200m未満の競走のアローワンス([1]のアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量についての項目参照)が2月は1kg、3月は0kgとなっている。開催日(天災地変その他やむを得ない事由により開催日の日取りを変更した場合における変更後の開催日を除く。)が2日以上連続する場合において、それらの開催日の最初の日とその他の日におけるアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量が当該表に定めるところにより変更されることとなる場合については、当該最初の日現在における当該表による重量をもってそれらの開催日におけるアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量とする。より、開催日が3月1日(2009年はこれに該当する)の場合でも前日の土曜日が2月28日と2月なのでアローワンスは1kg

2023年「中山記念」出馬表

25/1/26 (日) 中山記念(GⅡ)/中山/別定/1800m(右・芝)

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2023年「中山記念」の前哨戦分析

今週は、フルゲート16頭に対して15頭の出走登録馬にとどまる中山記念(2023年)の予想について解説する。

 

中山記念は、例年G1馬が数多く出走するが、今年も今後の飛躍が楽しみな好メンバーが揃った。

 

チャレンジカップを圧勝したソーヴァリアントが1番人気となりそうだが、他にもG1を狙える素質馬が出走を予定しており、混戦が予想される。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、中山記念の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

チャレンジカップ組

1着のソーヴァリアント(横山武史)が出走登録している。

 

ソーヴァリアント

チャレンジカップの勝利という結果は、レッドベルオーブの大逃げにより馬群がバラける展開の中で好位追走から抜け出しており、着差以上に余裕のある内容であった。

 

なお、ソーヴァリアントは、同じ中山で行われたオールカマーで惨敗を喫してしまったが、心房細動で度外視可能である。

 

また、ソーヴァリアントは、セントライト記念でアサマノイタズラに差されてしまっているが、タイトルホルダーが13着に沈むハイペースを早め先頭で押し切りを狙ってのものであり、負けて強しの内容であった。

 

よって、中山記念の予想においては、急激なメンバー強化であるものの、ソーヴァリアントに高い評価を与えて当然である。

 

香港カップ組

2着のダノンザキッド(北村友一)が出走を予定している。

 

ダノンザキッド

香港カップの2着という結果は、ロマンチックウォリアーにこそ力負けだが、中距離の強いメンバー相手で、ジオグリフ、ジャックドール、パンサラッサに先着したことを考えると立派である。

 

また、ダノンザキッドは、マイルチャンピオンシップで2着に好走しており、国内でも一線級相手で通用する能力を示した。

 

なお、ダノンザキッドは去年の中山記念で1番人気を裏切ってしまったが、イン有利の馬場状態で出遅れて終始外を回らされてのものであり、度外視可能である。

 

よって、中山記念の競馬予想においては、ダノンザキッドが去年の雪辱を果たしてもおかしくないと判断すべきである。

 

宝塚記念組

2着のヒシイグアス(松山弘平)が出走登録している。

 

ヒシイグアス

宝塚記念の2着という結果は、中団のインを追走させてイン有利のトラックバイアスを最大限に生かしたものだが、レベルの高い王道路線のG1での好走は価値が高い。

 

また、ヒシイグアスは、一昨年の中山記念馬であり、この条件も得意である。

 

よって、中山記念の予想においては、宝塚記念以来の競馬を考慮しても、ヒシイグアスにも高い評価を与えるべきである。

 

香港マイルカップ組

9着のシュネルマイスター(バシュロ)が出走を予定している。

 

シュネルマイスター

香港マイルカップの9着という結果は、海外遠征で力を発揮できなかっただけで度外視可能である。

 

なお、シュネルマイスターは、マイルチャンピオンシップでは馬群の中の厳しい位置取りで、安田記念では直線で前が開かずに仕掛けが遅れたことによって敗れただけで、いずれも負けて強しの内容であった。

 

よって、中山記念の予想においては、スムーズに能力させ発揮できれば、シュネルマイスターの巻き返しもあり得ると判断すべきである。

 

京都金杯組

1着のイルーシヴパンサー(ミルコ・デムーロ)が出走登録している。

 

イルーシヴパンサー

京都金杯の勝利という結果は、内で脚をためて直線でも内を突くロスのない競馬に恵まれたことは確かだが、4連勝で臨んだ安田記念でも1番人気に推された素質を見せつけた。

なお、イルーシヴパンサーは、追い込み脚質なので外を回らされてしまうと、中山の開幕週の馬場で脚を余す可能性が高まる。

 

よって、中山記念の予想においては、イルーシヴパンサーが好走するためには、京都金杯のように内で脚をためてロスのない競馬ができるかどうかにかかっていると判断すべきである。

 

エリザベス女王杯組

14着のスタニングローズ(吉田隼人)が出走を予定している。

 

スタニングローズ

エリザベス女王杯の14着という結果は、道悪で前崩れの外差しが有利な馬場状態を先行して潰れてしまっただけであり、着順ほど悲観すべき内容ではない。

 

なお、スタニングローズは、オークス2着、秋華賞1着と、4歳牝馬世代ではトップクラスの能力を秘める。

 

問題は、4歳牝馬世代のレベルがあまり高くないことだが、先行力があるので開幕週の中山1800mは舞台が向きそうである。

 

よって、中山記念の予想においては、スタニングローズにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

中山金杯組

1着のラーグルフ(菅原明)が出走登録している。

 

ラーグルフ

中山金杯の勝利という結果は、好位追走からスムーズに抜け出して1番人気に応えたが、ゴール前で後続に迫られたことは少し不満が残る。

 

また、ラーグルフは、皐月賞やセントライト記念をみると、一線級相手では少し力不足である。

 

よって、中山記念の予想においては、ラーグルフに高い評価は不要である。

 

白富士ステークス組

2着のドーブネ(武豊)が出走を予定している。

 

ドーブネ

白富士ステークスの2着という結果は、サリエラには力負けで仕方ないが、開幕週の馬場で楽に逃げを打ちながらも3・4着馬に迫られたことは残念な内容であった。

 

よって、中山記念の予想においては、ドーブネが好走するためには開幕週の馬場を生かしてどこまで粘れるかにかかっていると判断すべきである。

 

以上、中山記念に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、ハンデ、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、中山記念(2023年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

2022

1

5

パンサラッサ

5

2

吉田豊

2

11

カラテ

6

4

菅原明

3

12

アドマイヤハダル

4

3

横山武

2021

1

8

ヒシイグアス

5

1

松山弘

2

4

ケイデンスコール

5

5

岩田康

3

13

ウインイクシード

7

7

横山武

2020

1

3

ダノンキングリー

4

1

横山典

2

7

ラッキーライラック

5

2

Mデム

3

4

ソウルスターリング

6

6

北村宏

2019

1

1

ウインブライト

5

5

松岡正

2

3

ラッキーライラック

4

6

石橋脩

3

7

ステルヴィオ

4

2

丸山元

2018

1

5

ウインブライト

4

2

松岡正

2

10

アエロリット

4

5

横山典

3

8

マルターズアポジー

6

6

柴田善

2017

1

1

ネオリアリズム

6

3

デム

2

5

サクラアンプルール

6

8

横山典

3

9

ロゴタイプ

7

7

田辺裕

2016

1

9

ドゥラメンテ

4

1

デム

2

10

アンビシャス

4

4

ルメ

3

2

リアルスティール

4

2

福永祐

2015

1

4

ヌーヴォレコルト

4

3

岩田康

2

7

ロゴタイプ

5

2

デム

3

11

ステファノス

4

4

シュ

2014

1

4

ジャスタウェイ

5

2

横山典

2

9

アルキメデス

5

4

岩田康

3

5

ロゴタイプ

4

3

デム

2013

1

15

ナカヤマナイト

5

2

柴田善

2

10

ダイワファルコン

6

3

北村宏

3

9

シルポート

8

8

松岡正

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

ソーヴァリアント

5

チャレンジC(G3)1

イルーシヴパンサー

5

京都金杯(G3)1

ダノンザキッド

5

香港C(G1)2

マイルCS(G1)2

ラーグルフ 

4

中山金杯(G3)1

ヒシイグアス 

7

宝塚記念(G1)2

ドーブネ 

4

白富士S(L)2

シュネルマイスター

5

香港マイル(G1)9

マイルCS(G1)5

モズベッロ 

7

2021年有馬記念

8

スタニングローズ

4

エリザベス女王杯(G1)14

   

マスターと椎名友希が『フェブラリーS』の質問に答えます

Q1:中山芝1,800mの特徴

中山芝1,800mの特徴を教えてください。中山の開幕週での開催となりますが、今のところ逃げ先行馬が少なく、人気も割れそうです。気を付けるべきポイントがありましたら教えてください。

Q2:ソーヴァリアントの評価

チャレンジC(G3)で1番人気1着のソーヴァリアントが出走予定です。4番手の好位から直線伸びて快勝し昨年に続く連覇でした。前々走のオールカマーでは第3コーナーから後退し最下位となりましたが、心房細動だったそうです。3歳の時はダノンザキッドの方が人気がありましたが、今回は1番~2番人気になりそうです。マスターの評価を教えてください。

Q3:ダノンザキッドの評価

香港C(G1)で6番人気2着で、ジオクリフ、ジャックドール、レイパパレ、パンサラッサに先着したダノンザキッドについて。前々走のマイルCSでは直線狭いところを抜けて6番人気2着と好走しました。マスターもこの人気なら狙い目と解説していました。昨年の関屋記念から成績が良いですが、安定した力を付けたとみていいでしょうか?

Q4:ヒシイグアスの評価

一昨年の覇者で、休み明けの天皇賞秋で5着、昨年の大阪杯で4着、宝塚記念2着のヒシイグアスについて。宝塚記念は7枠10番でしたが上手く内に入れてロスなく乗りました。戦績でいうと今回トップクラスだと思いますが、今回は休み明けで7歳になります。マスターの評価を教えてください。

Q5:スタニングローズの評価

秋華賞馬のスタニングローズが出走予定です。エリザベス女王杯では2番人気14着でした。スタニングローズは先行馬群にいましたが直線伸びませんでした。外枠が上位を独占したレースでしたが、走ったコースが悪かったのか、距離が長かったのか、力負けか、どう分析しますか?

Q6:シュネルマイスターの評価

シュネルマイスターは香港マイル(G1)で、中団の内目にいましたが直線は伸びず9着でした。陣営は『原因不明』とコメントしていました。前々走のマイルCSでは後方にいて、直線は前があかず少しスムーズさを欠いているようにも見えました(1番人気5着)。今回巻き返しの可能性はあると思いますか?

Q7:金杯組の評価

京都金杯1着のイルーシヴパンサー、中山金杯1着のラーグルフが出走予定です。イルーシヴパンサーは後方の内目でロスがなく、直線は馬群を割って伸びました。この時3着のプレサージュリフトは東京新聞杯で3着でした。ラーグルフは出負けしましたが、中団から外に出して伸びそうで伸びずゴール前は接戦でした。この時5着のマテンロウレオは京都記念2着です。マスターはこの2頭を今回どう評価しますか?

Q8:福永騎手の引退について

福永祐一騎手が調教師試験に合格し、2月末で騎手を引退します。現役で1発合格は凄いなと思いました。マスターと椎名さんの印象を教えてください。また、今年はどこかの厩舎で修行することになるそうですが、椎名さんは1年間厩舎で勉強出来るとしたらどこの厩舎に行ってみたいですか?

昨年の「中山記念」レース結果

開催日:2024/02/25

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着順 馬番 馬名 MI 性別 馬齢 斤量 タイム KP BP AP TP
1 8 マテンロウスカイ 78 セン 5 57 01:48.1 82 -2
-2
0
0
2 7 ドーブネ 75 5 57 01:48.4 79 -2
-2
0
0
3 4 ジオグリフ 76 5 58 01:48.5 78 0
-2
0
0
4 3 ソールオリエンス 81 4 58 01:48.6 77 2
2
0
0
5 13 マイネルクリソーラ 76 5 57 01:48.8 75 -2
2
1
0
6 11 タイムトゥヘヴン 72 6 57 01:48.9 74 -2
0
0
0
7 9 エルトンバローズ 73 4 57 01:49.0 73 0
0
0
0
8 16 ホウオウリアリティ 67 6 57 01:49.2 71 -2
-2
0
0
9 10 ラーグルフ 70 5 57 01:49.3 70 -2
2
0
0
10 12 ボーンディスウェイ 69 5 57 01:49.4 69 -2
2
0
0
11 5 ヒシイグアス 71 8 58 01:49.4 69 0
2
0
0
12 2 ソーヴァリアント 65 6 57 01:49.4 69 -2
-2
0
0
13 14 エエヤン 68 4 57 01:49.5 68 0
0
0
0
14 15 テーオーシリウス 59 6 57 01:50.2 61 -2
0
0
0
15 1 レッドモンレーヴ 54 5 58 01:50.9 54 0
0
0
0
16 6 イルーシヴパンサー 23 6 57 01:54.0 23 -2
2
0
0

展開図

今週のトラックバイアス

1/25(土)小倉牝馬S1/26(日)AJCC・プロキオンS※更新をお待ちください

中山
ややイン有利
ダート
フラット
先週と同じ想定
25/1/23 15:06 更新
中京
フラット
ダート
ややイン有利
先週と同じ想定
25/1/23 15:06 更新
イン有利→ややイン有利→外回イン有利※→フラット→外有利 ※外を回り過ぎてインが有利の状態
中山記念
過去5年のトラックバイアス
2024
2/25(日)中山
イン有利
雨で芝のイン有利度が増す
2023
2/26(日)中山
フラット
開幕週
2022
2/27(日)中山
ややイン有利
開幕週
2021
2/28(日)中山
ややイン有利
開幕週
2020
3/1(日)中山
イン有利
開幕週
2019
2/24(日)中山
フラット
開幕週

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