金鯱賞(G2)/中京競馬場/芝2000m/右/条件:4歳以上オープン/賞金:6700万円

金鯱賞の過去データに関する質問にマスターが答えます!うまっぷることりさんをゲストにお迎えした動画も合わせてご覧ください!
目次
人気別の過去データからみる金鯱賞2020
以下、中京芝2000Mの単勝人気別成績データです。1番人気の連対率が高いです。ただ、今の施工条件になった2012年からなのでデータ量が少ないです。あまり重視しないほうがいいですか?
単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
1番人気 | 7-4-2-8 | 33.30% | 52.40% | 61.90% |
2番人気 | 1-2-4-14 | 4.80% | 14.30% | 33.30% |
3番人気 | 1-1-1-18 | 4.80% | 9.50% | 14.30% |
4番人気 | 1-1-5-14 | 4.80% | 9.50% | 33.30% |
5番人気 | 3-1-1-16 | 14.30% | 19.00% | 23.80% |
6~9番人気 | 6-7-5-66 | 7.10% | 15.50% | 21.40% |
10番人気以下 | 2-5-4-133 | 1.40% | 4.90% | 7.60% |
中京の2000mはあまりレースが多くないです。金鯱賞以外はハンデ戦(中日新聞杯と愛知杯)なので、その割には1番人気がよく勝っているな、という感じはありますが、余りにもレース数が少ないので、単純に1番人気が強い、という話ではありません。ただ、今年はサートゥルナーリアが来る可能性が高いので、このデータの傾向は続く可能性はあると思います。
枠順別成績からみる金鯱賞2020
以下、枠順別成績です。バラつきがあるので、特に有利な枠はないとみていいでしょうか?
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
1枠 | 2-0-1-11 | 14.30% | 14.30% | 21.40% |
2枠 | 0-1-1-12 | 0.00% | 7.10% | 14.30% |
3枠 | 2-1-0-11 | 14.30% | 21.40% | 21.40% |
4枠 | 0-2-1-12 | 0.00% | 13.30% | 20.00% |
5枠 | 0-1-1-13 | 0.00% | 6.70% | 13.30% |
6枠 | 1-0-1-13 | 6.70% | 6.70% | 13.30% |
7枠 | 1-2-2-14 | 5.30% | 15.80% | 26.30% |
こちらも施行が変わった2012年以降のデータで、データ数が少ないのですが、中京の芝というのは基本的にフラットなことが多いです。ただ、ここ近年は金鯱賞は開幕週に開催されていたので、差しが届き辛くて内側が有利、前が残りやすくはあるものの、基本的にはフラットなのでこの結果になっているのだと思います
前走の距離別成績からみる金鯱賞2020
以下、前走の距離別成績です。2400~2500mを走った馬を重視したほうがいいですか?距離延長は厳しいでしょうか?
前走の距離 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
1600m | 0-0-0-10 | 0% | 0% | 0% |
1800~1900m | 2-2-1-31 | 5.60% | 11.10% | 13.90% |
2000m | 0-3-2-28 | 0% | 9.10% | 15.20% |
2200m | 2-1-0-19 | 9.10% | 13.60% | 13.60% |
2400~2500m | 4-2-5-9 | 20.00% | 30.00% | 55.00% |
2600m以上 | 0-0-0-6 | 0% | 0% | 0% |
これは当たり前の話です。この時期になってからの金鯱賞は、大阪杯のステップレースで、暮れの有馬記念とジャパンカップを使っているトップクラスの馬の出走数が多いからです。一方、マイル戦線を使った馬の成績が悪いことについては、日本の競馬は中長距離が王道路線で、一番強いメンバーが集まっている傾向にあるためです。マイルチャンピオンシップを含めG1でもマイル戦線はレベルとしては低くなることが原因です
脚質別成績から見る金鯱賞2020
以下、脚質別成績です。「近年は後ろからは届かない」「前哨戦らしくスローペースになりやすい」と某雑誌にありました。そうすると、逃げ馬には注意したほうがいいのでしょうか?
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
逃げ | 0-2-0-6 | 0.00% | 25.00% | 25.00% |
先行 | 3-3-1-21 | 10.70% | 21.40% | 25.00% |
差し | 5-3-7-24 | 12.80% | 20.50% | 38.50% |
追込 | 0-0-1-30 | 0.00% | 0.00% | 3.20% |
先ほどお話したように、ここ近年の金鯱賞は中京の開幕週なので、綺麗な馬場で差しよりは内が残りやすいのが1つあります。そしてもう1つは、今年もなんですが、サートゥルナーリアのように超一線級のG1馬が大阪杯に向けて出てくると、他の馬が勝てないと思って少頭数になりやすいです。そうすると先行馬も少なくなり、ペースが落ち着きやすくなり、追い込みが届き辛いです。今年は変則的で、開幕週ではなく3週目の開催です。A→Bコース替わりなのでちょっと内側が出てくる可能性があり、先行脚質のサートゥルナーリアが好走する可能性は高くなると思います
性別成績から見る金鯱賞2020
以下のデータを見ると牝馬の勝率が低いです。理由はあるのでしょうか?
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
牡・セ | 8-7-8-72 | 8.40% | 15.80% | 24.20% |
牝 | 0-1-1-9 | 0.00% | 9.10% | 18.20% |
まず1つ目の理由は超一級戦の牝馬を覗いては牡馬のほうが若干強いこと、もう1つは牝馬にとって金鯱賞は使い辛い一戦になっていて、目標はヴィクトリアマイルを目指すので、中山牝馬ステークスやマイル戦線を選ぶことが多いためです。なので牝馬の出走数自体が少なくなってしまう、ということですね。今年も牝馬がサトノガーネット、ソウルスターリングだと、サートゥルナーリア相手にどうかな、と思うので、過去データよりは今年の出生馬をみて牝馬は難しいのかな、という結論になります
サートゥルナーリアについて 金鯱賞2020
「サートゥルナーリアは左回りが不得意」と言われることについて、マスターはどう思いますか?
天皇賞秋とダービーで左回りで2回負けているからなんでしょうが、天皇賞秋に関しては好位を走っていた割りに伸びを欠きましたが、ダービーに関しては、極端に内側が有利な馬場で、ロジャーバローズが1枠を引いて人気薄で勝ったように、外回った馬が壊滅状態の中、サートゥルナーリアはスタートを大出遅れして、外一周ブン回しての3着なのでむしろ内容的には一番強かった、とみれば、「左回りが全然ダメ」という話ではないと思います。ダービーは度外視可能なので、左回りについてはそんなに気にしなくていいと思います
「無観客競馬は、繊細なサートゥルナーリアとっては有利」とよくネットで出てきます。マスターはどう思いますか?
日本ダービーで観客の声援に驚いて出遅れた、という話があったので、そう思うのかもしれません。サートゥルナーリアに限らず競馬馬は繊細なので、無観客競馬のほうが能力を発揮しやすい傾向になると思います。特に繊細なサートゥルナーリアにとっては、能力うんぬんよりも出遅れる可能性が少なくなるのかなと思います

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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