アイビスサマーダッシュ(GⅢ)/新潟/別定/1000m(左・芝)
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第15回アイビスサマーダッシュは、直線競馬唯一の重賞ということもあり混戦が予想されたが、1番人気のベルカントの勝利で幕を閉じた。
ベルカントは、外枠からの発走ということもあり、好位の外目を追走した。
そして、ベルカントは、早めに先頭に立つとそのまま押し切り、第15回アイビスサマーダッシュを制覇した。
ベルカントの第15回アイビスサマーダッシュの勝利という結果は、2馬身もの差をつけており、スピードの違いを見せつけた。
よって、今後のスプリント戦線の競馬予想においては、先行力を生かせる展開や馬場になるようであれば、ベルカントに高い評価を与えるべきだが、1200m戦では展開などの助けが必要なことも確かである。
一方、第15回アイビスサマーダッシュでは9番人気のシンボリディスコが2着に入り、中波乱を演出した。
シンボリディスコは、先団を見る形の2列目を追走し、残り400mくらいからもシブトイ脚を使い、2着争いを制した。
シンボリディスコの第15回アイビスサマーダッシュの2着という結果は、今年に入って馬券圏内を外していない充実ぶりを示したものだが、直線競馬という特殊な条件での弱いメンバーに恵まれたことも確かである。
よって、今後のスプリント戦線の競馬予想においては、重賞2着馬というだけで、シンボリディスコを過大評価すべきではない。
一方、第15回アイビスサマーダッシュでは、アースソニックが去年に続き3着に入った。
アースソニックは、中団を追っつけられながら追走していたが、ゴール前でもジリジリと伸び、2着争いに加わったとこがゴールだった。
アースソニックの第15回アイビスサマーダッシュの3着という結果は、勝ちきれはしないものの、得意の直線競馬ならば堅実に走ることを改めて示した。
よって、今後もアースソニックが直線競馬に出走してくるようであれば注意が必要である。
以上のように、第15回アイビスサマーダッシュは、ベルカントの圧勝で幕を閉じた。
ただし、第15回アイビスサマーダッシュは直線競馬という特殊な条件のため、今後のスプリント戦線の重賞には直結しない可能性が高い。
競馬理論のファンの方は、直線競馬の特殊性を頭に入れて、第15回アイビスサマーダッシュ組の能力を評価して頂きたい。
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