アイビスSD(G3)/新潟競馬場/直線芝1000m/左/条件:サラブレッド系3歳以上/賞金:3800万

こんにちは、予想屋マスターです。
今週は、アイビスサマーダッシュについてお話をしたいと思います。
今年はフルゲート18頭と揃ったメンバーと、直線の唯一の重賞ということもあって、スピード自慢が揃ったのかなというふうに思っております。
それでは過去のレースを順番に振り返っていきます。
【2020 アイビスサマーダッシュ】各過去レースの分析
2019年 アイビスサマーダッシュ
このメンバーからは、勝ったライオンボス、2着のカッパツハッチ辺りが出走してくると。
この日はライオンボスは、2着に3/4馬身以上の差をつけて、楽な競馬でスピードの違いで押し切ったと。
これを見るとですね、直線競馬ではちょっと国内では敵なしかなという感じがしました。
2着のカッパツハッチですが、不利な内枠の割にはよく頑張ったのかなという感じがします。
なので、最近成績悪いんですが、カッパツハッチについては注意が必要かなと。
後ですね、ちょっと下の方で、見直しが必要とすると、ダイメイプリンセスですね。
ちょっとスタートで出遅れてしまって、かつ内枠ということで、能力を発揮できなかったので、これは去年の残敗だけで評価を下げるのは危険かなと思います。
元々一昨年の覇者なので、枠順次第では、今年は去年の雪辱を果たしてもおかしくないのかなという評価でいます。
あと5着のレジーナフォルテですが、これは先行して、やっぱり少しのスピード不足かなという感じがしました。
2019年 ルミエールオータムD
次は秋に行われた直線競馬のオープンですね。
この時はライオンボスが2着に敗れてしまったんですが、勝ったのがレジーナフォルテと。
ライオンボスですが58キロの斤量で、その分ですね、脚が鈍ってしまったという感じなので、今回斤量が戻ることを考えると、やはりレジーナフォルテには負けられなのかなと。
なのでライオンボスが逆転する可能性が高いと。
3着のミキノドラマーですが、この58キロのライオンボスに敗れてしまったことを考えると、今回は重賞ではやはり厳しいのかなという評価でいます。
CBC賞
このメンバーからはラブカンプーが出走してくると。
ラブカンプーは、逃げてそのまま押し切るといった競馬だったんですが、先頭切って1着と。
2番手追走したアンヴァルが2着だったように、行ったきりの競馬に恵まれた、かつちょっと渋って後ろから届き辛い馬場状態に恵まれた感があるので、この勝利だけで、51キロのハンデでしたし、過大評価は禁物なんですが、元々ですね、3歳の時に直線競馬でも好走しているので、多少注意が必要かなと。
ただですね、前回のCBC賞の勝利だけで、完全復活と見るのは危険かなというふうに思っております。
テレビユー福島賞
こちらのメンバーからはアユツリオヤジが出走してくるんですが、初の芝だったんですが、この馬は外枠の方がいつも走る傾向にダートの時からあるんですが、8枠15番を生かして楽に先手を取って、そのまま押し切ると。
2着をちぎっているので、この勝ちっぷりであれば、直線競馬の適正はあるにせよ、無視はできないのかなというふうに思っております。
韋駄天ステークス
春の行われた直線競馬ですね。
このメンバーからは勝ったライオンボス、2着のジョーカナチャン、3着のダイメイプリンセスあたりが出走してきます。
まずライオンボスに関しては、57.5キロのハンデながら押し切ったと。
それもですね目標が今回のアイビスサマーダッシュだったことを考えると、やはりこの勝利は評価に値するのかなと。
やはり今年もですね、かなりの確率でライオンオスは人気ですが、好走する可能性が高いのかなという感じがします。
ジョーカナチャンはですね、ライオンボスにあとちょっと、というところまで迫ったので、ハンデ差があるので今回逆転まではちょっと厳しいのかなと思うんですが、やはり相手の1頭としては評価しなければいけないのかな、という感じがします。
あとはこの中で内容が良かったのは、3着のダイメイプリンセスと、5着のナランフレグと。
この2頭、ダイメイプリンセスもナランフレグも、直線で行き場を失って、仕掛けが遅れてのこの着差なので、もうちょっとスムーズな競馬が出来ていれば、ライオンボスで迫っていた可能性が高いのかなと。
ダイメイプリンセスがですね、牝馬で斤量56キロだったことを考えると、今回はやはり一昨年の走りをしてもおかしくないのかなという感じがします。
なのでやはり直線競馬の適正ではですね、ずっと見ていただくと分かるんですが、ライオンボスとダイメイプリンセスがちょっと抜けた2頭と。
そこにですね、ナランフレグがうまく馬群を捌けば、追い込み一手なんでそこがちょっと難しいんですが、巻き返すというところかなというふうに思っております。
それでは、枠順を見ながら1頭ずつ解説していきたいと思います。
【2020 アイビスサマーダッシュ】展開予想と全頭解説
1番ノーワン
ちょっと厳しいかなという感じがします、内枠ですしね。
2番ラブカンプー
前走のCBC賞で復調気配を見せたんですが、やはり前走は前が止まりにくい馬場で、楽に逃げたという競馬に恵まれたので、今回はこの枠順だと、ちょっと厳しい可能性の方が高いかなと思っています。
3番ワンアフター
厳しいですね。
4番カッパツハッチ
去年の2着馬なんですが、前走を見ると、かつこの枠順だと、押さえ程度の評価を与えれば十分かなという感じがします。
5番ナランフレグ
前走の韋駄天ステークスは前が塞がってしまって脚を余した感があるので、普通はこの直線競馬は外枠の方が有利なんですが、この馬の場合、いつもドン尻からの競馬になるので、外枠で前が詰まるよりも、内で誰もいないところを追い込んだ方が走る感じがするので、巻き返しがあってもおかしくないのかなという感じがします。
6番ナインテイルズ
厳しいですね。
7番レジーナフォルテ
唯一、直線競馬でライオンボスを破った馬なので、注意は必要ですが、ただこの枠順なので相手候補の1頭、という評価でいいのかなと思います。
8番ダイメイプリンセス
この馬も前走の韋駄天ステークスで前が塞がってしまっての3着だったことを考えると、スムーズに前が開けば、今回はもっと走ってもおかしくないのかなという感じがします。
韋駄天ステークスで前が詰まったナランフレグとダイメイプリンセスですが、ライオンボスを倒すとしたらこの2頭かなという感じがしています。
9番ジョーカナチャン
韋駄天ステークス2着なのでこの馬も相手に入れないといけないんですが、今回は斤量54キロと、ライオンボスより枠が内なので、ライオンボスを逆転するのは難しいかなと。
なので2着候補の1頭という感じがしています。
10番イベリス
厳しいですね。
11番アユツリオヤジ
これはやってみなければ分からないので何とも言えないんですが、この枠順で、このメンバーだと先手を取れないでどこにもいなくなっちゃうというパターンの方が大きいのかなという感じがします。
ただ芝では能力的に底を見せていないので、揉まれずに競馬が出来れば、前走のテレビユー福島賞の勝ちっぷりから、注意は必要かなと思っています。
12番ビリーバー
直線競馬だとどうですかね、ついていけないで終わっちゃうかなという感じがしますが、対戦メンバー的には差がない気がしています。
13番ライオンボス
直線競馬は崩れなく走っているので、連の軸という意味では、この枠順であれば、1番固いという感じがしています。
なので連覇の可能性はかなり高いのかなと思っています。
14番ゴールドクイーン
芝の1,000m、やってみなければ分からないんですが、芝のレースっぷりを見ると、やはりスピード不足かなという感じがします。
15番モンペルデュ
これも初芝でやってみなければ分からないんですが、スピードは上位ですが、やはりちょっとメンバーが急激に強くなったかなという感じがするので、厳しいかなと思っています。
16番クールティアラ・17番メイショウカズヒメ
厳しいですね。
18番ミキノドラマー
直線競馬得意なので、去年のルミエールオータムDの内容だけ走れば、多少、2.3着候補という意味では外枠なのであるんですが、ただ急激なメンバー強化と、上がり目がないので、押さえ程度の評価で十分かなという感じがしています。
以上、18頭このように解説しております。
アイビスサマーダッシュは数少ない直線競馬で、同じようなメンバーで対戦してきているので、非常に分かりやすいんですが、基本はライオンボスが勝つか、負けてもナランフレグとダイメイプリンセス辺りに負けるくらいで、あとはライオンボスが相手に何を連れてくるか、といった競馬になると思います。
なので馬券的には、ライオンボスの単勝オッズが1.何倍になると思うので、あまり魅力がないんですが、今週2場なので、多分頭数も揃うと思うので、そちらの馬券を買っていただけたらいいかなと思います。
アイビスサマーダッシュの解説は以上です。
また来週楽しみにしていてください。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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