アイビスサマーダッシュ(GⅢ)/新潟/別定/1000m(左・芝)
第14回アイビスサマーダッシュは、1番人気のセイコーライコウ(柴田善臣)が人気に応えて勝利を収めた。
競馬理論の競馬予想では、函館スプリントステークスで外を回ったため、敗れはしたものの、負けて強しのレース内容であった上に、直線競馬への適性も高いと判断したセイコーライコウを人気でも逆らうべきでないと判断し、本命に予想した。
レース中、セイコーライコウは、中団で待機しつつ、残り1ハロン弱で内から先頭に並びかけると、余裕を保ったまま先頭でゴールし、第14回アイビスサマーダッシュを制覇した。
第14回アイビスサマーダッシュにおけるセイコーライコウの勝利という結果は、着差以上に強いレース内容であり、他の出走馬とのスピードの違いを見せつけた。
すなわち、第14回アイビスサマーダッシュ以降に行なわれるスプリント戦線の競馬予想においても、セイコーライコウに高い評価を与えるのが当然である。
一方で、第14回アイビスサマーダッシュでは、5番人気のフクノドリーム(横山典弘)が2着に粘り込んだ。
競馬理論の競馬予想では、バーデンバーデンカップにおいてハイペースで先行していたものの、大きく崩れることはなかったレース内容から、アイビスサマーダッシュでの距離短縮はプラスと判断し、フクノドリームにも高い評価を与えていた。
レース中、フクノドリームは、外枠を生かして2番手集団の外目を追走して、一旦は先頭に立ったものの、内からセイコーライコウに差されてしまったため、結果として2着止まりであった。
第14回アイビスサマーダッシュにおけるフクノドリームの2着という結果は、直線競馬向きのスピードを発揮したといえる。
このことから、第14回アイビスサマーダッシュ以降の重賞レース戦線においてフクノドリームが好走するためには、今後、距離が延長するといった点も考慮すると、楽に先行するといった様々な展開の助けが必要と判断すべきである。
また、第14回アイビスサマーダッシュでは、3番人気のアースソニック(岩田康誠)が3着に入った。
競馬理論の競馬予想では、外を回らされたと判断した函館スプリントステークスのレース内容から、アースソニックにもセイコーライコウより評価は下であったが、高い評価を与えていた。
レース中、アースソニックは、中団よりやや後方を追走してレースを進め、残り1ハロンからジリジリといい脚を使ったが、結果として3着止まりであった。
第14回アイビスサマーダッシュにおけるアースソニックの3着という結果は、ゴール前の伸び脚を見ると、若干の距離不足であると判断した。
つまり、第14回アイビスサマーダッシュ以降の重賞レース戦線の競馬予想においては、アースソニックがフクノドリームを逆転する可能性も高いと判断すべきである。
以上のように、第14回アイビスサマーダッシュは、セイコーライコウの強さがきわだった一戦となった。
競馬理論のファンの方は、セイコーライコウの今後の走りに大いに期待して頂きたい。
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