農林水産省賞典 函館記念(GⅢ)/函館/ハンデ/2000m(右・芝)
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第52回函館記念は、3番人気のマイネルミラノ(丹内祐次)と13番人気のケイティープライド(浜中俊)で決着し、競馬理論の競馬予想では馬連万馬券を的中することができた。
競馬理論の競馬予想では、コース替りでイン有利に急変した函館競馬場の馬場を考慮し、単騎逃げ濃厚のマイネルミラノを本命に予想した。
レースでは、マイネルミラノは、競りかけてくる馬もおらず楽にハナに立った。
そして、マイネルミラノは、抜群の手応えのまま直線に向くと後続を突き放し、第52回函館記念を制覇した。
マイネルミラノの第52回函館記念の勝利という結果は、イン有利の馬場の単騎逃げの展開に恵まれたものではあるが、マイペースならばシブトイことを改めて示した。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想においては、イン有利の馬場や楽に逃げを打てるメンバー構成の時にはマイネルミラノに高い評価を与え、それ以外の時には第52回函館記念馬ほどの高い評価は不要である。
一方、第52回函館記念では、ケイティープライドが2着に入った。
競馬理論の競馬予想では、好位のインに入れば重賞でも通用するケイティープライドに、マイネルミラノが逃げ切る展開では好走必至と判断し、高い評価を与えていた。
レースでは、ケイティープライドは、注文通り5~6番手のインに潜り込んだ。
そして、ケイティープライドは、直線でもジリジリと伸びて、2着を確保した。
ケイティープライドの第52回函館記念の2着という結果は、イン有利の馬場でロスのない競馬に恵まれたものではあるが、ラチ沿いに寄れれば重賞でも通用することを示した。
よって、第52回函館記念以降の重賞戦線の競馬予想においても、イン有利の馬場で内枠を引いた場合にのみ、ケイティープライドにそれなりの評価を与えるべきである。
一方、第52回函館記念では9番人気のツクバアズマオー(吉田豊)が3着に追い込んだ。
ツクバアズマオーは、中団よりやや後方のラチ沿いに潜り込み、直線で前が開くと一気に脚を使って、3着に追い込んだ。
ツクバアズマオーの第52回函館記念の3着という結果は、直線で少し仕掛けが遅れてしまった不利こそあったものの、イン有利の馬場を最大限に生かしたものである。
よって、第52回函館記念以降の競馬予想においても、ツクバアズマオーが重賞で通用するためには、展開などの助けが必要と判断すべきである。
以上のように、第52回函館記念は、マイネルミラノの逃げ切りで幕を閉じた。
なお、第52回函館記念は、イン有利の馬場が結果にかなり大きな影響を与えたものであり、実力通りの決着というわけではない。
競馬理論のファンの方は、このことを頭に入れておいて、次走以降の第52回函館記念組の評価を下して頂きたい。
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