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2022/07/12 2022/07/15

【 函館記念2022予想】 サンレイポケットが格の違いを見せつけるか?

出走日:2022年07月17日(日)
農林水産省賞典 函館記念(GⅢ)/函館/ハンデ/2000m(右・芝)

 

今週は、フルゲート16頭に対して18頭もの出走登録があった函館記念(2022年)の予想について解説する。

 

函館記念は、サマー2000シリーズの第2戦である。

 

函館記念は、中心馬が不在の上に、ハンデ戦の重賞ということもあり、混戦模様である。

 

今年は、サンレイポケット(鮫島)が人気となりそうだが、去年の新潟大賞典以降勝ち星から遠ざかっており、今年も波乱となってもおかしくはない。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、函館記念の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

鳴尾記念組

3着のサンレイポケット(鮫島駿)が出走登録している。

 

サンレイポケット

鳴尾記念の3着という結果は、前が残りやすい馬場且つスローペースで脚を余しただけであり、レース内容としては悪くない。

 

なお、サンレイポケットは、ジャパンカップ。天皇賞秋とかなり強いメンバー相手に連続で4着と好走しており、このメンバーに入れば実績的にも上である。

 

よって、函館記念の予想においては、極端に重いハンデとならないようであれば、サンレイポケットに高い評価を与えて当然である。

 

大阪杯組

6着のスカーフェイス(岩田康誠)が出走を予定している。

 

スカーフェイス

大阪杯の6着という結果は、一線級が揃ったメンバーを考えると立派だが、イン有利の馬場でロスのない展開の助けもあった。

 

なお、スカーフェイスは、中山金杯でも外から追い込んで2着に追い込んでおり、G3ならば能力的にも通用する。

 

よって、函館記念の予想においては、差しが届く展開になるようであれば、スカーフェイスにも注意を払うべきである。

 

目黒記念組

2着のマイネルウィルトス(ミルコ・デムーロ)が出走登録している。

 

マイネルウィルトス

目黒記念の2着という結果は、早めに先団に押し上げたミルコ・デムーロ騎手の好判断にも恵まれたが、きっちりと連対を確保したことは立派である。

 

なお、マイネルウィルトスは、アルゼンチン共和国杯でも2着に好走しており、このメンバーに入れば能力的には上である。

 

よって、函館記念の予想においては、マイネルウィルトスにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

特にマイネルウィルトスは、不良馬場の福島民報杯を大差勝ちした実績があるので、馬場が渋った際には更に評価を上げるべきである。

 

巴賞組

3着のサトノクロニクル・4着のウインイクシード(藤岡佑介)・5着のモンブランテソーロ・6着のランフォザローゼス(横山和生)・10着のアイスバブル(水口)・11着のジェネラーレウーノ(丹内祐次)の合計6頭が出走を予定している。

 

サトノクロニクル

巴賞の3着という結果は、ゴール寸前で不利を受けたが大勢は決した後であった。

 

また、中団のインで脚をためる展開にも恵まれた。

 

よって、函館記念の予想においては、復調の兆しを見せたものの、サトノクロニクルに高い評価は不要である。

 

ウインイクシード

巴賞の4着という結果は、上位3頭に伸び負けたが、この馬の場合内で器用な競馬をするよりも自ら外から早めに動いて勝ちに行く競馬をしたほうが能力を発揮することも確かである。

 

よって、函館記念の予想においては、ウインイクシードがそのような競馬をしそうな場合にのみ少し注意を払うべきである。

 

モンブランテソーロ

 

巴賞の5着という結果は、1年ぶりの競馬でゴール寸前で少し不利を受けてのものであり、レース内容としては悪くない。

 

また、モンブランテソーロは、休み前も大崩れなく堅実に走っており、能力的にも底を見せていない。

 

よって、函館記念の予想においては、モンブランテソーロに巴賞組の中では一番高い評価を与えるべきである。

 

ランフォザローゼス・アイスバブル・ジェネラーレウーノ

巴賞のレース内容は見どころがなかった。

 

よって、函館記念の予想においては、ランフォザローゼス、アイスバブル及びジェネラーレウーノに高い評価は不要である。

 

都大路ステークス組

5着のアラタ(横山武史)が出走を予定している。

 

アラタ

都大路ステークスの5着という結果は、少頭数の単騎逃げで止まってしまっており、かなり残念なレース内容であった。

 

ただし、アラタは、休み前に4連勝でオープン勝ちを収めており、都大路ステークスは逃げて目標となる競馬が合わなかっただけとみることもできる。

 

よって、函館記念の予想においては、アラタの巻き返しにも注意を払うべきである。

 

新潟大賞典組

12着のプレシャスブルー(勝浦正樹)・13着のスマイルが出走を予定している。

 

プレシャスブルー

新潟大賞典の12着という結果は、後方からバテた馬をかわしただけで見せ場はなかった。

 

ただし、プレシャスブルーは、展開さえハマればいつも人気以上には走る。

 

特に、パンサラッサに頭差まで迫ったオクトーバーステークスは強い内容であった。

 

よって、函館記念の予想においては、外差しが届く展開や馬場になるようであれば、プレシャスブルーにも注意を払うべきである。

 

スマイル

新潟大賞典の13着という結果は、位置取りが後ろ過ぎたこともあり能力を発揮できなかった。

 

なお、スマイルは、日経賞やアメリカジョッキークラブカップを使っており、エヒトやヒートオンビートを比較すると、夏場の重賞では能力が上と見ることもできる。

 

よって、函館記念の予想においては、スマイルにもかなり高い評価を与えるべきである。

 

以上、函館記念に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、函館記念(2022年)の最終的な予想を決断する。

 

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

ハンデ

2021

1

8

トーセンスーリヤ

6

2

横山和

56

2

4

アイスバブル

6

14

水口

55

3

15

バイオスパーク

6

12

池添

57

2020

1

14

アドマイヤジャスタ

4

15

吉田

54

2

6

ドゥオーモ

7

13

藤岡

53

3

2

バイオスパーク

5

3

和田

55

2019

1

4

マイスタイル

5

1

田中勝

56

2

6

マイネルファンロン

4

9

丹内祐

54

3

10

ステイフーリッシュ

4

3

中谷雄

57.5

2018

1

6

エアアンセム

7

5

藤岡佑

55

2

3

サクラアンプルール

7

7

田辺裕

57.5

3

14

エテルナミノル

5

13

四位洋

54

2017

1

12

ルミナスウォリアー

6

5

柴山雄

55

2

14

タマモベストプレイ

7

14

吉田隼

56.5

3

15

ヤマカツライデン

5

7

池添謙

55

2016

1

6

マイネルミラノ

6

3

丹内祐

56

2

8

ケイティープライド

6

13

浜中俊

52

3

10

ツクバアズマオー

5

9

吉田豊

55

2015

1

5

ダービーフィズ

5

3

岩田康

54

2

3

ハギノハイブリッド

4

10

藤岡康

56

3

1

ヤマカツエース

3

7

池添謙

53

2014

1

3

ラブイズブーシェ

5

2

古川吉

56

2

9

ダークシャドウ

7

8

ロー

58

3

2

ステラウインド

5

7

三浦皇

54

2013

1

8

トウケイヘイロー

4

3

武豊

57.5

2

1

アンコイルド

4

7

吉田隼

55

3

15

アスカクリチャン

6

8

岩田康

56

2012

1

3

トランスワープ

7

4

大野拓

54

2

8

イケトップガン

8

8

丸田恭

52

3

4

ミッキーパンプキン

6

7

池添謙

55

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

サンレイポケット

7

鳴尾記念(G3)3着

アラタ

5

都大路S(L)5着

スカーフェイス

6

大阪杯(G1)6着

フェアリーポルカ

6

福島牝馬S(G3)8

マイネルウィルトス

6

目黒記念(G2)2着

プレシャスブルー

8

新潟大賞典(G3)12

ヴィクティファルス

4

マイラーズC(G2)

14

ハヤヤッコ

6

天皇賞()(G1)15

ギベオン

7

宝塚記念(G1)10

スマイル 

6

新潟大賞典(G3)10

ワールドリバイバル

4

巴賞(OP)2着

タイセイモンストル

5

弥彦S(3勝クラス)1

サトノクロニクル

8

巴賞(OP)3

アイスバブル

7

巴賞(OP)10

ウインイクシード

8

巴賞(OP)4

     

Q1:函館芝2,000mの特徴

函館芝2,000mの特徴を教えてください。昨年と一昨年は2桁人気の馬が好走して大波乱でした。ハンデ戦、函館の最終週という条件で注意するべき点があれば教えてください。

Q2:スカーフェイスの評価

天皇賞春で5番人気4着のヒートオンビートが出走予定です。内目をロスなく乗っていました。昨年の成績は京都大賞典以外はすべて馬券圏内で安定感があります。マスターは今回上位にとりますか?

Q3:大阪杯(G1)組の評価

大阪杯から16番人気12着のショウナンバルディ、12番人気13着のレッドジェネシス、14番人気15着のヒュミドールが出走予定です。レッドジェネシスは後方からで届きませんでした。ショウナンバルディは逃げ先行馬が多く前につけれず、4番手追走で最終コーナー前で後ろに下がりました。ヒュミドールは中団の内目を追走していましたが直線は伸びませんでした。マスターの評価を教えてください。

Q4:ギベオンとサンレイポケットの評価

宝塚記念で17番人気10着のギベオンが出走予定です。8枠で中団のヒシイグアスの1頭分外を追走し、直線は内を選びましたが伸びませんでした。先行馬が多かったですが、今回内目をスムーズに先行出来れば、チャンスはあるでしょうか?また前々走の鳴尾記念では、サンレイポケットが3番人気3着、ギベオンは7番人気4着でした。サンレイポケットは後方内目、ギベオンはインの3番手追走でした。ギベオンは戦績を見ると中京の成績がいいですが、函館だからといって割り引く必要はありませんか?マスターはどちらを上位評価しますか?

Q5:巴賞(OP)組と福島民報杯(L)組の評価

巴賞(OP)から1番人気2着のワールドリバイバル、10番人気3着のサトノクロニクル、3番人気4着のウインイクシード、9番人気10着のアイスバブルが出走予定です。ワールドリバイバルは3番手追走から抜けて勝ち、サトノクロニクルは中団の内目で脚を溜め外に出して伸び、ウインイクシードは前目の内を追走して直線ハナに立ちましたがゴール前で差されました。ワールドリバイバルは前走の福島民報杯(L)で4番人気4着、先行勢にいて粘りました。マスターはハイペースと予想し9番人気のプレシャスブルーを軸(結果3着)にして的中しました。以下の表から、マスターは今回どの馬を上位にとりますか?またハンデが重くなる馬は割引きが必要でしょうか?

年度

馬番

馬名

馬齢

斤量

人気

騎手

巴賞(OP

函館芝右1,800m2022.7.3

2

9

ワールドリバイバル

4

56

1

菱田裕

3

2

サトノクロニクル

8

57

10

斎藤新

4

6

ウインイクシード

8

57

3

横山武

10

12

アイスバブル

7

59

9

水口優

新潟大賞典(G3)

新潟芝左2,000m

(2022.5.8)

10

3

スマイル

6

54

10

石橋脩

12

7

プレシャスブルー

8

55

12

勝浦正

福島民報杯(L)

福島芝右2,000m

2022.4.17

3

1

プレシャスブルー

8

55

9

勝浦正

4

12

ワールドリバイバル

4

55

4

菱田裕

10

13

ウインイクシード

8

56

3

松岡正

Q6:ヴィクティファルスの評価

マイラーズカップ(G2)から8番人気14着のヴィクティファルスが出走予定です。ベステンダンクが離し逃げをしたレースで、ヴィクティファルスは2番手追走から徐々に下がっていきました。前々走の中山金杯は、スタートで接触はありましたが内目を追走し伸びず3番人気13着でした。ここ近走は人気より成績を落としていますが、昨年のスプリングSでは、大外ぶん回しで3番人気1着でした。内目を追走するより外目を追走した方がいいタイプなのでしょうか?マスターの評価を教えてください。

Q7:エピファネイア産駒早熟説について

エフフォーリアが2連敗したことで、一部の競馬ファンで『エピファネイア産駒は早熟?』と話題になっています。以下年齢別データです。5歳のデータがまだ少ないのであてにならないでしょうか?椎名さんとマスターはどう思いますか?【現役のエピファネイア産駒】エフフォーリア、デアリングタクト、アリストテレス、サークルオブライフ、イズジョーノキセキ、クラヴェル、ジャスティンカフェ、ワールドリバイバル、サトノヘリオス、ソネットフレーズ

 

年齢

1着回数/全出走回数

勝率

連帯率

全種牡馬

2

1940/25517

7.6%

22.8%

3

3834/49925

7.7%

22.2%

4

1107/12685

8.7%

25.0%

5

168/2775

6.1%

20.4%

エピファネイア産駒

2

79/713

11.1%

21.2%

3

119/1459

8.2%

16.5%

4

27/334

8.1%

16.8%

5

2/82

2.4%

6.1%

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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