KBS京都賞ファンタジーステークス(GⅢ)/京都/馬齢/1400m(右・芝)
第11回ファンタジーステークスには、現時点における2歳牝馬の一線級が揃った。そのような高レベルのファンタジーステークスであったが、アストンマーチャン(武豊)の強さだけが際立つレースとなった。
第11回ファンタジーステークスでは、アストンマーチャンは、好スタートを切ると、一旦控えて、4・5番手の位置から競馬を進めた。そして、アストンマーチャンは、3コーナから馬なりで進出し、直線で軽く仕掛けられると、抜群の伸び脚を発揮し、結果2着のイクスキューズ(藤田)に5馬身差で快勝した。
ファンタジーステークスでは、この余裕のある勝ちっぷりから、アストンマーチャンは他馬と5馬身以上の能力差秘めていることを感じさせた。また、アストンマーチャンの勝ち時計は、1分20秒3(レコードを0.9秒更新)であり、今の京都の高速馬場(準オープン戦で1分19秒4)を考慮しても、非常に速い。
ファンタジーステークスのレースを見る限り、アストンマーチャンは、暮れの阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)の最有力候補になったと見て間違いないであろう。
更に、無事であれば、アストンマーチャンが桜花賞でも通用する可能性は高いとファンタジーステークスでの競馬理論の予想結果では判断している。結果2着には、ファンタジーステークスでの競馬理論の予想結果の本命馬であったイクスキューズが粘り込んだ。イクスキューズは、逃げたアドマイヤプルート(武幸四郎)の2番手からレースを進めた。
そして、ファンタジーステークスのイクスキューズは、4コーナで先頭に並びかける完璧なレース運びであったが、アストンマーチャンに簡単に交わされてしまった。
イクスキューズにとっては、ファンタジーステークスで相手が悪かったと言わざるを得ない。しかし、あれだけ早めに交わされたにも関わらず結果2着に粘り込んだことは、評価に値する。
ファンタジーステークスでの競馬理論の予想結果では、イクスキューズを来年の牝馬クラシックの有力候補と見ていたいが、現時点ではイクスキューズとアストンマーチャンとの間には決定的な能力差がある。
よって、現時点(阪神ジュベナイルフィリーズ)では、イクスキューズが、アストンマーチャンを逆転するのは難しいとファンタジーステークスでの競馬理論の予想結果では判断している。
ファンタジーステークスで3着にはハロースピード(吉田隼人)、4着にはハギノルチェーレ(四位)が、追い込んだ。ハロースピード及びハギノルチェーレは、後方を進み、直線では大外から並んで追い込んできた。
しかし、ファンタジーステークスで今の高速馬場で800m通過45.0秒というスローペースが原因で、ハロースピード及びハギノルチェーレは、上がり33秒台の脚を使ったが、上位2頭に届かなかった。
つまり、ファンタジーステークスでハロースピード及びハギノルチェーレのレース内容は、イクスキューズを上回るとファンタジーステークスでの競馬理論の予想結果では判断している。
阪神ジュベナイルフィリーズでペースが速くなるようであれば、ハロースピード及びハギノルチェーレが追い込んで好走するとファンタジーステークスでの競馬理論の予想結果では判断している。ファンタジーステークスを終えて、アストンマーチャンが、一躍阪神ジュベナイルフィリーズの大本命に躍り出た。
アストンマーチャンは、血統的に距離に不安があるが、ファンタジーステークスの内容を見る限り、マイルまでなら問題なくこなすであろう。
よって、ファンタジーステークスで無事にレースを迎えられれば、アストンマーチャンは、阪神ジュベナイルフィリーズを勝利し、桜花賞馬の有力候補になる可能性が高いとファンタジーステークスでの競馬理論の予想結果では判断している。
ファンタジーステークスでの競馬理論の予想結果は、アストンマーチャンの今後のレースに大いに注目していこうと考えている。
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