2011/12/04
2017/02/04
出走日:2011年12月11日(日)
チャンピオンズカップ(GⅠ)/中京/定量/1800m(左・ダート)
チャンピオンズカップ(GⅠ)/中京/定量/1800m(左・ダート)
第12回ジャパンカップダート(2011年)は、 トランセンド(藤田)の連覇で幕を閉じた。
第12回ジャパンカップダートの競馬理論の結果は、2番手追走ながらもゴール前でスマートファルコンに迫った JBCクラシックの内容から2番手追走でも力を発揮できるようになった トランセンドを外枠でも問題ないと判断し本命に予想した。
レース結果では、トランセンドは、藤田騎手の何が何でも逃げる という気合を受けて、1コーナーで先手を取った。
そして、トランセンドは、4コーナーでエスポワールシチーに 一旦は並びかけられたが、直線に向くと突き放して、 第12回ジャパンカップダート(2011年)を制覇した。
トランセンドの第12回ジャパンカップダート(2011年)の勝利は、逃げにこだわった藤田騎手のファインプレーによるものでもあるが、直線で後続を突き放しており、逃げる自分の競馬ができれば力が違うことを証明した。
よって、今後のダート戦線(2012年)においても、 トランセンドに常に本命級の高い評価を与えるべきである。
ただし、トランセンドは、徐々にズブさを見せてきているので、 芝スタートの東京マイルで行われるフェブラリーステークスにおいての 絶対視は禁物とも第12回ジャパンカップダートの競馬理論の結果では判断している。
一方、第12回ジャパンカップ(2011年)では、 ワンダーアキュート(和田)が2着に追い込んだ。
第12回ジャパンカップダートの競馬理論の結果は、一線級相手でも常に好勝負をしている ワンダーアキュートにも高い評価を与えていた。 レース結果では、ワンダーアキュートは、スタートで躓いてしまい、 後方からの競馬となってしまった。
そこで和田騎手は腹を据えたのか、コースロスのない競馬に徹した。 すると、ワンダーアキュートは、直線でも内から鋭い差し脚を披露して、 エスポワールシチーを僅かに交わした所でゴールし、2着に入った。
ワンダーアキュートの第12回ジャパンカップダート(2011年)の2着は、出遅れを克服してのものであり、一見すると非常に価値は高いが、コースロスのない競馬によるものでもあった。
なお、競馬にタラレバは禁物だが、 ワンダーアキュートがスタートを互角に出て外を回って勝ちに行った場合には 2着を外していた可能性が高い。
よって、今後のダート重賞戦線においても、 ワンダーアキュートに高い評価を与えるべきだが、 第12回ジャパンカップダート(2011年)で出遅れての2着 という事実だけで過剰に人気になるようであれば、 評価を下げるのも一つの手と第12回ジャパンカップダートの競馬理論の結果では判断している。
一方、第12回ジャパンカップダート(2011年)では、 2番人気のエスポワールシチー(佐藤哲)が3着に敗れてしまった。
競馬理論の結果は、トランセンドには勝てないものの、 行ったきりの競馬もあり得ると判断し、 エスポワールシチーにも高い評価を与えていた。
レース結果では、エスポワールシチーは、 逃げるトランセンドの2番手から競馬を進めた。
そして、エスポワールシチーは、4コーナーでトランセンドに並びかけたが、 直線に入ると突き放されてしまっただけでなく、 ゴール寸前でワンダーアキュートにも差されてしまい、 3着止まりであった。
エスポワールシチーの第12回ジャパンカップダート(2011年)の3着は、トランセンドにこそ力負けであったが、ハナを叩いていればもう少し違った結果になった可能性もある。
よって、今後の重賞戦線においても、 エスポワールシチーの逃げ粘りには注目すべきである。
特に、トランセンド及びスマートファルコンの2頭が不在レース結果では、 エスポワールシチーが堂々の主役になる可能性が高いと 第12回ジャパンカップダートの競馬理論の結果では判断している。
以上のように、第12回ジャパンカップダート(2011年)は、 トランセンドの強さだけが目立つ一戦となった。
よって、第12回ジャパンカップダートの競馬理論の結果のファンの方は、 今後の中央競馬のダート戦線でのトランセンドの走りに 大いに期待して頂きたい。
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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生
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