2012/12/06
2017/02/04
出走日:2012年12月09日(日)
チャンピオンズカップ(GⅠ)/中京/定量/1800m(左・ダート)
チャンピオンズカップ(GⅠ)/中京/定量/1800m(左・ダート)
第13回ジャパンカップダートは、6番人気のニホンピロアワーズ(酒井学)がレコード勝ちを収め、デビュー15年目の酒井学騎手にG1初勝利をプレゼントした。
競馬理論の競馬予想では、58キロの斤量を背負いながらも2着を確保したみやこステークスのレース内容から、1番人気のローマンレジェンドと差がないと判断していたものの、メンバー強化を考慮し本命評価にすることはできなかった。
レースでは、ニホンピロアワーズは4番手の外目を追走。直線に向いても抜群の手応えで先頭に立って、酒井学騎手に追い出されると後続を突き放し、第13回ジャパンカップダートを制覇した。
ニホンピロアワーズの第13回ジャパンカップダートの勝利という結果は、早めに先頭に立つ横綱競馬で2着に3馬身半もの差をつけており、力の差を見せつける内容であった。
よって、第13回ジャパンカップダート以降のダート戦線の競馬予想においては、本格化したニホンピロアワーズに常に本命級の高い評価を与えるべきである。
一方、第13回ジャパンカップダートで3番人気に推されたワンダーアキュート(和田竜二)は、なんとか2着を確保した。
ワンダーアキュートは、先行集団の直後の馬込みの中で脚を溜め、直線で馬群がバラけるとジリジリと伸び、ホッコータルマエを交わして2着を確保した。
ワンダーアキュートの第13赤いジャパンカップダートの2着という結果は、勝ったニホンピロアワーズが強すぎたため敗れてしまったが、きっちりと連対を確保しており、ジャパンカップダートの5馬身差の圧勝が本物であることを示した。
よって第13回ジャパンカップダート以降のダート戦線の競馬予想においては、相手なりに走って崩れないワンダーアキュートにも高い評価を与えて当然である。
第13回ジャパンカップダートでは、9番人気のホッコータルマエ(幸英明)が3着に粘り込んだ。
ホッコータルマエは、エスポワールシチーの離し逃げを2番手で追走し、4コーナーでは先頭に並びかけたが、ニホンピロアワーズに簡単に交わされてしまった。
しかしながら、ホッコータルマエは、交わされてからもしぶとい粘り腰を発揮して3着を確保した。
ホッコータルマエの第13回ジャパンカップダートの3着という結果は、追い込みが届きにくい阪神の馬場に恵まれたものではあるが、3歳世代での最先着は今後を期待させる内容であった。
よって、第13回ジャパンカップダート以降の競馬予想においては、先行力があり競馬が上手なホッコータルマエにも要注目である。
なおホッコータルマエは、若い3歳馬なので今後の成長次第ではダート戦線の中心にもなり得ると、競馬理論では判断している。
第13回ジャパンカップダートで単勝
2.3倍の断然人気に推されたローマンレジェンド(M.デムーロ)は4着に敗れてしまった。
競馬理論の競馬予想では、6連勝中で底を見せていないローマンレジェンドに高い評価を与えていたものの、急激なメンバー強化の割には人気になりすぎであると判断し、評価を下げた。
レースでは、ローマンレジェンドは中団の馬込の中を追走し、直線では外に持ち出されたが、ジリジリとしか伸びずに4着に敗れてしまった。
ローマンレジェンドの第13回ジャパンカプダートの4着という結果は、現時点では力負けであったが、差しが届きにくい馬場を考慮すれば、悲観すべき内容でもない。
よって第13回ジャパンカップダート以降の競馬予想においては、展開などに恵まれるようであれば、ローマンレジェンドの巻き返しも十分ありうると判断している。
さて、実績断然のエスポワールシチー及びトランセンドは惨敗を喫してしまった。
エスポワールシチーは少しハイペースで飛ばし過ぎたこと、トランセンドは逃げられなかったことが影響したものではあるが、前残りの馬場を考えると負けすぎである。
よって第13回ジャパンカップダート以降の競馬予想においては、ピークを過ぎたエスポワールシチー及びトランセンドに、実績ほどの高い評価は不要と判断すべきである。
以上のように第13回ジャパンカップダートは、ニホンピロアワーズの強さだけが目立つ一戦となった。
競馬理論のファンの方は、今後のレースにおいても、ニホンピロアワーズの走りには大いに注目していただきたい。
この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生
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