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休み明けの馬の見極めについて

2010/11/08 更新

休み明けの馬の取捨は非常に判断が難しいものです。
そのため、様々な要素を考慮して、取捨を判断しております。

休み明けの馬は、状態が万全でないことも多いので、
順調に使われている馬よりも不利な点は否めません。

しかしながら、現在は、調教施設や調教方法が昔よりも
格段に進歩しており、休み明けだからというだけで
走らないとは一概にいせません。

そこで、競馬理論は、以下の点を考慮して予想をしております。

一つ目は、調教の本数や内容を考慮します。
これは、普通の競馬ファンの多くが参考にしていると思うので
説明を省略します。

二つ目は、休み明けの馬が所属する厩舎を考慮します。
調教師により、休み明けの考え方が違うので、
目一杯仕上げてくる厩舎もあれば、
逆に、休み明けは無理をさせない厩舎もあります
厩舎による仕上がりの判断はある程度可能です。
三つ目は、休み明けの馬に騎乗する騎手を考慮します。
調教師は、仕上がり状態が良くて、休み明けでも勝負になると判断すれば、
上手い騎手を確保するからです。
四つ目は、休み明けの馬の気性を考慮します。
気性の激しい馬は、常に一生懸命走る傾向が強いので、
休み明けでも走ります。

逆に、気性のおとなしい馬は、休み明けだと
走らない傾向にあります。

五つめは、休み明けの馬の脚質を考慮します。

競馬では、ある程度の期間休んでいると、
強い馬は勝って上のクラスに上がってしまうため、
メンバーが弱化しています。

そして、メンバーが弱化して最も恵まれる可能性が高い脚質は
逃げ・先行なのです。

なぜならば、メンバーが弱化すると、
ペースも遅くなります。

そのため、休んでいる間にメンバーが弱化すると、
休み明けの馬は、マイペースで先行する
競馬ができるようになり、
自らの能力を最大限に発揮できるようになります。

そのため、休み明けの馬が逃げ・先行脚質の場合には、
ある程度高い評価を与えるべきと考えています。 」

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