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マイラーズカップ(GⅡ)
マイルチャンピオンシップ馬セリフォスの巻き返しなるか?
作成日: 2024/04/16 更新日: 2024/04/19

記事と併せて動画もご覧ください

枠順発表次第、動画公開
マイラーズカップ(2024)出馬表とMI値

出走日: 読売マイラーズカップ(GⅡ)/京都/別定/1600m(右・芝)

※枠順発表次第、出走馬表示。予想オッズはnetkeibaを参考

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今週のトラックバイアス
7/28(日)アイビスSD・クイーンS開催8/3(土) ※更新をお待ちください
開催ダートコメント
新潟
アイビスサマーダッシュ
ややイン有利フラット高速馬場で前が止まらない
24/7/27 19:00更新
札幌
ややイン有利フラット芝は先週よりもイン有利
24/7/27 15:10更新
イン有利→ややイン有利→外回イン有利※→フラット→外有利 ※外を回り過ぎてインが有利の状態
コースの特徴

マイラーズカップ。1970年に5歳(現4歳)以上の混合の別定の重賞競走、マイラーズカップとして創設、第1回は阪神競馬場の芝1600mで施行され、創設当初は安田記念ではなく天皇賞(春)の前哨戦の1競走として位置付けされていた。

1984年からはグレード制施行によりGIIに格付け及び中央競馬における短距離路線の充実化に伴い安田記念の前哨戦の1競走として定着することになる。

1996年からは地方所属の騎手が騎乗可能になり、2000年からは指定交流競走に指定、地方所属の競走馬も出走可能になった。2004年からは国際競走に指定されると同時に国際グレードでGIIに格付けされた。

2007年からは、2006年12月に阪神競馬場の外回りコースが新設された事により、第1コーナーポケットを発走地点とするコースから向正面を発走地点とする外回りコースに変更された。

2012年からはマイル路線のローテーション整備により、施行日・施行場をアンタレスステークスと交換し、京都競馬場での開催に変更された。

安田記念を目標とし、1400m以下を適正距離としないマイラーが始動する競走でもあり、ダービー卿チャレンジトロフィー・京王杯スプリングカップと並び安田記念の前哨戦に位置付けされ、1984年に4着に敗れたハッピープログレスを始め安田記念の優勝馬が多く輩出したが、1994年の優勝馬ノースフライトを後に安田記念の優勝馬が出ることが無くなっていた。しかし2005年で3着に敗れたアサクサデンエンが11年ぶりに安田記念を制覇した。また2006年からは、この年に新設されたヴィクトリアマイルの前哨戦としての機能も持つこととなり、ダンスインザムードとアパパネがここをステップにヴィクトリアマイルを制した。

現在の優勝レイの配色は、青色地に黄色文字となっている。なお、新聞社が社杯を提供する重賞競走は多々あり、読売新聞社以外の全国紙各社は東西で重賞の社杯提供を行っているが、読売新聞社は関西圏の当競走のみで関東圏では社杯を提供する重賞競走が現在は存在しない。

出走資格は、サラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の競走馬、地方所属の競走馬(2頭まで)及び外国調教馬(9頭まで)。

負担重量は56kg、牝馬は2kg減を基本とし、

施行日当日から1年前の開催週以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増
施行日当日から1年前の開催週以降の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
施行日当日から1年前の開催週より過去のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増

以上の条件で斤量が課せられる。ただし2歳時の成績を除く。

昨年マイラーズカップの結果とMI値

開催日:2023/04/23

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着順 馬番 馬名 MI 性別 馬齢 斤量 タイム KP BP AP TP
110シュネルマイスター8255801:31.5800
0
0
2
27ガイアフォース8145801:31.5800
0
0
1
315ソウルラッシュ7955801:31.6790
0
0
0
413シャイニーロック7575701:31.679-2
0
0
-2
58マテンロウオリオン7545701:31.778-2
0
0
-1
611ビーアストニッシド7445701:31.877-2
0
1
-2
712キングエルメス7345701:31.976-2
0
0
-1
814エアロロノア7565701:32.075-2
0
1
1
93ジャスティンスカイ7445701:32.075-2
0
0
1
104サヴァ7255701:32.174-2
0
0
0
119ザイツィンガー7275701:32.174-2
0
0
0
121グラティアス7455701:32.174-2
0
0
2
132トリプルエース7265701:32.273-2
0
0
1
145ゴールデンシロップ7255701:32.372-2
0
1
1
156ダイメイフジ6095701:33.164-2
0
0
-2
展開図はありません
マイラーズカップ(2024)の前哨戦を分析

今週は、フルゲート18頭に対して17頭の出走登録馬があったマイラーズカップ(2024年)の予想について解説する。

 

マイラーズカップは、安田記念を目指すマイルのトップクラスが出走を予定しており、注目を集める。

 

一昨年のマイルチャンピオンシップ馬セリフォスと、去年のマイルチャンピオンシップ2着馬ソウルラッシュの2頭が人気を集めそうだが、京都の開幕週でイン有利のトラックバイアスとなったときには波乱の余地もある。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、マイラーズカップの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

香港マイル組

4着のソウルラッシュ(松山弘平)・7着のセリフォス(川田将雅)の合計2頭が出走登録している。

 

ソウルラッシュ

香港マイルの4着という結果は、直線外からいい脚を使ったが、上位には届かなかった。

なお、ソウルラッシュは、一昨年のマイラーズカップや京成杯オータムハンデキャップを制している上に、マイルチャンピオンシップでも2着に好走しており、マイル戦線でトップクラスの能力を秘める。

 

なお、ソウルラッシュのマイルチャンピオンシップの2着は、G1にしてはmiが82と低めで、セリフォスやシュネルマイスターの不発に助けられたことも確かである。

 

ただし、マイラーズカップは、セリフォスを除けば、メンバー的に一線級は不在である。

よって、マイラーズカップの予想においては、ソウルラッシュにかなり高い評価を与えて当然である。

 

セリフォス

香港マイルの7着という結果は、終始前が塞がる厳しい競馬で度外視可能である。

 

また、セリフォスは、マイルチャンピオンシップでも前に壁を作れず折り合いを欠いてしまい、8着と人気を裏切ってしまった。

 

なお、セリフォスは、マイルチャンピオンシップ勝ち及びmi83叩き出した安田記念2着と能力さえ発揮できれば、マイル戦線では現役トップクラスの能力を秘める。

 

よって、マイルチャンピオンシップの予想においては、折り合いさえつけば、セリフォスが巻き返す可能性は高いと判断すべきである。

 

中山記念組

12着のソーヴァリアント(池添謙一)が出走を予定している。

 

ソーヴァリアント

中山記念の12着という結果は、全く見所がなく負け過ぎである。

 

なお、ソーヴァリアントは、富士ステークスで3着に好走しており、マイル重賞でもメンバー次第では通用する能力を秘める。

 

ただし、このときのmiは75であり、ソウルラッシュやセリフォスとは差がある。

 

よって、マイルチャンピオンシップにおいてソーヴァリアントが好走するためには、気分良く走れた上に、展開やトラックバイアスの助けが必要と判断すべきである。

 

京都金杯組

1着のコレペティトール(岩田康誠)が出走登録している。

 

コレペティトール

京都金杯の勝利という結果は、イン有利のトラックバイアスに恵まれており、mi72と重賞勝ちにしてはレース内容の価値は低い。

 

ただし、コレペティトールは、日本ダービー馬を排出したレベルの高いメンバーと対戦した共同通信杯でmi76を叩き出しているように、京都金杯勝ちの素質をもともと示していた。

 

よって、マイラーズカップの予想においては、コレペティトールに京都金杯勝ちだけで過大評価は禁物だが、押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

六甲ステークス組

6着のノースザワールド(北村友一)・11着のトゥードジボン(藤岡佑介)・12着のビーアスドニッシド(和田竜二)が出走を予定している。

 

ノースザワールド

六甲ステークスの6着という結果は、ハイペースの前崩れの展開にもかかわらず、ジリジリとしか伸びずに上位には伸び負けた。

 

なお、ノースザワールドは、重賞では能力的に足りない競馬を繰り返している。

 

よって、マイラーズカップの予想においては、ノースザワールドに高い評価は不要である。

 

トゥードジボン

六甲ステークスの11着という結果は、前潰れの展開及び直線で少し狭くなる不利を受けたことは確かだが、負け過ぎである。

なお、トゥードジボンは、京都金杯で3着に好走しているが、イン有利のトラックバイアスを生かしたものであり、mi71とレース内容の価値も高くない。

よって、マイラーズカップの予想においては、トゥードジボンに高い評価は不要である。

 

ビーアスドニッシド

六甲ステークスの12着という結果は、激しい先行争いに巻き込まれたものであり、着順ほど内容は悪くないが、見所もなかった。

 

なお、ビーアスドニッシドは、スプロングステークスを逃げ切った以降、勝ち星から遠ざかっており、オープン特別ですら通用していない。

 

よって、マイラーズカップの予想においては、ビーアスドニッシドに高い評価は不要である。

 

エプソムカップ組

5着のエアロロノア(幸英明)が出走を予定している。

 

エアロロノア

エプソムカップの5着という結果は、勝馬ジャスティンカフェにこそ力負けだが、直線だけでよく追い込んだ。

 

なお、エアロロノアは、京都金杯で2着に好走し、mi78を出した。

 

よって、マイラーズカップの予想においては、外の差しが届く展開やトラックバイアスになるようであれば、休み明けであってもエアロロノアに押さえ程度の評価を与えるべきである。

 

ダービー卿チャレンジトロフィー組

2着のエエヤン(ミルコ・デムーロ)・7着のセッション(坂井瑠星)が出走登録している。

 

エエヤン

ダービー卿チャレンジトロフィーの2着という結果は、道中行きたがっていたのでそのまま行かせて押し切りを狙う競馬で粘り込んだが、miとしては75であった。

なお、エエヤンは、ニュージランドトロフィーを制したときも、早め先頭で押し切った。

よって、マイラーズカップにおいてエエヤンが好走するためには、楽に先行した上にイン有利のトラックバイアスなどの助けが必要と判断すべきである。

 

セッション

ダービー卿チャレンジトロフィーの7着という結果は、逃げたエエヤンから大きく離れた2番手を単騎逃げと同じ状態で気分よく追走してのものであり、miが67を示すように、レース内容としての価値も低い。

 

なお、セッションは、京都金杯で2着だが、こちらもイン有利のトラックバイアスを生かしてのものであり、miも72と強く内容ではなかった。

 

よって、マイラーズカップの予想においては、セッションに高い評価は不要である。

 

洛陽ステークス組

2着のトランキリテ(武豊)・10着のリューベックが出走を予定している。

 

トランキリテ

洛陽ステークスの2着という結果は、ハイペースの前崩れの展開を最後方から追い込む展開に恵まれたものであり、レース内容としては着順ほど価値は高くない。

 

また、トランキリテは、3勝クラスを勝ち上がるまでに時間を要しており、上がり目も少ない。

 

よって、マイラーズカップの予想においては、京都の開幕週のババをも考慮すると、差し脚質のトランキリテに高い評価は不要である。

 

リューベック

洛陽ステークスの10着という結果は、前崩れの展開ながらも伸びを欠いており、見所はなかった。

 

よって、マイラーズカップの予想においては、リューベックに高い評価は不要である。

 

東京新聞杯組

11着のフリームファクシが出走を予定している。

 

フリームファクシ

東京新聞杯の11着という結果は、着順こそ二桁だが、イン有利のトラックバイアスで外を回らされており、mi78が示すように着順ほど悲観すべき内容ではない。

 

同様に、京都金杯の敗戦もイン有利のトラックバイアスで外を回らされて能力を出しきれなかったものであり、こちらも着順以上には価値がある。

 

なお、フリームファクシはきさらぎ賞馬であり、能力さえ発揮できれば重賞でも通用する能力を秘める。

 

よって、マイラーズカップの予想においては、ここ2回の敗戦で人気を落とすようであれば、フリームファクシを狙ってみるのも一つの手である。

 

以上、マイラーズカップに出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、マイラーズカップ(2024年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の成績

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

2023

1

10

シュネルマイスター

5

1

Cルメ

2

7

ガイアフォース

4

4

西村淳

3

15

ソウルラッシュ

5

3

松山弘

2022

1

13

ソウルラッシュ

4

6

浜中俊

2

7

ホウオウアマゾン

4

1

坂井瑠

3

3

ファルコニア

5

4

川田将

2021

1

5

ケイデンスコール

5

2

古川吉

2

6

アルジャンナ

4

3

福永祐

3

4

カイザーミノル

5

9

荻野極

2020

1

1

インディチャンプ

5

1

福永祐

2

5

ベステンダンク

8

7

藤岡佑

3

7

ヴァンドギャルド

4

2

岩田望

2019

1

6

ダノンプレミアム

4

1

川田将

2

8

グァンチャーレ

7

5

池添謙

3

2

パクスアメリカーナ

4

4

藤岡佑

2018

1

5

サングレーザー

4

4

福永祐

2

9

モズアスコット

4

2

ルメ

3

4

エアスピネル

5

1

武豊

2017

1

11

イスラボニータ

6

2

ルメ

2

4

エアスピネル

4

1

武豊

3

6

ヤングマンパワー

5

7

松岡正

2016

1

2

クルーガー

4

3

松山弘

2

1

ダノンシャーク

8

5

福永祐

3

4

クラレント

7

11

小牧太

2015

1

15

レッドアリオン

5

8

川須栄

2

4

サンライズメジャー

6

5

四位洋

3

7

フィエロ

6

1

戸崎圭

2014

1

4

ワールドエース

5

3

シュ

2

5

フィエロ

5

1

武豊

3

12

エキストラエンド

5

2

川田将

 

 

MIのトリセツ

 

マスターと椎名友希が『マイラーズC』の質問に 答えます

Q1:京都芝1,600mの特徴

昨年は後方外目から追い込んだシュネルマイスターが勝ちました。11番人気のシャイニーロックが逃げて4着でしたが、京都の開幕週ということもあり、逃げ先行馬には注意したほうがいいでしょうか?

02:マイルCS(G1)組の評価

マイルCSから2着のソウルラッシュ、8着のセリフォス、10着のエエヤン、11着のビーアストニッシド、12着のソーヴァリアントが出走予定 です。ソウルラッシュは後方馬群から直線は馬場の真ん中を追い込み、セリフォスはかかって外を先行して直線伸びましたが途中で脚が止まり、エヤンは先行内目から、ビーアストニッシドは中団内目、ソーヴァリアントは出遅れて先行馬群に取りつきましたが直線で脚が止まりました。次走の香港マイル(G1)でソウルラッシュとセリフォスは対戦しており、ソウルラッシュが4着、セリフォスが7着でした。昨年の安田記念ではセリフォスが2着、ソウルラッシュが9着でした。マスターはどちらを上に評価しますか?

Q3:京都金杯(G3)組の評価

京都金杯(G3)から1着のコレペティトール、3着のトゥードジボンが出走予定です。コレペティトールは1枠2番で、中団内目で脚を溜め、直線は最内を選んで伸びて勝ちました。トゥードジボンは前と離れた3番手追走でした。マスターのTB表では『芝は極端にイン有利』で、マスターのMI値もコレペティトールは『72』に対し、外を回った4着のアヴェラーレは『78』でした。今回マスターはどう評価しますか?

Q4:エエヤンの評価

ダービー卿TC2着のエエヤンが出走予定です。外枠から早めに位置を上げてハナに立ち、大逃げをして粘りました。中山記念では外枠からかかって外の2番手につけて、直線は脚が止まりましたが『イン有利』なTBとあり、内を通った馬が上位でした。今回も大逃げを打てばチャンスはありますか?マスターの評価を教えてください。

Q5:洛陽S組の評価

洛陽S(L)から2着のトランキリテ、4着のボルザコフスキー、10着のリューベックが出走予定です。トランキリテは最後方から大外を追い込み、ボルザコフスキーは後方馬群から早めに外に出して大外を回って追い込み、リューベックは後方馬群で直線は進路がなくなっていました。追い込み決着となり波乱となりましたが、マスターはどの馬を上位に評価しますか?

Q6:六甲S(L)組の評価

六甲Sから1着のボルザコフスキー、6着のノースザワールド、11着のトゥードジボン、12着のビーアストニッシドが出走予定です。重馬場でジャスティンスカイ、ビーアストニッシド、シルトホルンが前に行ってハイペースとなり、後方内目で脚を溜めたボルザコフスキーが伸びて勝ちました。ノースザワールドは出遅れて後方外目から伸び、ビーアストニッシド、トゥードジボンは先行して脚が止まりました。前潰れの展開となりましたが、マスターが今回買いたい馬はいますか?

Q7:エアロロノアの評価

昨年のエプソムCで5着のエアロロノアが長期休養明けで出走予定です。エアロロノアは1枠1番で最後方から追い込みました。騙馬になっていますが、去勢後からの一発目はなんとなく買いにくいです。マスターはあまり気にしませんか?椎名さんはどうですか?

 

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