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2024/02/27 2024/03/01

【弥生賞2024予想】 シンエンペラーが皐月賞へ向けて始動

出走日:2024年03月03日(日)
報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)/中山/別定/2000m(右・芝)

「弥生賞」過去のトラックバイアス

想定馬場は毎週土曜の夜に更新中
イン有利→ややイン有利→外回イン有利※→フラット→外有利 ※外を回り過ぎてインが有利の状態
年月日開催ダートコメント
24/3/3(日)中山フラットフラット芝は土曜日より乾く
23/3/5(日)中山フラットフラット
22/3/6(日)中山フラットフラット
21/3/7(日)中山ややイン有利フラット
20/3/8(日)中山フラットフラット
19/3/3(日)中山フラットフラット

今週は、フルゲート18頭に対して12頭の出走登録にとどまった弥生賞ディープインパクト記念(2024年)の予想について解説する。

 

弥生賞ディープインパクト記念は、皐月賞のステップレースというだけでなく、レース名になったディープインパクトを始めとする数多くの名馬を輩出しており、今後のG1戦線を占う意味でも注目を集める。

 

ホープフルステークス馬を破ったダノンエアズロックと、ホープフルステークス2着馬シンエンペラーの2頭が人気になりそうだが、初対戦の馬が多く比較が難しい。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、弥生賞ディープインパクト記念の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

ホープフルステークス組

 

2着のシンエンペラー(川田将雅)・4着のアドミラルシップ(戸崎圭太)・6着のシリウスコルト(三浦皇成)が出走登録している。

 

シンエンペラー

ホープフルステークスの2着という結果は、出遅れて大外から差し切ったレガレイラには力負けであったが、好位のインから抜け出す競馬だったにせよ、2着以下に3馬身以上の差をつけた。

 

また、シンエンペラーは、出遅れて苦しい位置取りとなった京都2歳ステークスでも勝利を収めている。

 

よって、弥生賞の予想においては、レガレイラ不在のメンバー構成を考慮すると、シンエンペラーに高い評価を与えて当然である。

 

アドミラルシップ・シリウスコルト

ホープフルステークスの敗戦は、内でロスのない競馬をしたものの、シンエンペラーには離されてしまっており、現時点での勝負付は済んだ。

 

よって、弥生賞の予想においては、さらなるメンバー強化を考慮すると、アドミラルシップ及びシリウスコルトに高い評価は不要である。

 

アイビーステークス組

 

1着のダノンエアズロック(キング)が出走を予定している。

 

ダノンエアズロック

アイビーステークスの勝利という結果は、ホープフルステークス馬レガレイラを寄せ付けなかったので、単純比較では3歳世代最強という見方もできる。

 

ただし、超スローペースの離れた2番手を追走する展開に恵まれて、レガレイラが脚を余したことも確かなので、この一戦だけでレガレイラと勝負付が済んだと見るのは危険である。

 

よって、弥生賞の予想においては、レガレイラを破ったことから、ダノンエアズロックにかなり高い評価を与えるべきだが、絶対視までは禁物である。

 

若駒ステークス組

 

1着のサンライズジパング(武豊)が出走登録している。

 

サンライズジパング

若駒ステークスの勝利という結果は、道中の反応が悪かったものの、直線では一気に突き抜けて、力の違いを見せつけたが、弱いメンバー構成に恵まれた感もある。

 

また、サンライズジパングは、ホープフルステークスでシンエンペラーに離されてしまっているが、直線での不利がなければ互角の競馬になっていた可能性が高い。

 

よって、弥生賞の予想においては、サンライズジパングにもシンエンペラーと互角程度の評価は与えるべきである。

 

葉牡丹賞組

 

1着のトロヴァトーレ(ルメール)が出走登録している。

 

トロヴァトーレ

葉牡丹賞の勝利という結果は、開幕週のイン有利のトラックバイアスで内で脚をためる展開には恵まれたが、直線で苦しい位置に入りながらも一気に突き抜けて2馬身差をつけており、力の違いを見せつけた。

 

よって、弥生賞の予想においては、急激なメンバー強化であっても、トロヴァトーレにはそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

中山の1勝クラス組

 

1着のファビュラススター(横山武史)・2着のコスモキュランダ(ミルコ・デムーロ)・4着のエコロレイズ(菅原明良)が出走を予定している。

 

ファビュラススター

中山の1勝クラスの勝利という結果は、ハイペースの前崩れの展開且つポツンと周りに馬が状態に恵まれたものである上に、2着がコスモキュランダであることを考慮すると、レースのレベルも低い。

 

よって、弥生賞の予想においては、2戦2勝の未知の魅力を考慮しても、ファビュラススターに高い評価は不要である。

 

コスモキュランダ

中山の1勝クラスの2着という結果は、スタートで大きく出遅れて、ファビュラススターの1頭分外目を追走しながらも、クビ差で走っており、レース内容としてはファビュラススターを上回るが、ファビュラススターと同様に前潰れの展開に恵まれた。

 

また、コスモキュランダは、未勝利を勝ち上がるまでに4戦要した上に、京都2歳ステークスでも8着に敗れており、強いメンバー相手では通用していない。

 

よって、弥生賞の予想においては、コスモキュランダに高い評価は不要である。

 

エコロレイズ

 

中山の1勝クラスの4着という結果は、ハイペースを外から早めに動いていったことを考えると、レース内容としては着順以上に強い。

 

ただし、この1勝クラスはメンバーのレベルが低かった。

 

また、エコロレイズは、未勝利を勝ち上がるまでに4戦も要している。

 

よって、弥生賞の予想においては、エコロレイズに高い評価は不要である。

 

東京スポーツ杯2歳ステークス組

 

2着のシュバルツクーゲル(西村淳)が出走登録している。

 

シュバルツクーゲル

東京スポーツ杯2歳ステークスの2着という結果は、逃げ馬から大きく離れた2番手を気分よく追走する位置取りと前残りの展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は高くない。

 

また、東京スポーツ杯2歳ステークスの3着馬ファーヴェントは、次走のきさらぎ賞で6着に敗れており、レースのレベル自体も微妙である。

 

よって、弥生賞の予想においては、シュバルツクーゲルに展開に恵まれたときの押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

以上、弥生賞ディープインパクト記念に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、弥生賞ディープインパクト記念(2024年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

人気

騎手

2023

1

6

タスティエーラ

2

松山弘

2

4

トップナイフ

1

横山典

3

2

ワンダイレクト

3

Cルメ

2022

1

10

アスクビクターモア

3

田辺裕

2

7

ドウデュース

1

武豊

3

6

ボーンディスウェイ

9

石橋脩

2021

1

4

タイトルホルダー

4

横山武

2

10

シュネルマイスター

2

Cルメ

3

2

ダノンザキッド

1

川田将

2020

1

1

サトノフラッグ

2

武豊

2

8

ワーケア

1

Cルメ

3

10

オーソリティ

3

Lヒュー 

2019

1

10

メイショウテンゲン

8

池添謙

2

5

シュヴァルツリーゼ

6

石橋脩

3

8

ブレイキングドーン

4

福永祐

2018

1

9

ダノンプレミアム

1

川田将

2

8

ワグネリアン

2

福永祐

3

3

ジャンダルム

4

武豊

2017

1

11

カデナ

1

福永祐

2

10

マイスタイル

8

横山典

3

4

ダンビュライト

5

ルメ

2016

1

11

マカヒキ

2

ルメ

2

10

リオンディーズ

1

デム

3

4

エアスピネル

3

武豊

2015

1

4

サトノクラウン

2

福永祐

2

5

ブライトエンブレム

4

田辺裕

3

2

タガノエスプレッソ

10

菱田裕

2014

1

10

トゥザワールド

1

川田将

2

11

ワンアンドオンリー

4

横山典

3

3

アデイインザライフ

2

戸崎圭

出走予定馬

馬名

前走

馬名

前走

ダノンエアズロック

アイビーS(L)1

コスモキュランダ

中山の31勝クラス3

シンエンペラー

ホープフルS(G1)2

京都2S(G3)1

エコロレイズ 

中山の31勝クラス4

トロヴァトーレ

葉牡丹賞(21勝クラス)

1

アドミラルシップ

ゆりかもめ賞(1クラス)

7着

ホープフルS(G1)4

サンライズジパング

若駒S(L)1

ホープフルS(G1)3

シリウスコルト

ホープフルS(G1)6

ファビュラススター

中山の31勝クラス1

ニシノフィアンス

京成杯(G3)5

シュバルツクーゲル

東京スポーツ杯2S(G2)

2

レッドテリオス

中山の3歳新馬戦1

 

マスターと椎名友希が『弥生賞』の質問に 答えます

Q1:中山芝2,000mの特徴

中山芝2,000mの特徴を教えてください。昨年は中団好位から伸びたタスティエーラが勝ちました。マスターは昨年は買う気がしないレースと言っていましたが今年はどうですか?

02:ホープフル(G1)S組の評価

ホープフルSから2着のシンエンペラー、3着のサンライズジパング、4着のアドミラルシップ、6着のシリウスコルトが出走予定です。シンエンペラーはインの3番手でロスなく乗り、サンライズジパングは先行しそうでしたが一旦控えて外目追走で大外を回り、直線では進路をカットされました。アドミラルシップは後方内目、シリウスコルトは中団内目の追走で、直線は2頭ともやや内を伸びました。サンライズジパングはダートを使っていて人気がありませんでしたが内容は強く見えました。マスターの評価を教えてください。

Q3:ダノンエアズロックの評価

アイビーS1着のダノンエアズロックが出走予定です。6頭立てのレースで、ダノンエアズロックは2番手から伸びて1番人気のレガレイラに0.2秒差で勝ちました。レガレイアはこの後ホープフルSで勝ちました。また新馬戦ではスタートを決めて2番手からの競馬で快勝で、3番手を追走したサンライズジパングと0.8秒差でした。単純に着順を見れば一番強そうですが、まだ厳しい競馬の経験はありません。マスターの評価を教えてください。

Q4:若駒S(L)組の評価

若駒S(L)から1着のサンライズジパング、が出走予定です。サンライズジパングは後方外目から外を回って、直線は最後のほうで伸びて勝ちました。ズブそうで、コーナーも器用に回れるようには見えませんが、マスターは今回どう評価しますか?

Q5:東京スポーツ杯2歳S(G2)組の評価

東スポ杯2歳Sから2着のシュバルツクーゲルが出走予定です。シュバルツクーゲルは1枠1番で、周りに馬がいない2番手から粘りました。この時勝ったシュトラウスは次走の朝日フューチュリティ(G1)で出遅れから捲って逃げて直線で脚が止まり2番人気10着でした。マスターの評価を教えてください。

Q6:トロヴァトーレの評価

葉牡丹賞(2歳1勝クラス)1着のトロヴァトーレが出走予定です。9頭立てのレースで、トロヴァトーレは中団馬群から内に入れて、直線は前が壁になりましたが抜けて快勝でした。この時4着だったコスモブッドレアは、8枠で外目追走でかかっているように見えたのですが、次走の京成杯(G3)で2番手追走から粘り込んで3着でした。これは展開に恵まれたとみるか、葉牡丹賞のレベルがそこそこ高かったとみるか、マスターの見解を教えてください。 ※以下葉牡丹賞から京成杯を使った馬の成績です。

馬名

葉牡丹賞の着順

(人気)

京成杯(G3)の着順

(人気)

トロヴァトーレ(出走予定)

11

-

マイネルフランツ

26

710

レイデラルース

34

911

コスモブッドレア

45

310)

ニシノフィアンス(出走予定)

-

512

 

Q7:中山の3歳1勝クラス(1/8)組の評価

中山の3歳1勝クラスから、1着のファビュラススター、2着のコスモキュランダ、4着のエコロレイズが出走予定です。ファビュラススターは後方から、コスモキュランダは出遅れてファビュラススターの後ろからの競馬でした。追い込んだ2頭のワンツーでしたが、エコロレイズは中団外目から早めに仕掛けましたが、直線でファビュラススターによられていました。マスターはこの3頭の能力差をどうみますか?

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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