スプリングステークス( G2)/中山競馬場/芝1800m/右/条件:サラブレッド系3歳牡馬・牝馬/賞金:5200万円

今週は、フルゲート16頭に対して12頭の出走登録馬にとどまった、スプリングステークス(2020年)の予想について解説する。
スプリングステークスは、皐月賞のステップレースということもあり、数多くの名馬を輩出している。 ホープフルステークス2着馬のヴェルトライゼンデが断然人気となりそうだが、初対戦となる馬も多く混戦も予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、スプリングステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
ホープフルステークス組
2着のヴェルトライゼンデ(池添謙一)が出走登録している 。
ヴェルトライゼンデ
ホープフルステークスの2着という結果は、コントレイルにこそ力負けであったが、3着以下を2馬身も離しており、コントレイルが強すぎたとみるのが妥当である。また、ヴェルトライゼンデは、その前も2戦2勝と能力的にも底を見せていない。
よって、スプリングステークスの予想では、一線級不在のこのメンバーであれば、断然人気であっても、ヴェルトライゼンデに本命級の高い評価を与えて当然である。
あすなろ賞組
1着のファルコニアが出走を予定している。
ファルコニア
あすなろ賞の勝利という結果は、ハイペースの前残りの展開且つ外差しが有利な馬場に恵まれた感はあるが、出遅れてきっちりと差し切ったことは立派である。また、ファルコニアは、4戦2勝2着2回とパーフェクト連対中でもある。
よって、スプリングステークスの予想では、ファルコニアにもそれなりの評価を与えるべきだが、少頭数でスローとなった場合には脚を余す可能性も否定できない。
ジュニアカップ組
1着のサクセションが出走登録している。
サクセション
ジュニアカップの勝利という結果は、4コーナーで早めに先頭に並びかけて自ら勝ちに行く競馬で、2着に2馬身半もの差をつけており、力の違いを見せつけた。
よって、スプリングステークスの予想では、マイル戦線よりもレベルの高いクラシック戦線であることを考えると、過大評価は禁物だが、サクセションにも高い評価を与えて当然である。
東京の1勝クラス組
2着のアオイクレアトール(田辺裕信)が出走を予定している。
アオイクレアトール
東京の1勝クラスの2着という結果は、直線で内から差されてしまったが、スローに落としすぎたことと内をあけてしまったことによるものであり、力負けではない。
よって、スプリングステークスの予想では、楽に先行できるようであれば、アオイクレアトールの逃げ粘りにも注意を払うべきである。
共同通信杯組
5着のココロノトウダイ(丸山元気)が出生登録している。
ココロノトウダイ
共同通信杯の5着という結果は、スローペースを先行した割には伸びを欠いており、もう少し走って欲しかった。ただし、ココロノトウダイは、きんもくせい特別において、弱いメンバー構成に恵まれたとは言えどもスローペースを差し切っている。
よって、スプリングステークスの予想では、ココロノトウダイに押さえ程度の評価を与えるべきである。
以上、スプリングステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、 スプリングステークス(2020年)の最終的な予想を決断する。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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