フジテレビ賞スプリングステークス(GⅡ)/中山/馬齢/1800m(右・芝)
今週は、フルゲート16頭に対して19頭もの出走登録があった
スプリングステークス(2019年)の予想について解説する。
スプリングステークスは、皐月賞のステップレースということもあり、数多くの名馬を輩出している。
朝日杯フューチュリティステークス組のクリノガウディー(藤岡佑介)及びファンタジスト(武豊)が人気の中心となりそうだが、初対戦となる馬も多く混戦も予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、スプリングステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
朝日杯フューチュリティステークス組
2着のクリノガウディー(藤岡佑介)・4着のファンタジスト(武豊)
の合計2頭が出走登録している。
クリノガウディー
朝日杯フューチュリティステークスの2着という結果は、好位のインを追走する展開に恵まれたものだが、G1での2着は立派である。
よって、スプリングステークスの予想では、再度内枠を引いてロスのない競馬ができるようであれば、クリノガウディーに高い評価を与えるべきである。
ファンタジスト
朝日杯フューチュリティステークスの4着という結果は、外を回らされた分だけ上位に離されてしまったが、能力的にはクリノガウディーと着差ほどの能力差はない。
また、ファンタジストは、重賞を2勝しており、実績的には最上位である。
よって、スプリングステークスの予想では、ファンタジストにクリノガウディーと互角又はそれ以上の評価を与えるべきである。
白梅賞組
1着のエメラルファイト(石川)が出走を予定している。
エメラルファイト
白梅賞の勝利という結果は、イン有利の馬場でラチ沿いを走る展開に恵まれたが、強敵相手に好走を繰り返しているマイネルウィルトスを破ったことは立派である。
また、エメラルファイトは、朝日杯フューチュリティステークスで6着に破れているが、コース取りの差を考えると上位と能力差はない。
よって、スプリングステークスの予想では、エメラルファイトにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
ホープフルステークス組
4着のコスモカレンドゥラ(丹内祐次)が出走登録している。
コスモカレンドゥラ
ホープフルステークスの4着という結果は、強敵相手であったことを考えると立派だが、スローで逃げる展開に恵まれたものでもある。
よって、スプリングステークスの予想では、コスモカレンドゥラが好走するためには楽に先行する展開の助けが必要と判断すべきである。
京成杯組
4着のシークレットラン(内田博幸)が出走を予定している。
シークレットラン
京成杯の4着という結果は、1番人気を裏切ってしまったが、スローペースで脚を余したものである。
よって、スプリングステークスの予想では、差しが届く馬場や展開になるようであれば、シークレットランの巻き返しもあり得ると判断すべきである。
クロッカスステークス組
1着のディキシーナイト(石橋脩)が出走登録している。
ディキシーナイト
クロッカスステークスの勝利という結果は、後のアネモネステークス馬ルガールカルムを破ってのものであり、レース内容としても価値がある。
ただし、短距離戦線はクラシック戦線よりもレベルが低いことも事実である。
よって、スプリングステークスの予想では、ディキシーナイトに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
若竹賞組
1着のヒシイグアス(ミナリク)が出走を予定している。
ヒシイグアス
若竹賞の勝利という結果は、スローペースで逃げる展開に恵まれたものである。
よって、スプリングステークスの予想では、ヒシイグアスが好走するためには楽に先行する展開の助けが必要と判断すべきである。
福寿草特別組
1着のロジャーバローズ(川田将雅)が出走登録している。
ロジャーバローズ
福寿草特別の勝利という結果は、力の違いを見せつけたが、6頭立ての弱いメンバー構成に恵まれたことも確かである。
よって、スプリングステークスの予想では、ロジャーバローズにとって試金石の一戦になると判断すべきである。
以上、スプリングステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
スプリングステークス(2019年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。