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2023/08/29 2023/09/07

【新潟記念2023予想】 サリエラの重賞初制覇なるか?

出走日:2023年09月03日(日)
新潟記念(G3)/新潟競馬場/芝外2000m/左/条件: サラブレッド系3歳以上/賞金:4000万円

「新潟記念」過去のトラックバイアス

想定馬場は毎週土曜の夜に更新中
イン有利→ややイン有利→外回イン有利※→フラット→外有利 ※外を回り過ぎてインが有利の状態
年月日開催ダートコメント
23/9/3(日)新潟フラットフラット最終週だが内も荒れていない
22/9/4(日)新潟フラットフラット
21/9/5(日)新潟外有利フラット
20/9/6(日)新潟フラットややイン有利
19/9/1(日)新潟フラットややイン有利

 

今週は、フルゲート18頭に対して15頭の出走登録馬があった新潟記念(2023年)の予想について解説する。

 

新潟記念は、サマー2000シリーズの一戦である。

 

新潟記念では、目黒記念3着馬サリエラが人気を集めそうだが、夏場のハンデ重賞ということもあり、混戦模様である。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、新潟記念の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

目黒記念組

3着のサリエラ(ルメール)・6着のバラジ(三浦皇成)・7着のユーキャンスマイル(石橋)の合計3頭が出走登録している。

 

サリエラ

目黒記念の3着という結果は、4コーナーで外から被されて仕掛けが遅れた分だけ届かなかったが、一旦交わされたゼッフィーロを差し返したように、負けて強しの内容であった。

 

また、サリエラは、白富士ステークスにおいて、内有利のトラックバイアスをものともせず、逃げたドーブネを楽に差し切っており、ドーブネが中山記念で3着に粘っていることを考えると、重賞ならばいつでも勝てる能力を秘める。

 

さらに、サリエラは、ローズステークスでアートハウスに敗れているが、スローペースでの位置取りの分だけ届かなかったので、力負けではない。

 

よって、新潟記念の予想においては、負けたレースいずれも強い内容で能力的に底を見せていないサリエラに人気であっても本命級の高い評価を与えるべきである。

 

バラジ

目黒記念の6着のいう結果は、逃げたディアスティマが2着に残るスローペースを楽に2番手追走しながらも止まっており、力負けであった。

 

なお、バラジは、メトロポリタンステークスでも1番人気を裏切ってしまっており、能力的にも底を見せてしまった感が強い。

 

よって、新潟記念の予想においてはバラジに高い評価は不要である。

 

ユーキャンスマイル

目黒記念の7着という結果は、58キロのハンデを背負いながらも0秒5歳で走っており、8歳馬ながらも大きな衰えは見られない。

 

また。ユーキャンスマイルは、2019年の新潟記念を制しているだけでなく、去年も9番人気ながら2着に好走しており、得意な舞台である。

 

よって、新潟記念の予想においては、去年よりもメンバー強化の感は否めないが、押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

日本ダービー組

5着のノッキングポイント(北村宏司)が出走を予定している。

 

ノッキングポイント

日本ダービーの5着という結果は、上位4頭には伸び負けたが、中団の外目追走からいい脚を使って、掲示板を確保した。

 

なお、ノッキングポイントは、毎日杯2着という成績だけでなく、デビュー戦から4戦連続で1番人気に推されているように、3歳世代ではそれなりの上位に位置する。

 

そこで、問題となるのは3歳牡馬世代のレベルだが、日本ダービー14着のトップナイフが札幌記念で2着に好走しており、当初想定していたよりも低くない可能性が出てきた。

 

よって、新潟記念の予想においては、ノッキングポイントにとっては試金石の一戦となりそうだが、3歳馬のレベル次第では通用してもおかしくはない。

 

宝塚記念組

6着のプラダリア(池添謙)が出走を予定している。

 

プラダリア

宝塚記念の6着という結果は、ハイペースの前崩れの展開に恵まれたことは確かだが、イクイノックス相手に0秒4差は立派である。

 

また、プラダリアは、今年に入ってG2で3戦連続で掲示板を確保しており、特に日経新春杯は外が伸びない特殊なトラックバイアスで外を回らされながらも僅差の3着と好走しており、負けて強しの内容であった。

 

ただし、プラダリアの目黒記念のレース内容は、中団のインで脚をためながらもジリジリとしか伸びず、サリオスよりは見劣った。

 

よって、新潟記念の予想においては、プラダリアにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

函館記念組

4着のマイネルウィルトス(Mデムーロ)が出走を予定している。

 

マイネルウィルトス

函館記念の4着という結果は、やや重の力がいる馬場と前潰れの展開に恵まれたものだが、1年ぶりの競馬と考えれば立派である。

 

なお、マイネルウィルトスは、福島民報杯での大差勝ちや去年の函館記念2着(イン有利のトラックバイアスで大外ぶん回しでの2着確保)など、重馬場では国内屈指の能力を秘める。

 

よって、新潟記念の予想においては、重馬場になるようであれば、マイネルウィルトスに高い評価を与え、良馬場の場合には軽視すべきである。

 

函館記念組

14着のイクスプロージョン(戸崎圭)が出走を予定している。

 

イクスプロージョン

函館記念の14着という結果は、後方追走からバテた馬を交わしただけで全く見せ場がなかった。

 

また、イクスプロージョンは、新潟大賞典で3着だが、上位2頭から大きく離されてしまっており、着順ほど価値はない。

 

よって、新潟記念の予想においては、イクスプロージョンに高い評価は不要である。

 

関ケ原ステークス

1着のファユエン(木幡巧)が出走登録している。

 

ファユエン

関ケ原ステークスの勝利という結果は、時計・内容ともに平凡で3勝クラスの中でも低調なメンバー構成に恵まれた感が強い。

 

事実、ファユエンは3勝クラスを勝ち上がるために7戦も要しており、能力的な壁にぶつかっていた。

 

よって、新潟記念の予想においては、ファユエンにも高い評価は不要である。

 

以上、新潟記念に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、新潟記念(2022年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

ハンデ

2022

1

6

カラテ

6

10

菅原明

57.5

2

17

ユーキャンスマイル

7

9

石橋脩

57

3

18

フェーングロッテン

3

3

松若

53

2021

1

16

マイネルファンロン

6

12

デム

55

2

17

トーセンスーリヤ

6

3

横山和

57.5

3

13

クラヴェル

4

2

横山典

52

2020

1

17

ブラヴァス

4

2

福永祐

56

2

5

ジナンボー

5

3

デム

56

3

16

サンレイポケット

5

5

荻野極

54

2019

1

7

ユーキャンスマイル

4

2

岩田康

57

2

5

ジナンボー

4

6

デム

54

3

6

カデナ

5

8

武藤雅

57

2018

1

1

ブラストワンピース

3

1

池添謙

54

2

5

メートルダール

5

6

福永祐

57

3

4

ショウナンバッハ

7

13

三浦皇

53

2017

1

1

タツゴウゲキ

5

6

秋山真

55

2

11

アストラエンブレム

4

1

デム

56.5

3

7

カフジプリンス

4

12

中谷雄

55

2016

1

17

アデイインザライフ

5

2

横山典

55

2

14

アルバートドック

4

1

戸崎圭

58

3

12

ロンギングダンサー

7

9

吉田豊

53

2015

1

3

パッションダンス

7

6

デム

56

2

6

マイネルミラノ

5

9

柴田大

56

3

4

ファントムライト

6

13

戸崎圭

54

2014

1

13

マーティンボロ

5

1

ロー

56

2

16

クランモンタナ

5

5

柴田善

54

3

15

ラストインパクト

4

3

川田将

57

2013

1

4

コスモネモシン

6

10

松岡正

52

2

9

エクスペディション

6

8

浜中俊

57

3

8

ファタモルガーナ

5

7

田辺裕

55

 

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

サリエラ 

4

目黒記念(G2)3

ファユエン

5

関ケ原S(3勝クラス)1

ノッキングポイント

3

東京優駿(G1)5

フォワードアゲン

6

関越S(OP)7

プラダリア

4

宝塚記念(G1)6

フラーズダルム

5

関屋記念(G3)10

マイネルウィルトス

7

函館記念(G3)4

グランオフィシエ

5

七夕賞(G3)13

スパイダーゴールド

4

関越S(OP)11

ブラヴァス

7

新潟大賞典(G3)14

バラジ 

4

目黒記念(G2)6

インプレス

4

鳴尾記念(G3)13

ユーキャンスマイル

8

目黒記念(G2)7

サトノルークス 

7

鳴尾記念(G3)15

イクスプロージョン

5

函館記念(G3)14

   

 

マスターと椎名友希が『新潟祈念』の質問に答えます

Q1:新潟芝2,000mの特徴

新潟芝2,000mの特徴を教えてください。昨年はカラテが中団馬群から直線は真ん中を伸びて勝ち、8枠で直線は外ラチに行ったユーキャンスマイルが2着で波乱となりました。内を空けることが多いコースだと思いますが、押さえるポイントがあったら教えてください。

Q2:目黒記念(G2)組の評価

目黒記念から3着のサリエラ、5着のプラダリア、6着のバラジ、7着のユーキャンスマイルが出走予定です。サリエラは8枠で中団外目から、プラダリアは中団内目から追い込み、バラジは2番手から粘り、ユーキャンスマイルは後方内目から追い込みましたが届きませんでした。かなりのスローペースになったレースだと思いますが、マスターの評価を教えてください。。

Q3:ノッキングポイントの評価

ダービー5着のノッキングポイントが出走予定です。15番人気でしたが、中団馬群から追い込み、勝ち馬とは0.2秒差でした。3歳馬で斤量有利となりますが、マスターは今回のメンバーで上位に評価しますか?

Q4:日経新春杯(G2)組の評価

日経新春杯から3着のプラダリア、13着のイクスプロージョンが出走予定です。稍重馬場で、プラダリアは中団外目追走から伸び、イクスプロージョンは後方外目から伸びませんでした。マスターはヴェルトライゼンテを軸に的中していたと思います。プラダリアは京都記念3着、目黒記念5着、宝塚記念6着と大きく崩れていません。マスターの評価を教えてください。

Q5:新潟大賞典(G3)組の評価

新潟大賞典から3着のイクスプロージョン、14着のブラヴァス、16着のスパイダーゴールドが出走予定です。雨の不良馬場で、イクスプロージョンは外目を追い込み上位2頭とは離されました。ブラヴァスは後方から伸びず、スパイダーゴールドは先行外目につけましたが脚が止まり最下位、未勝利を勝ってから4連勝中で、1番人気でしたが元々マスターの評価は低かったと思います。次走の関越Sでは中団の内目追走でしたが、直線は進路がなくなり11着でした。マスターの評価を改めて教えてください。

Q6:函館記念(G3)組の評価

函館記念から4着のマイネルウィルトス、14着のイクスプロージョンが出走予定です。雨上がりの稍重馬場で、1年振りの競馬となったマイネルウィルトスは出遅れて、最後方から外を回って追い込みました。イクスプロージョンは1枠で後方から伸びませんでした。マスターの評価を教えてください。

Q7:グランオフィシエの評価

七夕賞(G3)13着のグランオフィシエが出走予定です。出遅れて、後方からの競馬で伸びませんでした。前々走のメトロポリタンSは雨の稍重馬場で、内枠で内をロスなく乗って直線も最内を追い込み、接戦で勝ちました。1番人気で6着だったバラジや、10着のインプレスも出走予定です。今回のメンバーではどうでしょうか?。

なぜプロプランに人数制限しているのか?
次回当選:9/30(土)AM11:00
この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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