新潟大賞典(G3)/新潟競馬場/芝2000m/左/条件:サラブレッド系4歳以上/賞金:4100万

今週は、フルゲート16頭に対して19頭の出走登録馬があった
新潟大賞典(2018年)の予想について解説する。
新潟大賞典は、直線が658mでスローの瞬発力勝負となりそうなハンデ戦の重賞である。
そのため、トリオンフ(松田大作)が1番人気となりそうだが、人気が割れそうな混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、新潟大賞典の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
大阪杯組
8着のトリオンフが出走登録している。
トリオンフ
大阪杯の8着という結果は、G1のかなり強いメンバー相手に早めに捲って勝ちに行ってのものであり、着順よりは好内容である。
また、トリオンフは、小倉大賞典を楽勝しているように、ローカルの重賞では力が上である。
よって、新潟大賞典の予想では、トリオンフに本命級のかなり高い評価を与えて当然である。
香港カップ組
香港カップ組からは、4着のステファノス(和田竜二)が出走を予定している。
ステファノス
香港カップの4着という結果は、海外遠征且つ強いメンバー構成を考えると立派である。
また、ステファノスは、天皇賞秋で2・3着した実績があり、2000mならばG1級相手でも通用している。
よって、新潟大賞典の予想では、58キロのトップハンデであってもステファノスにも高い評価を与えて当然である。
小倉大賞典組
3着のスズカデヴィアス(三浦皇成)及び7着のハッピーユニバンス(藤掛)が出走登録している。
スズカデヴィアス
小倉大賞典の3着という結果は、トリオンフには力負けであった。
ただし、故障した馬の煽りを受けたことも確かで、着差ほどの能力差があったわけではない。
よって、新潟大賞典では、展開や条件次第で、スズカデヴィアスがトリオンフとの差を詰めてもおかしくない。
ハッピーユニバンス
小倉大賞典のレース内容は見所がなかった。
よって、新潟大賞典の予想では、ハッピーユニバンスに高評価は不要である。
六甲ステークス組
六甲ステークス組からは、4着のハクサンルドルフ(丸田恭介)が出走を予定している。
ハクサンルドルフ
六甲ステークスの4着という結果は、上がりナンバーワンの33秒8の脚を使ってのものである。
つまり、ハクサンルドルフは、六甲ステークスにおいて前残りの展開で脚を余しただけである。
よって、新潟大賞典の予想では、直線の長いコース形態を考慮すると、ハクサンルドルフの巻き返しにも注目して当然である。
福島民報杯組
2着のマイスタイル(田中勝春)・6着のラインルーフ・
9着のケントオー(石川)・11着のシャイニープリンス(勝浦正樹)
の合計4頭が出走登録している。
マイスタイル
福島民報杯の2着という結果は、小回りの福島コースで粘り込んだと見ることができる。
しかしながら、逃げたアダムバローズがブービーに惨敗する超ハイペースを先行してのものであり、立派である。
よって、新潟大賞典の予想では、直線が長いので楽に先行できそうなマイスタイルの逃げ粘りにも注目すべきである。
ラインルーフ・ケントオー・シャイニープリンス
福島民報杯は、全く見所のないレース内容であった。
よって、新潟大賞典の予想では、ラインルーフ、ケントオー及びシャイニープリンスに高い評価は不要である。
中山金杯組
6着のトーセンマタコイヤ(柴田善臣)・12着のアウトライアーズ
の合計2頭が新潟大賞典に出走を予定している。
トーセンマタコイヤ
中山金杯の6着という結果は、楽に先行する展開に恵まれたものである。
つまり、着差は2馬身弱と僅かだが、レース内容としては価値が低い。
よって、新潟大賞典の競馬予想においては、トーセンマタコイヤに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
アウトライアーズ
中山金杯のレース内容は見所がなかった。
よって、新潟大賞典の予想では、アウトライアーズに高い評価は不要である。
日経賞組
13着のナスノセイカン(丸山元気)が新潟大賞典に出走登録している。
ナスノセイカン
日経賞の13着という結果は、力負けであった。
しかしながら、休み明け且つ強いメンバー構成を考慮すると同情の余地はある。
よって、新潟大賞典の予想では、叩き2走目でスローの瞬発力勝負が得意なナスノセイカンにも注意を払って当然である。
以上、新潟大賞典に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
新潟大賞典(2018年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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