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2023/07/18 2023/07/21

【中京記念2023予想】 ルージュスティリアが重賞初制覇なるか?

出走日:2023年07月23日(日)
中京記念(G3)/中京競馬場/芝1600m/左/条件:サラブレッド系3歳以上/賞金:3900万

「中京記念」過去のトラックバイアス

想定馬場は毎週土曜の夜に更新中
イン有利→ややイン有利→外回イン有利※→フラット→外有利 ※外を回り過ぎてインが有利の状態
年月日開催ダートコメント
23/7/23(日)中京フラットフラット芝はほんの少しイン有利
22/7/24(日)小倉ややイン有利フラット
21/7/18(日)小倉フラットフラット
20/7/19(日)阪神フラットフラット
19/7/21(日)中京ややイン有利ややイン有利

 

今週は、フルゲート16頭に対して18頭もの出走登録があった中京記念(2023年)の予想について解説する。

 

中京記念は、久しぶりに本来の中京のマイル戦で行われるサマーマイルシリーズの一戦である。

 

今年の中京記念は、ハンデ戦というだけでなく、中心馬が不在ということもあり、何が一番人気になるかもわからないくらい大混戦模様である。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、中京記念の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

安田記念組

 

13着のダノンスコーピオン(横山和生)が出走登録している。

 

ダノンスコーピオン

安田記念の13着という結果は、好位の馬群の中から伸びを欠いており、一線級相手では力負けであった。

 

なお、ダノンスコーピオンは、前崩れの展開に恵まれたとは言えども、NHKマイルカップ馬であり、このときには後のマイルチャンピオンシップ馬セリフォスを破っている。

 

一方、ダノンスコーピオンは、1番人気に推された京王杯スプリングカップで内で包まれて11着に敗れているように、内で包まれる競馬よりは被されずに外から差す競馬があっている。

 

よって、中京記念の予想においては、実績断然のダノンスコーピオンの巻き返しに注目して当然だが、好走できるかは気分良く走れるかどうかにかかっていると判断すべきである。

 

ヴィクトリアマイル組

 

4着のディヴィーナ(ミルコ・デムーロ)・10着のルージュスティリア(川田将雅)・13着のサブライムアンセム(三浦皇成)の合計3頭が出走を予定している。

 

ディヴィーナ

ヴィクトリアマイルの4着という結果は、15番人気にもかかわらず、スローペースの前残りの展開を唯一外から追い込んでおり、レース内容としては負けて強しの内容であった。

 

なお、ヴィクトリアマイルの勝ち馬ソングラインは、牡馬相手の安田記念をも連覇しており、レースのレベルも牝馬限定とはいえ低くない。

 

一方で、ディヴィーナは、ヴィクトリアマイル以前の重賞では凡走を繰り返しており、ヴィクトリアマイル一戦の内容だけで高い評価を与えていいかは悩みどころではある。

 

よって、中京記念の予想においては、オープン入り後に惨敗を繰り返してきたディヴィーナが復調気配を感じさせたので、それなりの高い評価を与えるべきである。

 

ルージュスティリア

ヴィクトリアマイルの10着という結果は、スタートで若干不利があったことを考慮しても、スローペースを先行して潰れており、力負けであった。

 

なお、ルージュスティリアは、阪神牝馬ステークスで6着に敗れているが、この敗戦は、内前が極端に有利なトラックバイアスで能力を発揮できなかった。

 

よって、中京記念の予想においては、夏のローカルの重賞の弱いメンバーを考慮すると、ルージュスティリアにも高い評価を与えるべきだが、川田将雅騎手騎乗で過剰に人気になるようであれば絶対視までは禁物である。

 

サブライムアンセム

ヴィクトリアマイルの13着という結果は、後方追走でバテた馬を交わしただけで見所はなかった。

 

なお、サブライムアンセムは、阪神牝馬ステークスで2着に好走しているが、イン有利のトラックバイアスを最大限に生かしたもので、レース内容としては着順ほどの価値はない。

 

よって、中京記念の予想においては、サブライムアンセムに高い評価は不要である。

 

米子ステークス組

 

1着のメイショウシンタケ(藤岡康太)・4着のウイングレイテスト(松岡)・5着のアナゴサン(国分恭)・7着のワールドウインズ(幸英明)・12着のセルバーグ(松山弘平)の5頭が出走を予定している。

 

メイショウシンタケ

米子ステークスの勝利という結果は、中団をポツンと1頭で気分良く追走して差し切ったものであり、1馬身の着差ほど力が抜けていたわけではない。

 

なお、メイショウシンタケは、勝利するとき以外は大きく負けていることが多く、いかに気分良く走れるかがポイントとなりそうである。

 

よって、中京記念の予想においては、メイショウシンタケに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

ウイングレイテスト

米子ステークスの4着という結果は、早め先頭から粘り込みを狙ったが後続に差し込まれてしまった。

 

なお、ウイングレイテストは、ディセンバーステークス及びニューイヤーステークスで好走しているが、いずれも展開に恵まれたものである。

 

よって、中京記念の予想においては、ウイングレイテストに高い評価は不要である。

 

アナゴサン・ワールドウインズ・セルバーグ

米子ステークスのレース内容は見所がなかった。

 

よって、中京記念の予想においては、アナゴサン、ワールドウインズ及びセルバーグに高い評価は不要である。

 

以上、中京記念に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、中京記念(2023年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

ハンデ

2022

1

14

ベレヌス

5

6

西村淳

55

2

11

カテドラル

6

10

団野大

57

3

15

ファルコニア

5

1

川田将

56

2021

1

3

アンドラステ

5

1

川田将

54

2

8

カテドラル

5

6

福永祐

56

3

11

クラヴェル

4

5

横山典

52

2020

1

14

メイケイダイハード

5

18

酒井学

53

2

13

ラセット

5

6

秋山真

55

3

18

エントシャイデン

5

9

川須栄

56

2019

1

5

グルーヴィット

3

3

松山弘

52

2

6

クリノガウディー

3

6

森裕太

52

3

7

プリモシーン

4

1

福永祐

55.5

2018

1

16

グレーターロンドン

6

1

田辺裕

56.5

2

12

ロジクライ

5

5

浜中俊

56

3

4

リライアブルエース

5

4

戸崎圭

54

2017

1

3

ウインガニオン

5

5

津村明

57

2

6

グランシルク

5

2

福永祐

56

3

15

ブラックムーン

5

1

デム

57

2016

1

13

ガリバルディ

5

7

福永祐

55

2

7

ピークトラム

5

6

小牧太

56

3

12

ケントオー

4

4

和田竜

56

2015

1

6

スマートオリオン

5

6

デム

57

2

1

アルマディヴァン

5

13

藤岡佑

52

3

10

ダローネガ

6

3

浜中俊

55

2014

1

15

サダムパテック

6

7

田中勝

58

2

14

ミッキードリーム

7

11

太宰啓

56

3

8

マジェスティハーツ

4

5

森一馬

56

2013

1

16

フラガラッハ

6

5

高倉稜

57

2

12

ミッキードリーム

6

13

太宰啓

57

3

5

リルダヴァル

6

3

福永祐

57

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

ダノンスコーピオン

4

安田記念(G1)13

メイショウシンタケ

5

米子S(L)1

ディヴィーナ 

5

ヴィクトリアマイル(G1)4

ファルコニア 

6

マリーンS(OP)8

ピースオブエイト

4

谷川岳S(L)1

ヴァリアメンテ

5

小倉日経OP(OP)3

ルージュスティリア

4

ヴィクトリアマイル(G1)10

サブライムアンセム

4

ヴィクトリアマイル(G1)13

ホウオウアマゾン

5

オールエイジド(G1)

7

アナゴサン 

6

米子S(L)5

ウイングレイテスト

6

米子S(L)4

ミッキーブリランテ

7

安土城S(L)5

ヴィジュネル

5

メイS(OP)9

セルバーグ 

4

米子S(L)12

ベジャール

4

薫風S(3勝クラス)1

ワールドウインズ

6

米子S(L)8

アドマイヤビルゴ

6

谷川岳S(L)14

シュリ

7

東京新聞杯(G3)15

 

マスターと椎名友希が『函館記念』の質問に答えます

Q1:中京芝1,600mの特徴

昨年の中京記念は小倉芝1,800m,一昨年は阪神芝1,600mで開催しましたが今年は中京芝1,600mに戻ります。今回の中京の芝はかなりイン有利だったと思いますが、最終週で開催となります。注意するべきポイントはありますか?

 

Q2:4歳世代の評価

4歳世代のピースオブエイト、ダノンスコーピオン、ベジャールについて。ピースオブエイトとベジャールは毎日杯で、ピースオブエイトとダノンスコーピオンは富士SとマイルCSで対戦しています。毎日杯4着のセイウンハーデスが新潟大賞典2着、七夕賞勝ち馬と考えると、この4歳世代の3頭は今回のメンバーで上位評価できますか?

馬名

毎日杯(G3)

ダービー

(G1)

NHKマイルカップ(G1)

ラジオNIKKEI(G3)

富士S(G2)

マイルCSG1

ピースオブエイト

14

1612

48

912

ダノンスコーピオン

14

32

114)

ベジャール

29

 

124

 

Q3:ディヴィーナとルージュスティリアの評価

ヴィクトリアマイル(G1)で15番人気4着と好走したディヴィーナ、10着のルージュスティリアが出走 予定です。ディヴィーナは好位好位の外目から追い込み、ルージュスティリアはスタート後位置取りのところで接触の不利があり、そのまま外目を先行しましたが伸びませんでした。前々走の阪神牝馬Sではルージュスティリアが1番人気で、中団馬群から直線は進路がなく接触の不利もあり6着、ディヴィーナは 出遅れて後方から伸びず最下位でした。ディヴィーナは3走前の京都牝馬Sでも出遅れて、中団内目を追走し、直線は接触もあり後退しました。不利がなければ上位争いできたでしょうか?マスターはこの2頭だとどちらを上に評価しますか?

Q4:谷川岳S(L)組と米子S(L)組の評価

以下、谷川岳Sと米子Sからの出走予定馬の成績です。谷川岳Sは重馬場で、ピースオブエイトは逃げ切り、ヴィジュネルは中団の内目を追走、アナゴサンは2番手追走から粘りこみ、アドマイヤビルゴは先行馬群にいましたが後退しました。斤量が重かったので仕方がない敗戦でしょうか?ヴィジュネルは次走のメイで9着、アナゴサンは次走の米子で5着です。米子Sは前に行く馬が多く、メイショウシンタケは後方の周りに馬がいない位置から追い込み、アナゴサンは2番手から粘れず、ウイングレイテストは先行して押し切るところに接触の不利があり、セルバーグはコーナー出たところで不利がありました。マスターが上位にとりたい馬を教えてください。

 

谷川岳SL

メイS(OP)

米子(L

ピースオブエイト

11

ヴィジュネル

29

913)

アナゴサン

33

53

アドマイヤビルゴ

148

メイショウシンタケ

110

ウイングレイテスト

44

ワールドウインズ

78

セルバーグ

122

Q5:ホウオウアマゾンの評価

オーストラリアのオールエイジドS(G1)で7着のホウオウアマゾンが出走予定です。矢作調教師曰く「日本の道悪は合うので遠征したが、オーストラリアの道悪には苦戦した」とのことです。前々走の阪急杯は外枠からスタートを決め、先行外目から粘って3着でした。3走前の根岸Sはダートで度外視、マイルCSは先行しましたが直線で馬に挟まれ大きな不利があったと思います。今回巻き返しの可能性はあるでしょうか?

Q6:ヴァリアメンテの評価

休養明けのヴァリアメンテが出走予定です。前走の小倉日経OP(OP)では、大逃げをうったレッドベルオーブが勝ち、ヴァリアメンテは後方外目から追い込み、1番人気3着でした。昨年の中京記念では出遅れて、最後方からの競馬でしたが直線は追い込んで5着でした。先行外目を追走し3着のファルコニアも今回出走予定ですが、合わせてマスターの評価を教えてください。

Q7:セレクトセールの話

マスターは今年のセレクトセールに行ったそうです(グリーンチャンネルに映っていました笑)が、どうでしたか?全部は見てないのですが、コントレイル産駒が高額で、シルバーステート産駒がそんなに高額になってないような感じがしました。マスターの印象やお土産話をお願いします。また椎名さんが目を付けている馬がいたら教えてほしいです。

なぜプロプランに人数制限しているのか?
次回当選:10/7(土)AM11:00
この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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