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2022/07/19 2022/07/22

【 中京記念2022予想】 ファルコニアが悲願の重賞制覇なるか?

出走日:2022年07月24日(日)
中京記念(GⅢ)/中京/ハンデ/1600m(左・芝)

 

今週は、フルゲート16頭に対して18頭もの出走登録があった中京記念(2022年)の予想について解説する。

 

中京記念は、サマーマイルシリーズの一戦である。

 

中京記念は、変則開催で小倉の1800mで行われるため、例年とは違う傾向ということを頭に入れて予想すべきである。

 

今年は、ファルコニア(川田将雅)が人気となりそうだが、ハンデ戦ということもあり、波乱となってもおかしくはない。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、中京記念の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

マイラーズカップ組

3着のファルコニア(川田将雅)・4着のベステンダンク(和田竜二)の合計2頭が出走登録している。

 

ファルコニア

マイラーズカップの3着という結果は、好位から抜け出す競馬で上位2頭とは僅差であった。

 

またファルコニアは、去年のカシオペアステークスのあとは勝ちきれない競馬が続いているが、常に掲示板を確保と相手なりに崩れないで走ることを示している。

 

よって、中京記念の予想においては、メンバー弱化を考慮すると、ファルコニアに高い評価を与えて当然である。

 

ベステンダンク

マイラーズカップの4着という結果は、直線で一旦突き放してあわやと思わせる内容であり、10歳馬となっても衰えは見られない。

 

よって、中京記念の予想においては、楽に先行して前が残りやすい馬場状態の場合には、ベステンダンクの逃げ粘りにも注意を払うべきである。

 

米子ステークス組

2着のカイザーミノル(横山典弘)・6着のヴァリアメンテ(岩田望)・7着のシャーレイポピー(福永祐一)・11着のアーデントリー(坂井瑠星)・14着のスーパーフェザー(川須栄彦)の合計5頭が出走を予定している。

 

カイザーミノル

米子ステークスの2着という結果は、イン有利の馬場で好位のインを追走するロスのない展開に恵まれたものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。

 

ただし、カイザーミノルは、マイラーズカップ・京王杯スプリングカップ・京都金杯でも3着に好走しており、重賞でも通用する能力を秘める。

 

よって、中京記念の予想においては、カイザーミノルにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

ヴァリアメンテ

米子ステークスの6着という結果は、直線で少し前が狭くなったようにも見えたが、イン有利の馬場で内目を通ったにもかかわらず伸びを欠いてしまっており、能力的に底を見せた感がある。

 

よって、中京記念の予想においては。ヴァリアメンテに高い評価は不要である。

 

シャーレイポピー・アーデントリー・スーパーフェザー

米子ステークスのレース内容は見どころがなかった。

 

よって、中京記念の予想においては、シャーレイポピー、アーデントリー及びスーパーフェザーにも高い評価は不要である。

 

ヴィクトリアマイル組

10着のミスニューヨーク(ミルコ・デムーロ)が出走登録している。

 

ミスニューヨーク

ヴィクトリアマイルの10着という結果は、着順ほど大きくは負けておらず、強いメンバー構成及び前残りの展開を考えると、内容としては悪くない。

 

また、ミスニューヨークは、ターコイズステークス・中山牝馬ステークスと牝馬限定と言えども、2戦連続で重賞でも好走している。

 

よって、中京記念の予想においては、外の差しが届く展開になるようであれば、ミスニューヨークにも高い評価を与えるべきである。

 

安田記念組

18着のカテドラル(藤岡康太)が出走を予定している。

 

カテドラル

安田記念18着という結果は、メンバーが強すぎたと言えども負けすぎの感も強い。

なお、カテドラルは、去年の中京記念の2着馬がが、馬群から離れたところを気分良く追走する展開に恵まれたものである。

 

更に、カテドラルは、京成杯オータムハンデキャップをも制しているが、こちらもイン有利の馬場で1枠からのロスのない競馬に恵まれたものである。

 

よって、中京記念の予想においては、重賞で何度も好走歴があることに敬意を払いつつも、カテドラルには押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

都大路ステークス

2着のダブルシャープ(幸英明)が出走登録している。

 

ダブルシャープ

 

都大路ステークスの2着という結果は、先行争いの馬群から離れたところを気分良く追走する位置取りに恵まれたことも確かだが、スローペースながらもクビ差までよく追い込んだ。

 

なお、都大路ステークスは、7頭立てと少頭数だが、6着のガロアクリークが次走のエプソムカップで2着に好走しており、レースのレベルとしては高かった。

 

よって、中京記念の予想においては、外の差しが届く展開になるようであれば、ダブルシャープにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

谷川岳ステークス組

2着のベレヌス(西村淳)が出走を予定している。

 

ベレヌス

 

谷川岳ステークスの2着という結果は、1000m通過60秒2のスローペースで行ったきりの流れで楽に逃げる展開に恵まれたものである。

 

よって、中京記念においてベレヌスが逃げ粘るためには、イン有利の馬場で楽に逃げるなどかなりの展開の助けが必要と判断すべきである。

 

平安ステークス組

8着のカデナが出走登録している。

 

カデナ

近走は、ダートなので、芝の今回の参考にはならない。

 

なお、カデナは、小倉大賞典でも3着に追い込んでいるように、明けて8歳となっても衰えは見られない。

 

よって、中京記念の予想においては、外の差しが届く展開になるようであれば、カデナにも注意を払うべきである。

 

以上、中京記念に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、中京記念(2022年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

ハンデ

2021

1

3

アンドラステ

5

1

川田将

54

2

8

カテドラル

5

6

福永祐

56

3

11

クラヴェル

4

5

横山典

52

2020

1

14

メイケイダイハード

5

18

酒井学

53

2

13

ラセット

5

6

秋山真

55

3

18

エントシャイデン

5

9

川須栄

56

2019

1

5

グルーヴィット

3

3

松山弘

52

2

6

クリノガウディー

3

6

森裕太

52

3

7

プリモシーン

4

1

福永祐

55.5

2018

1

16

グレーターロンドン

6

1

田辺裕

56.5

2

12

ロジクライ

5

5

浜中俊

56

3

4

リライアブルエース

5

4

戸崎圭

54

2017

1

3

ウインガニオン

5

5

津村明

57

2

6

グランシルク

5

2

福永祐

56

3

15

ブラックムーン

5

1

デム

57

2016

1

13

ガリバルディ

5

7

福永祐

55

2

7

ピークトラム

5

6

小牧太

56

3

12

ケントオー

4

4

和田竜

56

2015

1

6

スマートオリオン

5

6

デム

57

2

1

アルマディヴァン

5

13

藤岡佑

52

3

10

ダローネガ

6

3

浜中俊

55

2014

1

15

サダムパテック

6

7

田中勝

58

2

14

ミッキードリーム

7

11

太宰啓

56

3

8

マジェスティハーツ

4

5

森一馬

56

2013

1

16

フラガラッハ

6

5

高倉稜

57

2

12

ミッキードリーム

6

13

太宰啓

57

3

5

リルダヴァル

6

3

福永祐

57

2012

1

2

フラガラッハ

5

5

高倉稜

57

2

16

ショウリュウムーン

5

6

小牧太

54

3

9

トライアンフマーチ

6

10

池添謙

58

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

ファルコニア

5

マイラーズC(G2)3

ベステンダンク 

10

マイラーズC(G2)4

カイザーミノル 

6

米子S(L)2

ワールドウインズ

5

メイS(OP)3

ミスニューヨーク

5

ヴィクトリアマイル(G1)10

マンオブスピリット

5

阪神大賞典(G2)9

カテドラル

6

安田記念(G1)18

コルテジア

5

エプソムC(G3)9

ダブルシャープ 

7

都大路S(L)2

シャーレイポピー

4

米子S(L)7

ヴァリアメンテ

4

米子S(L)6

アーデントリー

6

米子S(L)11

ベレヌス

5

谷川岳S(L)2

スーパーフェザー

7

米子S(L)14

Q1:小倉芝1,800mの特徴

小倉芝1,800mの特徴を教えてください。昨年に引き続き小倉競馬場で、今年は4週使われた最終週で開催されます。注意する点はありますか?

Q2:リピーター組の評価

昨年の中京記念で6番人気2着のカテドラル、8番人気4着のミスニューヨークが出走予定です。カテドラルは後方から外を回して追い込み、ミスニューヨークは中団の内目で脚を溜めて伸びていました。ここ近走カテドラルはいつも出遅れて最後方からの競馬になっています。マスターはどちらを上にとりますか?

Q3:マイラーズC(G2)組の評価

マイラーズCから4番人気3着のファルコニア、14番人気4着のベステンダンクが出走予定です。ファルコニアは3番手追走で粘り、ベステンダンクは単騎逃げで粘りました。マスターは先行馬が少ないことからベステンダンクを上位評価していました。ファルコニアはいつも好位から競馬をしている印象があります。今回のメンバーではファルコニアは本命候補の1頭と考えていいでしょうか?

Q4:米子S(L)組の評価

米子ステークスから以下の5頭が出走予定です。カイザーミノルは中団の内目から伸び、ヴァリアメンテは後方の内目追走で、直線も内を選びましたが線路が狭くなってしまいました。シャーレイポピーは先行勢の内目にいて直線で伸びませんでしたがヴァリアメンテとは差がなく、アーデントリーは長期休養明けで中団の馬混みにいましたが下がり、スーパーフェザーは最後方からの競馬でした。マスターはどの馬を上位評価しますか?

Q5:ダブルシャープの評価

都大路S(L)から6番人気2着のダブルシャープが出走予定です。スローペースで中団から外に出して伸びましたが、7頭立ての少頭数でストレスのない競馬だったと思います。前々走の福島民報杯(L)では1番人気5着でした。出遅れて後方から押して行き、4コーナー前では位置を上げていました。追い込み競馬になったレースでしたが、早めに動かなければもっと上位だったでしょうか?マスターの評価を教えてください。

Q6:ベレヌスの評価

谷川岳S(L)から4番人気2着のベレヌスが出走予定です。新潟の開幕初日で、1枠1番で単騎逃げで粘りました。これは展開がはまった2着とみていいのでしょうか?今回も内枠を引いたら注意が必要でしょうか?

Q7:ワールドウインズの評価

メイS(OP)で8番人気3着のワールドウインズが出走予定です。スタートを決めて好位を取り、直線は内を選んで伸びました。前々走はダートの短距離を使っていたこともあってか人気はなかったです。田中勝春騎手の乗り方も上手かったのでしょうか?また、田中勝春騎手は七夕賞でエヒト号に騎乗し、3年振りの重賞勝利となりました。椎名さんとマスターの、田中勝春騎手の思い出などありましたら教えてほしいです。

 

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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