アンタレスステークス(G3)/阪神競馬場/ダート1800m/右/条件:サラブレッド系4歳以上/賞金:3600万円
アンタレスステークスの解説
アンタレスステークスですが、頭数が16頭とフルゲート揃ったことと、グリムが断然の人気となりそうなのですが、ただ先行馬が多いので、展開次第では波乱の可能性まであるのかなと思っております。
チャンピオンカップ
それでは過去のレースを順番に振り返っていきますが、一つ目がチャンピオンカップですね。
このメンバーからはウェスタールンドが出走してくると。
ウェスタールンドなんですが、最後方にポツンと1頭でいて、実は直線内のぽっかりあいた最内をついたんですね。
それで追い込んでの2着ということですね。
これをどう評価するかなんですが、メンバー的にはルヴァンスレーヴが勝って、3着にサンライズソアがいるあたりで、かなり強いメンバーでの2着。
それもダートとは思えない、上がり34.4の脚を使っての2着と考えると、かなり価値はあるんですが、ただ一方でこの日インコースがかなり有利な馬場状態を、見ていただくとわかるように最内をついての2着なので。
まあレース内容としてはG1を2着だけで単純に高い評価を与えなくていいかなという感じがしているので、そういう意味ではですね、G1の2着馬だけど追い込み一手で展開がはまった2着だけで、メンバーが弱くなったからといって、単純に本命にすることはできないなというふうに思っております。
ただ今回はかなりメンバーが落ちるので、完全に無視はできないというところですね。
名古屋大賞典
次ですね、名古屋大賞典ですね。
地方のレースですが。
このメンバーからは上位3頭ですね、グリム、ヒラボクラターシュ、アナザートゥルースの3頭が出走してくると。
グリムは2番手から抜け出しての1着と。
対して2着のヒラボクラターシュは、ここですね、インの3番手。
この馬どちらかというと外枠の方が走るので、外からかぶされずに走った方が、もうちょっと差をつめるかなという感じがあるものの、着差を考えるとグリムの楽勝といったレースですね。
それを離されたのがアナザートゥルースということなので、アナザートゥルースはじゃっかん落ちるかなという感じはするんですが、ただ外を回らされた分と考えると、もう少し差をつめてもおかしくないのかなという感じがしています。
なので一応グリムがこのメンバーでは1番強くて、ヒラボクラターシュが外枠だったらもうちょっと変わったかなという感じがしています。
仁川ステークス
次ですね、仁川ステークスですね。
このメンバーからはピオネロ、あと下にナムラアラシあたりがいるんですが、それを中心に見ていこうと思います。
実はこれ人気薄の2頭、8番人気、7番人気で決まったんですが、意外と先行馬が揃っていたわりにはみんながいかずにですね、すんなりとした流れになったと。
それでこのワンツー、いったきりのワンツーだったんですが、つまりこの時のピオネロは3番手。
スローの3番手の流れにのっての展開に恵まれたとみるのがいいのかなと思います。
なので前が速くなればですね、このとき不発に終わった、人気になりながら不発に終わったナムラアラシあたりが、7着ですかね、逆転してもおかしくないのかなと思っております。
マーチステークス
次ですね、最後マーチステークスですね。
このメンバーからはロンドンタウン、リーゼントロック、ヒラボクラターシュ、あと1番人気を裏切ったテーオーエナジーあたりが出走してくると。
1番人気だったテーオーエナジーは、逃げ馬をいかせてインの3番手でひかえたんですが、やはり馬込みの競馬むいていないことと、直線で前がつまったこともあって、惨敗してしまったということですね。
なので楽に先行できれば見直しが必要なんですが、実は今回も外に先行馬が結構いるので、同じような競馬になってしまうのかなという感じがするので、ちょっと絶対視まではできないかなというふうに思っています。
あとロンドンタウン、リーゼントロック、ヒラボクラターシュは、ここですね。
2着、3着ですね。
この日は実は、外目がかなり伸びる馬場で、勝ったサトノティターンが外から追い込んだんですね。
なのでどちらかというと外差しの珍しい、外が有利になる馬場での競馬だったことを考えると、スローの好位の外目というのは絶好位だったんですね。
なのでこの2.3着をどこまで高い評価するかというのは、ちょっと微妙なところもあるんですが、対してですね4着のヒラボクラターシュは、先ほどからお話ししているように、どちらかというと外枠の方が走るタイプなので、すんなり競馬ができれば逆転してもおかしくないということで。
この2.3.4着に関しては、展開次第でガラガラっと着順が変わってもおかしくないのかなということと、敗れてしまったテーオーエナジーに関しては、もともと2連勝の師走ステークス、ポルックスステークスの内容がいいので、その内容だけ走れば通用するけど、ちょっと人気だったらまた内枠なのでどうかなという感じだというふうに思っています。
展開をお見せしながら解説をすると、まずですね、意外と先行馬が多いですね。
コパノチャーリーあたりも逃げたいですし、オルナもいきたい。
あとドライヴナイトも距離短縮でいきたいですね。
このあたりが競るうえに、テーオーエナジーはいかないにしても前いきたい、あと人気のグリムあたりもいきたいですし、リーゼントロックあたりも前いきたいということを考えると、ちょっと前が速くなるのかなというふうに思っております。
ちょっと内から見ていきますが、
ピオネロ
前回スローの3番手で恵まれた感あるのと、2走前もですね実はアルデバランステークスのときに、前が競り合って、7.8番手にぽつんと1頭一番気分よく走っていたので、2回展開に恵まれているのであまり買いたくはないんですが、ただ1枠を引いたので、前が競ってまたぽつんと1頭気分よく走るとじゃっかんあるのかなと思っています。
テーオーエナジー
2連勝、師走ステークスあたりの内容がかなり強いですね。
チュウワウィザードを敗っているので強いんですが、ただやっぱり外から行かれちゃうと前回と同じような競馬になっちゃうのかなという感じがするので、押さえ程度かなというふうに思っています。
ロンドンタウン
コリアカップがメンバーが弱くて大楽勝したんですが、マーチステークスの内容だと、前回は好位の外目の流れにのったかなという感はあるんですが、ただですね前回57.5㎏が今回56㎏なので、そういう斤量面を考えると、差す競馬もできるのでチャンスはあるのかなと思います。
グリム
ここ最近の競馬を見ると非常に強いんですが、やはり楽に先行できたときが一番能力を発揮するタイプで、今回前が速くなったときについていったときに、どこまでかなという感じがしています。
なのですんなり先行できれば当然この馬が軸。
ちょっともまれたときにどうなるかなというのが、気になっているというとこですね。
ナムラアラシ
前回は不発に終わったんですが、2走前のように前が速くなって追い込み競馬になったときには、当然チャンスがあるかなと思います。
6番7番あたりは先行しても厳しいでしょう。
リーゼントロック
これもですね外からかぶされないと、競馬ができれば走るんですが、ちょっと前が速くなりそうなので、そこらあたりで巻き込まれるとどうかなという感じがしています。
アナザートゥルース
ちょっとメンバーが強いかなという感じがしますね。
ウェスタールンド
チャンピオンカップ2着の着順だけを見ればこの馬が一番強いんですが、先ほどお話ししたように展開に恵まれている感があるのでどうかなという感じがします。
ただ前が競り合うと、やはりこの追い込みのナムラアラシとウェスタールンドあたりにチャンスが出てくるので、この2頭が一緒に追い込んでくるのかなという感じがしています。
マイネルオフィール、トラキチシャチョウあたりは厳しいですね。
ドライヴナイトも距離が長いですし。
ヒラボクラターシュ
この馬先ほどからお話ししているように外枠だと走るのでいいんですが、ただやはり先行脚質なので、気分よくどこまで先行できるかなというところだと思います。
なので前がそんなに競らずに2.3番手の外目を追走できたら、この馬が一番チャンスが大きいと。
ただまあ思ったよりも先行馬が多いから、そんなにうまくはまるかなという感じもしているとこですね。
8枠2頭はちょっと厳しいといった感じですね。
一応16頭、このように分析しております。
今の時点でですね、今お話ししたようにグリムの扱いをどうするか決めかねてるので、あと雨ももしかすると日曜日降るかもしれない。
そこらへんの馬場も踏まえて、ちょっと今のところは軸を決めかねているんですが、今お話ししたように展開面で差し競馬にするか、前残りにするかで、予想がガラガラっと変わることを理解していただければなというふうに思います。
アンタレスステークスの無料会員の解説は以上です。
また来週楽しみにしていてください。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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