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出走日: アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)/中山/別定/2200m(右・芝)
※枠順発表次第、出走馬表示。予想オッズはnetkeibaを参考
開催 | 芝 | ダート | コメント |
---|---|---|---|
中山 セントライト記念 | ややイン有利 | フラット | 芝は先週より内有利に見える 24/9/15 07:17更新 |
中京 ローズステークス | フラット | フラット | 雨の影響ありそうで様子見 24/9/15 07:17更新 |
ajcc。年明け後に関東圏で最初に迎える芝のGII競走。歴代の優勝馬には前年末の有馬記念優勝馬(1970年スピードシンボリ、1981年ホウヨウボーイ、1982年アンバーシャダイ)や年始の中山金杯優勝馬(1965年アサホコ、1992年トウショウファルコ、2005年クラフトワーク)の名も見られる。春季の中・長距離路線を見据えた馬がひとつの起点とする競走ともなっており、1984年のグレード制導入後では第28回優勝馬ミホシンザン、第39回優勝馬メジロブライト、第40回優勝馬スペシャルウィークが同年の天皇賞(春)を、第53回優勝馬ルーラーシップが同年のクイーンエリザベス2世カップを、第36回優勝馬サクラチトセオー、第52回優勝馬トーセンジョーダンが同年の天皇賞(秋)を、第48回優勝馬マツリダゴッホが同年の有馬記念を制している。
出走条件は、サラブレッド系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の競走馬および外国調教馬(8頭まで)。負担重量は4歳は55キログラム、5歳以上は56キログラム、牝馬は2キログラム減を基本とし、
施行日当日から1年前の開催週以降のGI競走(牝馬限定競走をのぞく)1着馬は2キログラム増
施行日当日から1年前の開催週以降の牝馬限定GI競走、またはGII競走(牝馬限定競走をのぞく)1着馬は1キログラム増
施行日当日から1年前の開催週より過去のGI競走(牝馬限定競走をのぞく)1着馬は1キログラム増
以上の条件で斤量が課せられる。ただし2歳時の成績をのぞく。なお2007年までは賞金別定で行われていたが、2008年より有力馬の出走を促すためグレード別定重量に変更となっている。
開催日:2023/01/22
着順 | 馬番 | 馬名 | MI | 性別 | 馬齢 | 斤量 | タイム | 基 | KP | BP | AP | TP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | ノースブリッジ | 77 | 牡 | 5 | 57 | 02:13.5 | 79 | -2 | 0
| 0
| 0
|
2 | 9 | エヒト | 75 | 牡 | 6 | 57 | 02:13.6 | 78 | -2 | 0
| -1
| 0
|
3 | 6 | ユーバーレーベン | 75 | 牝 | 5 | 55 | 02:13.7 | 77 | -2 | 0
| 0
| 0
|
4 | 14 | ラーゴム | 73 | 牡 | 5 | 57 | 02:13.9 | 75 | -2 | 0
| 0
| 0
|
5 | 10 | ガイアフォース | 74 | 牡 | 4 | 57 | 02:14.0 | 74 | 0 | 0
| 0
| 0
|
6 | 7 | スタッドリー | 72 | 牡 | 5 | 57 | 02:14.0 | 74 | -2 | 0
| 0
| 0
|
7 | 13 | アリストテレス | 67 | 牡 | 6 | 57 | 02:14.4 | 70 | -2 | 0
| -1
| 0
|
8 | 5 | バビット | 67 | 牡 | 6 | 57 | 02:14.5 | 69 | -2 | 0
| 0
| 0
|
9 | 1 | レインカルナティオ | 64 | 牡 | 6 | 57 | 02:14.7 | 67 | -2 | 0
| -1
| 0
|
10 | 3 | ブラックマジック | 64 | 牡 | 6 | 57 | 02:14.8 | 66 | -2 | 0
| 0
| 0
|
11 | 11 | エピファニー | 58 | 牡 | 4 | 56 | 02:15.4 | 60 | -2 | 0
| 0
| 0
|
12 | 12 | レッドガラン | 53 | 牡 | 8 | 57 | 02:15.8 | 56 | -2 | 0
| -1
| 0
|
13 | 2 | シャムロックヒル | 50 | 牝 | 6 | 55 | 02:16.2 | 52 | -2 | 0
| 0
| 0
|
14 | 8 | オウケンムーン | 50 | 牡 | 8 | 57 | 02:16.2 | 52 | -2 | 0
| 0
| 0
|
今週は、フルゲート17頭に対して13頭の出走登録馬にとどまったアメリカジョッキークラブカップ(AJCC)(2024年)の予想について解説する。
アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)は、2024年の飛躍を狙う馬が出走を予定しており、G1戦線を占う意味でも注目を集める。
アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)では、秋華賞5着馬モリアーナが人気になりそうだが、4歳牝馬限定戦は低レベルだった可能性が高く、波乱もありうる。
そこで、競馬理論の競馬予想では、アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
チャレンジカップ組
2着のボッケリーニ(浜中俊)が出走登録している。
ボッケリーニ
チャレンジカップの2着という結果は、イン有利のトラックバイアスでコースロスなく導いたモレイラ騎手の好騎乗によるものでもあるが、位置取りがいつもより後ろになった分だけ届かなかっただけで、内容としても良かった。
また、ボッケリーニは、京都大賞典でもイン有利のトラックバイアスを生かして2着だが、これもプラダリアとは位置取りの差の分だけ届かなかっただけである。
更に、ボッケリーニは、G1でこそ通用していないが、目黒記念及び鳴尾記念勝ち、日経賞及び京都大賞典での2着など、重賞では好走を繰り返しており、実績的には断然である。
よって、アメリカジョッキークラブカップの予想においては、競馬が上手で崩れないボッケリーニに人気であっても高い評価を与えるべきである。
秋華賞組
5着のモリアーナ(横山典弘)が出走を予定している。
モリアーナ
秋華賞の5着という結果は、上位2頭には離されてしまったが、3着馬とは僅差であった。
ただし、リバティアイランドが強い競馬で前を潰す流れの中で後方で脚をためる展開に恵まれた感も強い。
また、モリアーナは、紫苑ステークスを制しているが、開幕週のイン有利のトラックバイアス且つハイペースで最高の位置となる後方の内目で脚をためる展開に恵まれたものである。
更に、4歳世代のNHKマイルカップ組は、条件級でも通用していない馬が多く、G1で6着ほどの価値もない。
よって、アメリカジョッキークラブカップの予想においては、モリアーナが人気になるようであれば評価を下げるのも一つの手である。
ステイヤーズステークス組
3着のマイネルウィルトス(横山武史)・7着のシルプロン(ピーヒ)が出走登録している。
マイネルウィルトス
ステイヤーズステークスの3着という結果は、マイペースで逃げたアイアンバローズを捕らえきれなかったことは展開のアヤであり、天皇賞3着馬テーオーロイヤルとほぼ互角の走りをしており、立派な内容であった。
また、マイネルウィルトスは、アルゼンチン共和国杯においても、フラットな馬場状態だったとはいえ終始外を回りながらも2着に追い込んでおり、力を示した。
なお、マイネルウィルトスは、内でロスなく脚をためる競馬をするよりも、勢いをつけて外をまくっていく競馬が最も能力を発揮する。
よって、アメリカジョッキークラブカップの予想においては、外の差しも届くトラックバイアスになるようであれば、マイネルウィルトスにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
シルプロン
ステイヤーズステークスの7着という結果は、前残りの展開の中で後ろからいったにせよ、マイネルウィルトスに離されてしまっており、見せ場すらなかった。
よって、アメリカジョッキークラブカップの予想においては、さらなるメンバー強化を考慮すると、シルプロンに高い評価は不要である。
宝塚記念組
16着のカラテ(菅原明)が出走を予定している。
カラテ
宝塚記念の16着という結果は、力負けであることは確かだが、前崩れの外差し有利な展開を先行してのものであり、同情の余地がある。
また、カラテは、新潟記念や新潟大賞典を制しているように、重賞でも通用する能力を秘める。
よって、アメリカジョッキークラブカップの予想においては、休み明けでも体調さえ万全であれば、カラテに押さえ程度の評価を与えるべきである。
ディセンバーステークス組
8着のサンストックトン(吉田隼人)が出走登録している。
サンストックトン
ディセンバーステークスの8着という結果は、直線で前が詰まってのものであり、度外視可能である。
ただし、サンストックトンは、前潰れの展開に恵まれたSTV賞を制して、やっと3賞クラスを勝ち上がれた程度の実力である。
よって、アメリカジョッキークラブカップの予想においては、サンストックトンに高い評価は不要である。
アルゼンチン共和国杯組
3着のチャックネイト(キング)が出走を予定している。
チャックネイト
アルゼンチン共和国杯の3着という結果は、直線で一旦前が壁になって外に持ち出すロスがあってのものであり、スムーズならばマイネルウィルトスを差し切っていた可能性が高く、レース内容としては互角である。
また、チャックネイトは、休み明けでのぞんだ六社ステークスを制しており、去年の秋以降着実に力をつけている。
よって、アメリカジョッキークラブカップの予想においては、チャックネイトにマイネルウィルトスと互角又はそれ以上の評価を与えるべきである。
ノベンバーステークス組
1着のクロミナンスが出走登録している。
クロミナンス
ノベンバーステークスの勝利という結果は、スローペースの前残りの展開を上がり32秒6の脚で差し切っており、着差以上に強い内容だったが、3勝クラスにしても弱いメンバー構成に恵まれた感が強い。
また、クロミナンスは、3連勝後に3勝クラスを勝ち上がるまでに時間を要しているように、能力的にも壁にぶつかった可能性が否めない。
よって、アメリカジョッキークラブカップの予想においては、クロミナンスに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
札幌記念組
8着のラーグルフが出走を予定している。
ラーグルフ
札幌記念の8着という結果は、全く見せ場がなかったが、やや重とは言えども力のいる特殊な馬場で度外視可能である。
なお、ラーグルフは、好位のインで脚をためるロスのない競馬で抜け出した中山金杯を制したあとに、外を回って2着に好走した中山記念があり、アメリカジョッキークラブカップのメンバー程度であれば実績的にも上位である。
よって、アメリカジョッキークラブカップの予想においては、ラーグルフの巻き返しにも注意を払うべきである。
ジャパンカップ組
11着のショウナンバシットが出走登録している。
ショウナンバシット
ジャパンカップの11着という結果は、メンバーが強すぎたこともあるが、見せ場すらなく力負けであった。
なお、ショウナンバシットは、内がポッカリと開く展開に恵まれた皐月賞で5着の実績があるが、その後の成績を見ると、低レベルな4歳世代の中でも能力的に劣る。
よって、日経新春杯の予想においては、ショウナンバシットに高い評価は不要である。
この分析結果に、展開、調教、枠順、ハンデ、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)(2024年)の最終的な予想を決断する。
過去10年の連対馬一覧表
年度 |
着 |
馬番 |
馬名 |
馬齢 |
人気 |
騎手 |
2022 |
1 |
4 |
ノースブリッジ |
牡5 |
4 |
岩田康 |
2 |
9 |
エヒト |
牡6 |
5 |
田中勝 |
|
3 |
6 |
ユーバーレーベン |
牝5 |
3 |
Mデム |
|
2021 |
1 |
1 |
キングオブコージ |
牡6 |
3 |
横山典 |
2 |
14 |
マイネルファンロン |
牡7 |
11 |
松岡正 |
|
3 |
9 |
ボッケリーニ |
牡6 |
4 |
横山武 |
|
2021 |
1 |
9 |
アリストテレス |
牡4 |
1 |
Cルメ |
2 |
4 |
ヴェルトライゼンデ |
牡4 |
3 |
池添謙 |
|
3 |
8 |
ラストドラフト |
牡5 |
6 |
三浦皇 |
|
2020 |
1 |
11 |
ブラストワンピース |
牡5 |
1 |
川田将 |
2 |
10 |
ステイフーリッシュ |
牡5 |
5 |
Cルメ |
|
3 |
2 |
ラストドラフト |
牡4 |
4 |
Oマー |
|
2019 |
1 |
8 |
シャケトラ |
牡6 |
7 |
石橋脩 |
2 |
4 |
フィエールマン |
牡4 |
1 |
Cルメ |
|
3 |
10 |
メートルダール |
牡6 |
5 |
Oマー |
|
2018 |
1 |
7 |
ダンビュライト |
牡4 |
2 |
Mデム |
2 |
3 |
ミッキースワロー |
牡4 |
1 |
横山典 |
|
3 |
9 |
マイネルミラノ |
牡8 |
8 |
柴田大 |
|
2017 |
1 |
8 |
タンタアレグリア |
牡5 |
7 |
蛯名正 |
2 |
10 |
ゼーヴィント |
牡4 |
1 |
戸崎圭 |
|
3 |
1 |
ミライヘノツバサ |
牡4 |
3 |
内田博 |
|
2016 |
1 |
3 |
ディサイファ |
牡7 |
2 |
武豊 |
2 |
11 |
スーパームーン |
牡7 |
3 |
Cルメ |
|
3 |
7 |
ショウナンバッハ |
牡5 |
7 |
戸崎圭 |
|
2015 |
1 |
12 |
クリールカイザー |
牡6 |
4 |
田辺裕 |
2 |
14 |
ミトラ |
セ7 |
7 |
柴山雄 |
|
3 |
9 |
エアソミュール |
牡6 |
2 |
Cデム |
|
2014 |
1 |
10 |
ヴェルデグリーン |
牡6 |
2 |
田辺裕 |
2 |
2 |
サクラアルディート |
牡6 |
11 |
Fベリ |
|
3 |
1 |
フェイムゲーム |
牡4 |
6 |
北村宏 |
出走予定馬
馬名 |
馬齢 |
前走 |
馬名 |
馬齢 |
前走 |
ボッケリーニ |
牡8 |
チャレンジC(G3) 2着 |
カラテ |
牡8 |
宝塚記念(G1)16着 |
バトルボーン ※白富士Sと両睨み |
牡5 |
七夕賞(G3)4着 |
ラーグルフ |
牡5 |
札幌記念(G2)8着 |
モリアーナ |
牝4 |
秋華賞(G1)5着 |
ショウナンバシット |
牡4 |
ジャパンC(G1)11着 |
マイネルウィルトス |
牡8 |
ステイヤーズS(G2)3着 |
バビット |
牡7 |
福島記念(G3)14着 |
チャックネイト |
セ6 |
アルゼンチン共和国杯(G2)3着 |
クロミナンス |
牡7 |
ノベンバーS(3勝クラス) 1着 |
マスターと椎名友希が『AJCC』の質問に 答えます
Q1:中山芝2,200mの特徴
中山芝2,200mの特徴を教えてください。昨年は内をロスなく乗ったノースブリッジが勝ちました。押えるべきポイントがあれば教えてください。
Q2:ボッケリーニの評価
チャレンジカップ(G3)2着、京都大賞典(G2)2着のボッケリーニが出走予定です。両レースとも内を追走し、内で脚を溜めるのが上手な印象です。マスターの評価を教えてください。
Q3:モリアーナの評価
秋華賞(G1)5着のモリアーナが出走予定です。後方のインを追走し直線も内を追い込みましたが届きませんでした。4歳牝馬世代はリバティアイランドとハーパー以外は古馬対戦で苦戦しています(エミュー、ゴールデンハインド、キタウイングが金杯で惨敗、ヒップホップソウル、コナコースト、キタウイングがターコイズSで惨敗など)。マスターは今回のメンバーでどう評価しますか?
Q4:アルゼンチン共和国杯(G2)組の評価
アルゼンチン共和国杯から2着のマイネルウィルトス、3着のチャックネイトが出走予定です。マイネルウィルトスは8枠で後方外目から徐々に位置を上げて追い込み、チャックネイトは後方馬群から追い込みました。マイネルウィルトスは次走のステイヤーズSで、後方馬群から外に出して直線も伸びて粘りました。アイアンバローズが離し逃げをして勝ったレースで、マスターのTB表では『ややイン有利』となっていました。マスターの評価を教えてください。
Q5:ラーグルフの評価
札幌記念(G2)8着のラーグルフが出走予定です。後方外目追走でかかっていましたが、内に入れて直線は伸びきれませんでした。前走の大阪杯(G1)は後方外目の追走で、直線は進路がないところもありましたが伸びきれませんでした。内枠を引けばもう少しチャンスはあったでしょうか?マスターの評価を教えてください。
Q6:カラテの評価
宝塚記念(G1)16着のカラテが出走予定です。カラテは内枠で先行内目の追走でしたが直線で脚が止まりました。ハイペースで追い込み競馬になったレースだったので展開は向かなかったと思います。また、鳴尾記念では先行内目を追走しましたが直線は前が壁になり伸びきれず9着でした。ボッケリーニが勝ったレースですが、能力差はどれくらいあると思いますか?。
Q7:バビットの評価
福島記念(G3)14着のバビットが出走予定です。7枠から先行して4番手につけましたが、直線は馬に挟まれ後退しました。ハイペースになったレースで展開や不利が大きかったと思います。昨年は2番手からハナに立ちましたが後続勢に差されました。今回バトルボーンやショウナバシットが出走してくれば厳しいでしょうか?またバビット推しの椎名さんの期待度もお聞きしたいです。
Q8:バトルボーンの評価
七夕賞(G3)4着のバトルボーンが出走予定です。七夕賞まで4連勝で、人気は割れていましたが1番人気になりました。バトルボーンは逃げましたが直線でつかまりました。マスターは前崩れの予想で相手にも入れていませんでしたが、今回マスターはどう評価しますか?
Q9:今年来日した外国人騎手について
今年からリチャード・キングスコート騎手、レネ・ピーヒュレク騎手、オレリアン・ルメートル騎手、レイチェル・キング騎手、ルーク・モリス騎手の5名が来日して騎乗していますが、誰が一番上手いと思いますか?マスターと椎名さんが気になる騎手はいますか?
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