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2023/01/16 2023/01/20

【 AJCC2023予想】 ガイアフォースが菊花賞の雪辱を果たせるか?

出走日:2023年01月22日(日)
アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)/中山/別定/2200m(右・芝)

 

今週は、フルゲート17頭に対して13頭の出走登録馬にとどまったアメリカジョッキークラブカップ(AJCC)(2023年)の予想について解説する。

 

アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)は、2023年の飛躍を狙う馬が出走を予定しており、G1戦線を占う意味でも注目を集める。

 

アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)では、菊花賞で1番人気に推されたガイアフォースが人気になりそうだが、菊花賞2着馬オーソクレースが断然人気を裏切って大波乱となった去年のように絶対視までは禁物である。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

菊花賞組

8着のガイアフォース(ルメール)が出走登録している。

 

ガイアフォース

菊花賞の8着という結果は、距離が長すぎたこともあるが、それよりも初めて周りを囲まれる厳しい競馬で能力を発揮できなかった可能性が高い。

 

なお、ガイアフォースは、菊花賞馬アスクビクターモアを差し切って、セントライト記念を制しているように、能力さえ発揮できればG1で1番人気になることも理解できる素質馬である。

 

よって、アメリカジョッキークラブカップの予想においては、気分よく走ることさえできれば、ガイアフォースが巻き返す可能性は高いと判断すべきである。

 

ジャパンカップ組

10着のユーバーレーベン(ミルコ・デムーロ)が出走を予定している。

 

ユーバーレーベン

ジャパンカップの10着という結果は、終始外を回らされてのもので、G1で1.0秒差と考えれば悪くもないが、2022年のジャパンカップはレースのレベルに疑問が残る。

 

また、ユーバーレーベンは、オークス馬であり実績的には上だが、5歳牝馬世代がその後活躍していないこともあり、古馬に入ってからの成績はパッとしない。

 

よって、アメリカジョッキークラブカップの予想においては、ユーバーレーベンが好走するためには外の差しが届くなど展開の助けが必要と判断すべきである。

 

ノベンバーステークス組

1着のエピファニー(戸崎圭太)が出走登録している。

 

エピファニー

ノベンバーステークスの勝利という結果は、スローペースの2番手から抜け出しただけと見ることもできるが、楽に逃げた1番人気のノースザワールドをきっちりと差し切ったことは立派である。

 

また、エピファニーは、4連勝中と能力的にも底を見せていない。

 

よって、アメリカジョッキークラブカップはエピファニーにとって試金石の一戦となりそうだが、ここを突破してもおかしくない素質馬である。

 

有馬記念組

14着のアリストテレス(横山和生)が出走を予定している。

 

アリストテレス

有馬記念の14着という結果は、メンバーが強すぎたとは言え、見せ場すらなく力負けであった。

 

なお、アリストテレスは、3冠馬コントレイルをクビ差まで追い詰めた菊花賞あとに、一昨年のアメリカジョッキークラブカップを制しており、実績的には上位である。

 

ただし、アリストテレスは、その後人気を裏切り続けており、近走に至っては、二桁着順を繰り返している。

 

よって、アメリカジョッキークラブカップの予想においては、実績に敬意を表しつつも、アリストテレスに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

天皇賞秋組

11着のノースブリッジ(岩田康誠)・15着のバビットが出走登録している。

 

ノースブリッジ

天皇賞秋の11着という結果は、前2頭から離れた3番手を追走して伸びを欠いており、力負けであった。

 

なお、ノースブリッジは、エプソムカップを制しているが、G1直後の弱いメンバー構成と気分よく好位を追走する展開に恵まれたものである。

 

よって、アメリカジョッキークラブカップの予想においては、ノースブリッジに高い評価は不要である。

 

バビット

天皇賞秋の15着という結果は、パンサラッサに先手を取られてしまったが、離れた2番手を追走しながらも惨敗しており、こちらも完全に力負けであった。

 

なお、バビットは、同じ中山2200mのセントライト記念を逃げ切っている上に、オールカマーでも4着に粘り込んでいるが、いずれもイン有利の馬場の助けもあった。

 

よって、アメリカジョッキークラブカップの予想においては、バビットが好走するためには、イン有利の馬場で楽に逃げるなどかなりの展開の助けが必要と判断すべきである。

 

オリオンステークス組

1着のスタッドリー(坂井瑠星)が出走を予定している。

 

スタッドリー

オリオンステークスの勝利という結果は、イン有利の馬場で終始外を回らされながらも差し切っており、着差以上に強い内容であった。

 

ただし、スタッドリーは、3勝クラスを勝ち上がるまでに4戦も要しており、いきなりのG2は敷居が高いようにも思える。

 

よって、アメリカジョッキークラブカップの予想においては、前走の勝ちっぷりを評価しつつも、スタッドリーに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

チャレンジカップ組

3着のエヒト(田中勝春)が出走登録している。

 

エヒト

チャレンジカップの3着という結果は、ソーヴァリアントは別格だったが、2着争いに加わったことは立派である。

 

ただし、中団のインで脚をためる展開に恵まれたことも確かである。

 

また、エヒトは、七夕賞を圧勝した実績もある。

 

よって、アメリカジョッキークラブカップの予想においては、エヒトにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、ハンデ、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)(2023年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

2022

1

1

キングオブコージ

6

3

横山典

2

14

マイネルファンロン

7

11

松岡正

3

9

ボッケリーニ

6

4

横山武

2021

1

9

アリストテレス

4

1

ルメ

2

4

ヴェルトライゼンデ

4

3

池添謙

3

8

ラストドラフト

5

6

三浦皇

2020

1

11

ブラストワンピース

5

1

川田将

2

10

ステイフーリッシュ

5

5

ルメ

3

2

ラストドラフト

4

4

マー

2019

1

8

シャケトラ

6

7

石橋脩

2

4

フィエールマン

4

1

ルメ

3

10

メートルダール

6

5

マー

2018

1

7

ダンビュライト

4

2

デム

2

3

ミッキースワロー

4

1

横山典

3

9

マイネルミラノ

8

8

柴田大

2017

1

8

タンタアレグリア

5

7

蛯名正

2

10

ゼーヴィント

4

1

戸崎圭

3

1

ミライヘノツバサ

4

3

内田博

2016

1

3

ディサイファ

7

2

武豊

2

11

スーパームーン

7

3

ルメ

3

7

ショウナンバッハ

5

7

戸崎圭

2015

1

12

クリールカイザー

6

4

田辺裕

2

14

ミトラ

7

7

柴山雄

3

9

エアソミュール

6

2

デム

2014

1

10

ヴェルデグリーン

6

2

田辺裕

2

2

サクラアルディート

6

11

ベリ

3

1

フェイムゲーム

4

6

北村宏

2013

1

3

ダノンバラード

5

3

ベリ

2

5

トランスワープ

8

5

大野拓

3

4

アドマイヤラクティ

5

2

内田博

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

ガイアフォース

4

菊花賞(G1)8

ユーバーレーベン

5

ジャパンC(G1)10

天皇賞・秋(G1)8

エピファニー

4

ノベンバーS(3勝クラス)1 

アリストテレス

6

有馬記念(G1)14

バビット

6

天皇賞・秋(G1)15

ノースブリッジ 

5

天皇賞・秋(G1)11

スタッドリー

5

オリオンS(3勝クラス) 1

 

マスターと椎名友希が『AJCC』の質問に答えます

 

Q1:中山芝2,200mの特徴

中山芝2,200mの特徴を教えてください。過去データを見ると、少頭数の年は外枠も来ていますが、多頭数の年は外枠があまり来てないようです。今年多頭数ならば外枠は割引いたほうがいいですか?

Q2:ガイアフォースの評価

菊花賞で1番人気8着のガイアフォースが出走予定です。スタートで出負けし最初かかっていました。内枠が良くなかったのか、距離が長かったのか、敗因はどう考えますか?度外視してもいい1戦でしょうか?

Q3:天皇賞・秋(G1)組の評価

天皇賞秋から10番人気8着のユーバーレーベン、11番人気11番ノースブリッジ、12番人気15着のバビットが出走予定です。バビットは逃げたパンサラッサから離れた2番手追走で脚が止まり、ノースブリッジは積極的に前に行きましたが最後は伸びませんでした。 ユーバーレーベンは後ろからの競馬で届かず、次走のジャパンCも後方から押して前に行きましたが、結局大外を回って届かず10着でした。オークス馬ですが中々展開がはまらない印象です。マスターは天皇賞秋組からはどの馬を評価しますか?

Q4:アリストテレスの評価

有馬記念で10番人気14着のアリストテレスについて。この時初ブリンカーでしたが、最初のコーナー辺りではかなりかかっていました。逃げることもありますが、有馬記念では後方からの競馬で、脚質もよく分かりません。菊花賞ではコントレイルと僅差で2着、2021年のアメリカJCCの覇者ですが、昨年の成績はさっぱりでした。今回のメンバーで巻き返す可能性はあるでしょうか?

Q5:エピファニーの評価

4連勝中の4歳馬エピファニーが出走予定です。前走のノベンバーSでは2番手追走から逃げた1番人気のノースザワールドを捉えて勝ち、前々走も2番手追走で外を回って勝ちました。デビュー戦ではライラックに負けて2着でしたが、ライラックはエリザベス女王杯で2着と好走しました。同世代の牡馬ではペジャールやゴーゴーユタカ相手に楽勝していますが、ガイアフォースに勝つのは難しいでしょうか?

Q6:スタッドリーの評価

オリオンS(3勝クラス)で3番人気1着のスタッドリーが出走予定です。2番人気のカーディナルが大逃げを打ったレースで、スタッドリーは後方の外目追走から直線追い込んで快勝でした。今回初の中山で、重賞初挑戦ですが、マスターの評価を教えてください。

Q7:一口馬主になってみたい

マスターのTwitterを見ていると、マスターが持っている馬の調子が良さそうです。エッグスラット、プライムレートが未勝利戦を勝って、ルコルセールも初オープン戦で4着でした。自分も一口馬主をしてみたいです。マスターと椎名さん何かアドバイスください。

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次回当選: 3/30 (土)AM11:00
この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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