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こんばんは!玉嶋です。
早速ですが、今週末の『安田記念』予想のポイント、番付について、玉嶋の見解をお届けします。
安田記念 番付(あいうえお順)
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横綱
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大関
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関脇
ウォーターリヒト
ガイアフォース
シックスペンス
ジャンタルマンタル
ジュンブロッサム
ソウルラッシュ
ブレイディヴェーグ
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小結以下
エコロヴァルツ
サクラトゥジュール
トロヴァトーレ
マッドクール
レッドモンレーヴ
ロングラン
ほか
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番付の意味
1ランク差
→枠順、トラックバイアス、展開次第では逆転可能。
2ランク差
→枠順、トラックバイアス、展開に恵まれても逆転困難。
秘密兵器
→過去のレースから、番付上位と互角に渡り合える可能性を秘めた馬。
※番付は、過去のレースにおける最大出力を評価する指標であり、この序列の通り決着することを示すものではありません。
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安田記念 個別分析対談
玉嶋亮
では、次は安田記念にいきましょう。まず、去年の暮れくらいからかな?マイル路線がかなり混沌としているというか、レベルが低いというか。。。それについてはどうでしょうか。
予想屋マスター
マイル路線は、なかなか新興勢力が出てこないよね。押し出される形で、ソングラインやシュネルマイスター、ナミュールあたりが活躍していたときには脇役だったソウルラッシュが押し出される形で主役になった格好。力は付けているんだけどね。
玉嶋亮
はい。これって、現5歳馬が牡馬も牝馬も全体的に低調で。。。例年だと、2000m前後の王道路線からこぼれ落ちる形で、マイル路線へ食指を伸ばす陣営が出てくるんですけど。去年はほとんどそれがなくて。だから、マイル路線の流動性が小さくなって、膠着状態になったと。
予想屋マスター
やっぱり、ピラミッドの頂点である王道路線が盛り上がってこないと、その下のマイル路線、スプリント路線も盛り上がってこないよね。
玉嶋亮
今年のマイル路線って、ソウルラッシュ、シックスぺンス、ジャンタルマンタル、アスコリピチェーノ、ブレイディヴェーグ、トロヴァトーレ、エルトンバローズ、ウォーターリヒト、ボンドガール、ジオグリフ、ジュンブロッサム、ウインマーベル、サクラトゥジュール。。。大混戦ですよね。
予想屋マスター
あれだよね。ドバイターフを勝ったソウルラッシュが間違いなくトップなのは良いんだけれども、ドバイターフを勝ったことで、過剰に人気なりそうじゃん。そう考えると、馬券的には面白くなりそうだよね。
玉嶋亮
ソウルラッシュは、そこまで傑出して強くはないし。しかも東京でしょう?適性とか言うと、そこへ全振りしにいく人が出てきちゃうので、あまり前面に出しては言いたくないんですけど。ソウルラッシュはあまり東京は得意じゃないじゃないですか?去年の安田記念も3着。ロマンチックウォリアーに粉砕されたと言って良い内容でしたし。去年の富士ステークスでも、格下のジュンブロッサムに敗れていますから。凄く不思議なんですけど、こういうときに適性って使うのが正しいんじゃないかな?と思いますね。でも何故か、人気の馬ほど、みんな適性には目を瞑りがち(笑)。
予想屋マスター
それは、買いたい馬の理由をこじつけるために適性とか右回り、左回りを言っているからというだけだよね(笑)。
玉嶋亮
去年の安田記念は、ロマンチックウォリアー(1着)がいてナミュール(2着)がいてみたいな感じで。今年は、ジャンタルマンタルに注目かな?多分、マトモなら一番強いと思うんですよ。皐月賞3着が、とにかく素晴らしい内容だった。あの走りだったら、敵う馬はいないんじゃないですか?
予想屋マスター
今年はあれか。ジャンタルマンタルとアスコリピチェーノの再戦になるかもね。NHKマイルカップのリターンマッチ。NHKマイルカップで不利があったアスコリピチェーノがどこまで迫れるかという点で、注目ですね。僕らが思っているように、ソウルラッシュはそこまで強くないし、シックスペンスも底が割れた感があるし。
玉嶋亮
はい、その通りです。
予想屋マスター
そうやって考えていくと、ジャンタルマンタル、アスコリピチェーノのこの2頭は、4歳世代が強かったら、この2頭で決まりそう。うん、そうね。この2頭っぽいよね。
玉嶋亮
あとは、ヴィクトリアマイル次第ですね。ボンドガールも出てくるし。
予想屋マスター
ここら辺で、まとめましょうか?ソウルラッシュは、確かにドバイターフを勝ったから一番人気になりそうだけど、でも国内の成績、確かに去年のマイルチャンピオンシップは強かった。でも、それ以前のパフォーマンスを考えると、決して傑出ではないじゃん。それを考えると、人気になり過ぎたらちょっと嫌だよね。だから、やっぱりジャンタルマンタル、アスコリピチェーノが強そうだよね。
※アスコリピチェーノは、対談後に陣営から回避の表明。
玉嶋亮
はい、そう思います。『改訂資料2025』でも書いたんですけど、マイル路線は膠着している期間が去年の初めから。結構長いんですよ。だから、この辺りで勢力図がガラリと変わっても良いかもなと。
―以下『改訂資料2025』抜粋―
次に、週中予想について、改めて触れておきたいと思います。『週中予想』って、一体何をするの?週中予想は、単に特別登録馬の分析をしているのではなく、『回顧の回顧』です。具体的に『回顧の回顧』とは何か?もう少し踏み込んで解説したいと思います。前項までに述べた通り、レースが終わったら、いつも通りのルーティンとして回顧をします。これが1回目。「え?回顧って、レースが終わってからやれば、それでおしまいじゃないの?」実は違います。例えば、2024年のマイル路線では、2023年のマイルチャンピオンシップで強い勝ち方をしたナミュール、セリフォス、ソウルラッシュらを安田記念のレース前に一旦は『大関』クラスとしました。しかしながら、安田記念で香港馬のロマンチックウォリアーに圧倒的な力を見せ付けられ敗れてしまいます。それ以外にも、富士ステークスではソウルラッシュがジュンブロッサムに後塵を拝する等、2023年の超ハイレベルだったマイル路線からすると、『大関』としては物足りないレースが続きました。そこで、マイルチャンピオンシップでは思い切ってテコ入れをして、番付を大きく見直しました。
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関脇
セリフォス
ソウルラッシュ
ナミュール
ブレイディヴェーグ
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小結
ウインマーベル(*)
エルトンバローズ
オオバンブルマイ
ジュンブロッサム
フィアスプライド
マテンロウスカイ
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(*):スプリント路線では『関脇』レベルも、相対的にレベルの高いマイル戦線で番付ワンランクダウン。
少々、思い切りましたが、2024年秋のマイルチャンピオンシップで、マイル路線のG1級を『大関』不在のメンバーレベルに見直しをかけたということです。『関脇』には、出走予定だったシックスペンス、直前の故障で引退の憂き目に遭ったマスクトディーヴァも入ります。全体のバランスを考えた時に、ナミュールも春の安田記念でソウルラッシュと僅差だったため、全体を見直してトップを『関脇』クラスに設定し、混沌とした戦国時代のマイル戦線を、番付を見直すことによって表現したということです。マイルチャンピオンシップを振り返ってみても、スプリント路線では強豪ではあるものの、2023年のマイル路線であれば通用しなかったであろうウインマーベルがマイルチャンピオンシップで早め先頭で堂々見せ場を作り3着、毎日王冠で3着だったエルトンバローズが、距離ロスを被りながら2着であった内容を考慮しても、2023年11月末時点でのマイル路線は『大関』不在が妥当と考えます。これが『回顧の回顧』です。例えば、ジャンタルマンタルがマイルチャンピオンシップに出てきませんでしたが、2025年の安田記念に出てきて快勝すれば、そのまま『大関』に収まる画があってもおかしくないと考えます。
次に、問題として出てくるのが、「じゃあ、その修正っていつやるの?」というハナシです。毎週毎週、レースが繰り返されますから、本来ならば、毎週『回顧の修正』をする必要があります。では、具体的な方法論としてどうするか?週中予想こそが『回顧の回顧』です。レース直後に一旦やった回顧であっても、そのレースに出ていたメンバーがその後どういう成績だったか等々を見直すことによって、回顧を修正する必要があるのは、先に書いた通りです。しかしながら、評価を見直すタイミングや理由がないと、なかなか見直しにいけません。そこで、『週中予想』のタイミングに補正をかけるということです。このタイミングで一旦立ち止まって、過去に行った回顧を改めて見直せるということです。ここまでやらないと、予想の精度・質は上げられません。予想屋マスターとは、予想の精度を極限まで上げるためには、『回顧の回顧こそが大事』というハナシをよくします。
―以上『改訂資料2025』抜粋―
玉嶋亮
ウォーターリヒトは。。。
続きは本編をご確認ください。
安田記念 本編はコチラ▼
※安田記念、宝塚記念の最終予想は、上記リンクの専用アカウントにて配信いたします。
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