TOP > 玉嶋亮の競馬予想コラム > 『新潟記念』展望・番付~玉嶋亮の競馬予想コラム Vol.62

『新潟記念』展望・番付~玉嶋亮の競馬予想コラム Vol.62

2023/09/05 更新

※こちらは玉嶋亮連載メルマガのバックナンバーです。メルマガ登録をすると最新の記事がメールで届きます。

 

こんばんは!玉嶋です。

 

早速ですが、今週末の『新潟記念』予想のポイント、番付について、玉嶋の見解をお届けします。

 

ーーー

 

●新潟記念 番付(あいうえお順)

 

ーーー

横綱

ーーー

大関

ーーー

関脇

ーーー

小結

サリエラ

プラダリア

マイネルウィルトス

ーーー

前頭以下

上記下記4頭以外

ーーー

秘密兵器

ノッキングポイント

ーーー

 

番付の意味

 

1ランク差

→枠順、トラックバイアス、展開次第では逆転可能。

 

2ランク差

→枠順、トラックバイアス、展開に恵まれても逆転困難。

 

秘密兵器

→過去のレースから、番付上位と互角に渡り合える可能性を秘めた馬。

 

※番付は、過去のレースにおける最大出力を評価する指標であり、この序列の通り決着することを示すものではありません。

ーーー

 

●TB本 新発売 ★告知★

 

週明けには、いよいよ『トラックバイアス』に特化した『TB本』を発売します。今回は、無料メルマガ会員様へ特別に『第1章』を今週、来週の2回に亘って配信します。

 

第1章 馬場読み 大事な理由

 

玉嶋亮

馬場が基本ということで、馬場に始まり馬場に終わるのが競馬。後は能力比較との双璧で、馬場読みができないと精度の高い能力比較はできません。馬場読みと能力比較が関わり、その両輪で回していかなければいけない。これは私が競馬予想を始めた駆け出しの時に、予想屋マスターを2010年前後に知って、この2つで回していけば「ああ、これで勝てるんだ」ということ、ここに注力して徹底的にやったということなんですけど、それに対してはどうですか?

マスター

基本的には『Q&A本』でも質問があったんだけど、馬場読みと能力比較でどっちが大事ですかって質問あったじゃないですか?あれを見た時に「いやいやどっちも分かってなきゃ、どっちもできないよって話にしかならなくて」。基本的には、まず能力比較ができているからトラックバイアスが分かる。逆に、トラックバイアスが分かったからこそ、馬場も能力もわかるってことで、鶏が先か卵が先かみたいな感じで。

玉嶋亮

そうですね。

 

マスター

両方できないといけないわけですよ。どっちが簡単ってわけでもないし、どっちもメチャメチャ難しいから。だからみんな、過去10年の傾向とかが大好きなのは、考えなくても誰がやっても同じように正しい予想ができた気になれる訳ですよ。例えば、トラックバイアスって、「今日のトラックバイアスはイン有利だよね」とか「内外フラットだよね」とか「外が伸びているね」って、意外とみんな自信を持って言えないと思う。そこがなかなか難しくて、『トラックバイアス』だの『能力分析』だの、みんな偉そうにTwitterとかで言っているけど、本当に理解して実践できている人って、多分全体の5%もいないんじゃない?と思ってるんだよね。どうでしょうか?

玉嶋亮

「全体の5%」というのは、その通りだと思います。結構、みんな「それは間違えたらアカン」というところでの間違えが多いし。今回は、トラックバイアスの入門編ということで。。。ファンのために少しハードルを下げてもいいですか?どちらかと言うと、能力比較の方が若干簡単なのかなと思います。というのは、私も全レース下級条件を予想しているわけではないので、馬場を読む時には、午前中から順番に下のクラス(例えば1勝クラス2勝クラス)から進んでいくじゃないですか。進んでいった時に、「じゃあ、このレースは内が有利なの?外が有利なの?内外フラットなの?」を見る時に、まず人気を見るんですよ。下級条件は自分で予想していないから、それしかできないと言う意味で。

マスター

あ、でもね。これは僕らがいつも言っているように、競馬がうまくなるためには予想をまずしましょうねっていうのが基本にあって、その予想をした時に「期待値が高い馬を見つけるためにオッズにぶつける」訳じゃないですか。それで意外と世論との乖離がある場合、つまり「オッズと能力序列の間に乖離がある」ってこと自体が実はあまりないよねってこと。玉嶋さんが言うように、『人気順≒能力順』というのは、実力が分からない中で言うと、ほとんどの場面で正しい判断です。だから、人気薄の馬が上位に来ている場合に「どういうコース取りか?」逆に「人気馬が飛んだ時のコース取りがどういうコース取りか?」を見るだけで、トラックバイアスの判断自体は大分上手くなると思います。

玉嶋亮

それについては、『競馬の教科書』でも言及しています。例えば単勝30倍以上付いている逃げ馬が、その日のレースで2〜3回連続で逃げ残って好走したら、明らかに「今日は内有利だな」と判断できます。

マスター

そう。だから、「人気薄の馬が内側を通って総じて好走している時は、やっぱりどう見ても内有利だよね」って話で。2023/7/1(土)中京も、やっぱり人気薄が好走しているのは総じて内側で脚を溜めていた馬なんですよ。もう1つは、ほとんどの人がトラックバイアスの話をする時に、意外とみんなトラックバイアスを正しく分析できていないなというのがあって。何を言いたいかというと、トラックバイアスでどこを通ったかって聞くと、みんな直線ばかりのことを言うのよ。

 

玉嶋亮

あー、それはそうかも。分かります。トラックバイアスで大事なのは、直線ではなく3,4コーナーの攻防です。

マスター

トラックバイアスの分析で大事なのは直線ではなく、コーナーワークなんですよ。特に一番のポイントは3,4コーナー。でも、道中ずっと内を回っていて直線だけ外に出して追い込んでくると、外も届いているんじゃないか?というハナシをほとんどの人がしたがるんだけど、「いやいや、コーナーで内側を通って直線で外に出しただけだよね?」っていうところが意外とみんな分かっていなくて。直線だけ外に出した場合と、コーナーワークで終始外を回っていた場合では距離のロスが全く違うって考えれば当然なんですが。あとは意外と多くの競馬ファンは、レースビデオを最初から見ていなくて直線だけ見しか見ていないというのもありますが。JRAの参照レースの動画が直線だけなので仕方ないところもありますが。あとは、トラックバイアスをマスターするポイントとしては、全馬の能力分析は難しいというハナシがあります。アマチュアの方々が朝の1Rからの能力分析をすることはほぼ不可能だし、プロの予想屋である僕くらいしかできないよね?ということ。自分で予想すると、大体は人気馬が強いということが分かりますが、一般の競馬ファンはそこまでできません。そこでトラックバイアスを理解する上に見るポイントは2つあります。1つ目は、ある程度人気は実力の1つのバロメーターでもあるから、人気のない馬がどこのコース取りを通ったか?人気馬が飛んだ時にどういうコース取りだったか?を判断基準としてトラックバイアスを判断しようねって、ということ。2つ目が、コース取りで最も大事なポイントは、実はコーナーワークだってことをみんな認識した方が良いよね、ということですね。

 

今週はここまで。。。第1章の後半(つづき)は、また来週に配信します。

 

※無料配信は、『第1章』のみ限定配信ですので、予めご了承ください。

 

ーーー

 

サリエラ 評価&新潟記念への適性

 

ツイート▼

https://twitter.com/keiba_tamashima/status/1696277632340672764?s=19

 

①新潟記念特有の傾向

まず、新潟記念の特徴として、直線で外ラチに馬が殺到する競馬であるため、今年もそうなる前提でこのコラムを書きます(実際はどうなるか分からないので、土日の競馬を各自分析してください)。そうなった場合には、夏新潟特有の横にバーっと隊列が広がっての差し比べではなく、外ラチを目掛けて少しでも良い進路を取ろうとする競馬になります。馬場が良い外を目指せば、ラチを定規にして真っ直ぐ走りやすくなるので、外へ行けば行くほど有利になる可能性が高いです。したがって、そうなった場合には、より良い進路を求める『椅子取りゲーム』のような様相になります。

 

②サリエラ 430kg(最軽量)

メンバーを見渡すと、サリエラは430kgの最軽量。進路取りでは、馬群を併せた激しい進路争いが展開されます。そうなった場合には、以下の引用ツイートの通り、馬体が小さい馬の方が相対的に不利です。関係なく、一気にドーンと抜けていけるだけの加速力で他馬を置き去りにしまえば、それは関係ありませんが。。。

 

ツイート▼

https://twitter.com/keiba_tamashima/status/1696399716802761069?s=19

 

③サリエラ 加速力

サリエラの加速力については、高くはありません。オープン入りしてからは、加速に手間取ってゴール前強襲がお決まりです。目黒記念の場合は、直線で外から被せられたというのもありますが。。。その前の2レースも入れて総合的に判断すると、私の結論は「加速力はどうなの?」となります。

 

※『加速力』については、競馬の教科書 第6章を確認してください。

 

④結論

以上①②③より、直線の長い新潟記念では、「サリエラにとってベスト」と楽観論ばかりが蔓延っていますが、上記で挙げたようなリスクもあるということです。

 

強いには強いですが、先週のナムラクレアのような『G1級』とまでは言えません。あくまでも番付で示す通り、有力候補の1頭であり『重賞級』。強いには強いですが、先週のナムラクレア(大関)ほど1頭だけ傑出している訳でもなく、拮抗状態でそれなりにリスクのある馬で単勝2倍台はどうなの?という感じがします。

 

やるやらないは本人の自由ですが、他の有力馬と比較して想定オッズほどの能力差はないので、思い切って『不的中上等』『L-H型』の大穴馬単、三連単に寄せてしまうのも、面白いかも知れないですね。ここから先は、枠順、オッズ、当日の馬場を見て、各自考えてみてください。

 

ーーー

 

以上を踏まえて、当日の枠順、馬場状態、オッズを確認して検討します。

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

【スペシャル特典】

9/3(日)夕方リリース予定の新刊『TB本』(税込1,000円)を購入後、レビューをした方全員(有料会員様限定)に全額キャッシュバックします。

 

有料予想 購入はこちら▼

http://www.keibariron.com/system

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

メルマガ作成者:

玉嶋亮

メルマガ発行人:

予想屋マスター事務局

 

玉嶋亮 公式HP 全6タイトル▼

\なぜプロプランに人数制限しているのか?/
抽選申込みはコチラ
次回当選: 5/4 (土)AM11:00
この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

Copyright©sucmedia Inc. All rights reserved.