報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)/中山/別定/2000m(右・芝)
今週は、フルゲート18頭に対して11頭の出走登録にとどまった
弥生賞(2019年)の予想について解説する。
弥生賞は、皐月賞のステップレースということもあり、数多くの名馬を輩出している。
同じ条件の京成杯を制したラストドラフト(ルメール)が1番人気となりそうだが、初対戦となる馬が殆どで混戦も予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、弥生賞の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
京成杯組
1着のラストドラフト(ルメール)が出走登録している。
ラストドラフト
京成杯の勝利という結果は、スローペースの2番手から押し切る展開に恵まれたものだが、2着のランフォザローゼスに1馬身以上の差をつけたことは立派である。
よって、弥生賞の予想においては、2戦2勝と能力的にも底を見せていないラストドラフトに人気であってもかなり高い評価を与えて当然である。
ホープフルステークス組
3着のニシノデイジー(勝浦正樹)・5着のブレイキングドーン(福永祐一)
の合計2頭が出走を予定している。
ニシノデイジー
ホープフルステークスの3着という結果は、スローペースで内で包まれて位置取りを下げた分だけ届かなかったものであり、脚を余していた。
なお、ニシノデイジーは、札幌2歳ステークス及び東京スポーツ杯2歳ステークスというレベルの高い重賞を2つ制しており、実績的には上である。
よって、弥生賞の予想においては、ニシノデイジーにもかなり高い評価を与えて当然である。
ブレイキングドーン
ホープフルステークスの5着という結果は、4コーナーで馬なりのまま一旦は先頭に立ったが、ゴール前で伸びを欠いてしまった。
よって、弥生賞の予想では、ブレイキングドーンがニシノデイジーを逆転するためには展開の助けが必要と判断すべきである。
セントポーリア賞組
1着のカントル(ミルコ・デムーロ)が出走登録している。
カントル
セントポーリア賞の勝利という結果は、先行2頭から離れた3番手を気分良く追走する展開に恵まれたものではあるが、着差以上に余裕があったことも確かである。
よって、弥生賞の予想では、ワグネリアンの弟で人気になることをも考慮すると、カントルに高い評価を与えるべきだが、過大評価は禁物である。
梅花賞組
1着のサトノラディウス(武豊)が出走を予定している。
サトノラディウス
梅花賞の勝利という結果は、弱いメンバー構成に恵まれたことは確かだが、スローペースを外から差し切ったことは立派である。
また、サトノラディウスは、葉牡丹賞で後の京成杯2着馬ランフォザローゼスと互角の競馬をしている。
よって、弥生賞の予想では、サトノラディウスにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
朝日杯フューチュリティステークス組
2着のクリノガウディーが出走登録している、
クリノガウディー
朝日杯フューチュリティステークスの2着という結果は、G1での2着と考えると立派である。
しかしながら、クリノガウディーは、1枠からの発走で好位のインを追走する展開に恵まれたことも確かである。
よって、弥生賞の予想では、クリノガウディーが好走するためには再度内枠を引いてロスのない競馬をするなど展開の助けが必要と判断すべきである。
以上、弥生賞に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
弥生賞(2019年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。