報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)/中山/別定/2000m(右・芝)
今週のメインレースは、第52回弥生賞である。
第52回弥生賞は、2015年のクラシック戦線を占う意味でも注目される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第52回弥生賞に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
ホープフルステークス組からは、1着のシャイニングレイ(川田将雅)及び2着のコメートが第52回弥生賞に出走する。
シャイニングレイのホープフルステークスの勝利という結果は、スローペースを先行する展開に恵まれたものの、2着に1馬身以上の差をつけており力の違いを見せつけた。
よって、第52回弥生賞の競馬予想においては、先行馬が少なくペースが落ち着きそうな点を考慮すると、シャイニングレイに人気ではあっても高い評価を与えるべきである。
一方、コメートのホープフルステークスの2着という結果は、インの3番手の絶好位を追走してのものであり、シャイニングレイとは着差以上の能力差があった。
よって、第52回弥生賞の競馬予想においては、 コメートに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
一方、朝日杯フューチュリティステークス組からは、3着のクラリティスカイ(岩田康誠)、6着のタガノエスプレッソ(菱田裕二)及び7着のブライトエンブレム(田辺裕信)が第52回弥生賞に出走する。
クラリティスカイの朝日杯フューチュリティステークスの3着という結果は、コーナーワークで外に振られてのものであり、着順以上に強い内容であった。
よって、第52回弥生賞の競馬予想においては、ホープフルステークス組と朝日杯フューチュリティステークス組とのレベル差によっては、クラリティスカイがホープフルステークス組を上回ってもおかしくないと判断すべきである。
一方、タガノエスプレッソ及びブライトエンブレムの朝日杯フューチュリティステークスの敗戦は、出遅れて外を回らされてのものであり、着順ほど悲観すべき内容ではない。
よって、第52回弥生賞の競馬予想においては、展開に恵まれさえすれば、タガノエスプレッソ及びブライトエンブレムも差のない競馬が可能と判断すべきである。
一方、京都2歳ステークス組からは、1着のベルラップ(ビュイック)が第52回弥生賞に出走する。
ベルラップの京都2歳ステークスの勝利という結果は、スローペースを先行する展開に恵まれたものであり、過大評価は禁物である。
よって、第52回弥生賞の競馬予想においては、ベルラップに重要勝ちの実績ほど高い評価は不要である。
一方、葉牡丹賞組からは、1着のトーセンバジル(戸崎圭太)が第52回弥生賞に出走する。
トーセンバジルの葉牡丹賞の勝利という結果は、中山コースの開幕週で最後方から差し切っており、時計的にもホープフルステークスを上回る強い内容であった。
よって、第52回弥生賞の競馬予想においては、差し・追い込みが有利な展開や馬場になるようであれば、トーセンバジルの差し切りまでありうると判断すべきである。
一方、東京スポーツ杯2歳ステークス組からは、サトノクラウン(福永祐一)が第52回弥生賞に出走する。
サトノクラウンの東京スポーツ杯2歳ステークスの勝利という結果は、1枠からの発走でコースロスのない競馬に恵まれたものと見ることもできるが、直線で馬群をこじ開けた勝負根性はさすがである。
よって、第52回弥生賞の競馬予想においては、2戦2勝で能力的に底を見せていないサトノクラウンにも高い評価を与えるべきである。
一方、シンザン記念組からは、1着のグアンチャーレ(武豊)が第52回弥生賞に出走する。
グアンチャーレのシンザン記念の勝利という結果は、 スローペースを外を回って差し切る強い内容であった。
よって、第52回弥生賞の競馬予想においては、急激なメンバー強化を考慮しても、差す競馬をマスターしたグアンチャーレに押さえ程度の評価は与えるべきである。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第52回弥生賞に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第52回弥生賞の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第52回弥生賞の予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。