報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)/中山/別定/2000m(右・芝)
今週のメインレースは、
皐月賞トライアルの第49回弥生賞(2012年)である。
第49回弥生賞(2012年)は最もクラシックに直結するレースであり、
今後のG1戦線を占う意味でも注目される。
そこで競馬理論の競馬予想は、第49回弥生賞(2012年)に出走する
有力各馬の能力を分析する。
京成杯組からは、
1着のベストディール(蛯名)及び4着のアーデント(田辺)が
第49回弥生賞(2012年)に出走する。
ベストディールの京成杯の勝利は、速い流れの外目をスムーズに折り合って差し切ったものであり、強い内容であった。
またベストディールは、
百日草特別でも着差以上に強い内容で勝利を納めており、
能力的にも底を見せていない。
よって、第49回弥生賞(2012年)、
ベストディールに高い評価を与えて当然である。
ただし、ベストディールは札幌2歳ステークスにおいて
4着に敗れていることからも分かるように、
現3歳牡馬世代で圧倒的な能力を秘めているわけでもない。
そのため、もし第49回弥生賞(2012年)、
ベストディールが過剰に人気になるようであれば、
絶対視すべきでないとも競馬理論の競馬予想では判断している。
一方、アーデントの京成杯の4着は、ベストディールにマークされる位置から差されてしまっており、レース内容としては力負けであった。
よって第49回弥生賞(2012年)、
アーデントがベストディールを逆転するためには
相当の展開の助けが必要である。
例えば開幕週のようなイン有利の馬場が続いた場合に、
アーデントが先行力を生かして好位のインを追走できるようであれば、
アーンデントとベストディールの差が詰まる可能性はあると
競馬理論の競馬予想では判断している。
過去に名馬を多数輩出した
出世レースのラジオNIKKEI杯2歳ステークス組からは、
1着のアダムスピーク(ルメール)及び4着のトリップ(岩田)が
第49回弥生賞(2012年)に出走する。
アダムスピークのラジオNIKKEI杯2歳ステークスの勝利は、スローペースのインの3番手を追走する展開に恵まれたものと見ることもできるが、この日の阪神は外差しがはまっているレースも多かったので、コースロスがなかったことを単純に恵まれたと見るべきではない。
また、ラジオNIKKEI杯2歳ステークス組は、
2着のゴールドシップが次走の共同通信杯を圧勝。
3着のグランデッツァが
札幌2歳ステークスでベストディールを破っているように、
レベルの高い一戦でもあった。
よって第49回弥生賞(2012年)、
アダムスピークにベストディールと互角又はそれ以上の高い評価を与えて当然と競馬理論の競馬予想では判断している。
トリップのラジオNIKKEI杯2歳ステークスの4着は、京都2歳ステークス勝ちが評価されて1番人気に推されたが、上位3頭に力負けといった内容であった。
しかしながら一方で、上位3頭が強すぎたことも確かである。
よって、第49回弥生賞(2012年)、
ラジオNIKKEI杯2歳ステークスよりもメンバーが弱化することを考えると、
トリップがアダムスピーク勝利時の2着争いに加わってもおかしくないと
競馬理論の競馬予想では判断している。
他方、寒竹賞組からは、
1着のメイショウカドマツ(中舘)及び2着のジョングルール(三浦)が
第49回弥生賞(2012年)に出走する。
メイショウカドマツの寒竹賞の勝利は、マイペースの逃げの展開に恵まれたものではあるが、2着のジョングルールに2馬身半もの差をつけており、単騎で逃げればしぶとい、ということを証明した。
よって、第49回弥生賞(2012年)、
中山記念でシルポートが2着に粘れるような
イン有利の馬場が続いてマイペースで逃げられようであれば、
メイショウカドマツの逃げ粘りには要注意と競馬理論の競馬予想では判断している。
ジョングルールの寒竹賞の2着は、スタートで出遅れてしまった上にメイショウカドマツのマイペースの逃げの展開にはまってしまったものであり、悲観すべき内容ではない。
またジョングルールは、
次走の500万下戦でミヤビアミュレットに快勝しており、
ミヤビアミュレットがホープフルステークスで
メイショウカドマツに大きく先着していることを考えると、
勝負付けが済んだと見るのは早計である。
よって第49回弥生賞(2012年)、
展開次第でジョングルールがメイショウカドマツを逆転してもおかしくないと
競馬理論の競馬予想では判断している。
福寿草特別組からは、1着のサイレントサタデー(小牧太)が
第49回弥生賞(2012年)に出走する。
サイレントサタデーは、2戦2勝と底を見せていない魅力がある。
しかしながら一方で、サイレントサタデーの福寿草特別の勝利は、1回京都の極端にイン有利な馬場をマイペースで逃げる展開に恵まれたものであり、過大評価は禁物である。
よって第49回弥生賞(2012年)、
2戦2勝と能力的に底を見せていない点に敬意を表しつつも、
サイレントサタデーを過信すべきでない。
ただし、イン有利の馬場をマイペースで逃げる展開になるようであれば、
サイレントサタデーの評価を上げるべきとも競馬理論の競馬予想では判断している。
2歳チャンピオン決定戦の朝日杯フューチュリティステークス組からは、
7着のクラレント(小牧太)が第49回弥生賞(2012年)に出走する。
クラレントの朝日杯フューチュリティステークスの7着は、レースの流れに乗れなかったものであり、度外視可能である。
クラレントは、デイリー杯2歳ステークス勝ちの実績で人気になるのだが、
デイリー杯2歳ステークスの勝利は、
イン有利の馬場を1枠からコースロスのない競馬をさせた小牧騎手の好騎乗に恵まれたものでもある。
よって第49回弥生賞(2012年)、
デイリー杯2歳ステークスの勝利だけで人気になるクラレントに
高い評価は不要と競馬理論の競馬予想では判断している。
共同通信杯組からは、5着のコスモオオゾラ(柴田大)が
第49回弥生賞(2012年)に出走する。
コスモオオゾラの共同通信杯の5着は、イン有利の馬場で外を回らされたにしてもスローで先行しての敗戦で残念な内容であった。
よって、更に激しい競争が予想される
第49回弥生賞(2012年)、
コスモオオゾラにも高い評価は不要と競馬理論の競馬予想では判断している。
一方あすなろ賞からは、1着のエキストラエンド(中舘)が
第49回弥生賞(2012年)に出走する。
エキストラエンドのあすなろ賞の勝利は、
2着のエーシングルーオンに2馬身近い差をつける快勝であったが、
好位のインを追走する展開と弱いメンバー構成に恵まれたことも確かである。
よって、第49回弥生賞(2012年)、
エキストラエンドに押さえ程度の評価を与えれば十分と
競馬理論の競馬予想では判断している。
以上のように、競馬理論の競馬予想は、
第49回弥生賞(2012年)に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、
枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
第49回弥生賞(2012年)の最終的な予想を決断する。
競馬理論の競馬予想のファンの方は、第49回弥生賞(2012年)の予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。