農林水産省賞典 安田記念(GⅠ)/東京/定量/1600m(左・芝)
今週のメインレースは、第66回安田記念である。
第66回安田記念は、2015年の年度代表馬モーリスが出走するということもあり、例年以上に注目を集める。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第66回安田記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
京王杯スプリングカップ組からは、1着のサトノアラジン(川田将雅)及び3着のロサギガンティア(デムーロ)が第66回安田記念に出走する。
サトノアラジンの京王杯スプリングカップの勝利という結果は、スローペースを差し切る着差以上に強い内容であった。
よって、第66回安田記念の競馬予想においては、メンバー強化を考慮しても、サトノアラジンにそれなりの高い評価を与えて当然である。
ロサギガンティアは、京王杯スプリングカップの見所のない内容から、第66回安田記念の競馬予想において高い評価は不要である。
東京新聞杯組からは、4着のダノンプラチナ(横山典弘)が第66回安田記念に出走する。
ダノンプラチナの東京新聞杯の4着という結果は、先行馬が上位を独占する中で唯一後方から掲示板を確保したものであり、着順ほど悲観すべき内容ではない。
よって、第66回安田記念の競馬予想においては、富士ステークスでサトノアラジンを差し切った実績を評価すると、ダノンプラチナにもサトノアラジンと互角程度の評価は与えるべきである。
マイラーズカップ組からは、2着のダノンシャーク(岩田康誠)、3着のクラレント(小牧太)、4着のフィエロ及び14着のレッドアリオン(川須)が第66回安田記念に出走する。
ダノンシャーク及びクラレントのマイラーズカップの好走は、イン有利の馬場においてロスのないコース取りに恵まれたものであって、レース内容としては着順ほどの価値はない。
よって、第66回安田記念の競馬予想においては、ダノンシャーク及びクラレントに高い評価は不要である。
フィエロのマイラーズカップの4着という結果は、外を回りすぎて脚をあましたものであり、レース内容としては一番であった。
よって、第66回安田記念の競馬予想においては、フィエロにマイラーズカップ組で一番の評価を与えるべきである。
レッドアリオンは、マイラーズカップの見所のない内容を見る限り、第66回安田記念の競馬予想において高い評価は不要である。
大阪杯組からは、5着のイスラボニータ(蛯名正義)が第66回安田記念に出走する。
イスラボニータの大阪杯の5着という結果は、最強メンバー相手であったことを考えると、悲観すべき内容ではない。
よって、第66回安田記念の競馬予想においては、イスラボニータにも高い評価を与えるべきである。
海外のG1帰りとしては、モーリス(ベリー)及びリアルスティール(福永祐一)が第66回安田記念に出走する。
モーリスは、
チャンピオンズマイルを圧勝しただけでなく、7連勝中でマイル戦線では敵なしである。
よって、第66回安田記念の競馬予想においては、モーリスに本命級の高評価を与えて当然である。
リアルスティールは、ドバイターフで初のG1制覇となったが、クラシック戦線で常に上位争いをしてきた実績がある。
よって、第66回安田記念の競馬予想においては、マイル戦線よりもかなりレベルの高い中長距離戦線の一線級だったリアルスティールにも本命級の高い評価を与えるべきである。
外国馬としては、コンテントメントが第66回安田記念に出走する。
コンテントメントは、地元の香港でモーリスに完敗している。
よって、第66回安田記念の競馬予想においては、コンテントメントに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第66回安田記念に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第66回安田記念の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第66回安田記念の予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。