ヴィクトリアマイル(GⅠ)/東京/定量/1600m(右・芝)
今週のメインレースは、第10回ヴィクトリアマイルである。
第10回ヴィクトリアマイルは、中心馬不在の混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第10回ヴィクトリアマイルに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
中山記念組からは、1着のヌーヴォレコルト(岩田康誠)が第10回ヴィクトリアマイルに出走する。
ヌーヴォレコルトの中山記念の勝利という結果は、牡馬の一線級を破ったことは立派だが、スローペースの好位のインを追走する絶好の展開に恵まれたものである。
よって、第10回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、牝馬相手では実績断然のヌーヴォレコルトに高い評価を与えて当然だが、いつもロスのない競馬に恵まれている感もあるので外枠ならば過信は禁物とも判断している。
一方、阪神牝馬ステークス組からは、1着のカフェブリリアント(福永祐一)、2着のベルルミエール(川島信二)、4着のスマートレイアー(武豊)、6着のレッドリヴェール(ルメール)、8着のダンスアミーガ、11着のハナズゴール(丸田恭介)及び13着のメイショウマンボ(武幸四郎)が第10回ヴィクトリアマイルに出走する。
カフェブリリアントの阪神牝馬ステークスの勝利という結果は、スローペースを好位で追走する展開に恵まれたものではあるが、3連勝と充実著しいことも確かである。
よって、第10回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、絶好調のカフェブリリアントにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
一方、ベルルミエールの阪神牝馬ステークスの2着という結果は、スローペースの2番手を追走する展開に恵まれたものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。
よって、第10回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、東京のマイル戦であることを考慮すると、ベルルミエールに高い評価は不要である。
一方、スマートレイアー及びレッドリヴェールの阪神牝馬ステークスのレース結果は、スローペースで脚を余してしまったものであり、悲観すべき内容ではない。
よって、第10回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、外の差しが届く展開や馬場の場合にはスマートレイアー及びレッドリヴェールの巻き返しに注意を払うべきである。
一方、ダンスアミーガ、ハナズゴール及びメイショウマンボは、阪神牝馬ステークスの見所のないレース内容を見る限り、第10回ヴィクトリアマイルの競馬予想において高い評価は不要である。
一方、福島牝馬ステークス組からは、1着のスイートサルサ(田中勝春)、5着のミナレット、6着のアルマディヴァン(勝浦正樹)、7着のパワースポット(横山典弘)、9着のウエスタンメルシー(内田博幸)及び13着のグレイスフラワー(柴田善臣)が第10回ヴィクトリアマイルに出走する。
スイートサルサの福島牝馬ステークスの勝利という結果は、
先行馬有利の福島の馬場を差し切ったことは立派だが、弱いメンバー構成に恵まれたことも確かである。
よって、第10回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、急激なメンバー強化を考えると、スイートサルサに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
一方、ミナレット、アルマディヴァン、パワースポット、ウエスタンメルシー及びグレイスフラワーは、福島牝馬ステークスの見所のないレース内容を見る限り、第10回ヴィクトリアマイルの競馬予想において高い評価は不要である。
一方、大阪杯組からは、9着のショウナンパンドラ(浜中俊)が第10回ヴィクトリアマイルに出走する。
ショウナンパンドラの大阪杯の9着という結果は、強いメンバーと道悪を考慮すれば度外視可能である。
すると、ショウナンパンドラは、ヌーヴォレコルトを破っての秋華賞勝ちの実績がある。
ただし、ショウナンパンドラの秋華賞の勝利という結果は、終始ロスのない最高の展開に恵まれたものであり、レース内容としてはヌーヴォレコルトの方が上である。
よって、第10回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、ショウナンパンドラに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
一方、中山牝馬ステークス組からは、1着のバウンスシャッセ(北村宏司)が第10回ヴィクトリアマイルに出走する。
バウンスシャッセの中山牝馬ステークスの勝利という結果は、外が伸びる馬場と前潰れの展開に恵まれたものである。
よって、第10回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、バウンスシャッセにも押さえ程度の評価を与えれば十分である。
一方、京都牝馬ステークス組からは、1着のケイアイエレガント(吉田豊)が第10回ヴィクトリアマイルに出走する。
ケイアイエレガントの京都牝馬ステークスの勝利という結果は、イン有利の馬場での逃げ切りであり、レース内容としての価値は低い。
よって、第10回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、ケイアイエレガントに高い評価は不要である。
一方、高松宮記念組からは、13着のストレイトガール(戸崎圭太)が第10回ヴィクトリアマイルに出走する。
ストレイトガールの高松宮記念の13着という結果は、外を回らされすぎたものであり、度外視可能である。
よって、第10回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、ストレイトガールが去年のように内枠を引いて好位のインを追走できれば好走可能だが、外を回らされるようであれば高い評価は不要と判断すべきである。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第10回ヴィクトリアマイルに出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などを加味して、第10回ヴィクトリアマイルの最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第10回ヴィクトリアマイルの予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。